怖い話で眠れなくする！！コミュの日焼けあと

勝手にトピックすいません

僕は、接客業の仕事柄
よく怖い話を聞きます

今回は、そのひとつを。

よく見えるというAさんの、お話し。

家族や兄弟夫婦達と
8月になると
必ず京都の北にある海に行くのが
毎年の恒例行事。

毎年、お母さんや奥様達の女性陣が
あれや、これや、と吟味して
泊まるホテルや旅館を早くから決めてたのですが

その年に限って
宿泊先を予約するのを
みんながすっかり忘れていました。

でも、毎年の恒例行事。
なんとか
行楽シーズンなのにギリギリで
古びた民宿を素泊まりで予約するコトが出来ました。

京都市内から府北部の海へは
車で2～3時間

朝方に出ると午前中には余裕で着きます。

民宿の前の駐車場に車を入れた瞬間

悪寒が走ります

午前中に着いて
かんかん照りの夏なのに
木造の民宿が真っ赤なモヤがかかってるように見え
さらに、真っ赤に見える建物は透けていて
透けた建物の奥に

着物を着た女性

が、こちらを睨んでいる

のが、見えました。

思わず「うわっ！！」と言ってしまい
悪寒からか青白い顔をしてるAさんを

霊感があると知っている家族は
とても心配し
「なんかいた？！」
と、聞いたのですが
楽しい旅行の雰囲気の手前
「何もないよ！」と話しをはぐらかしました。

建物に入ると
悪寒や嫌悪感が半端ないのですが
「ここでは、寝るだけ…ガマン…」
とAさんは、はしゃぐ子供達や家族の手前
気丈を振舞っていました。

荷物を置いたり、お茶を頂いたり
みんながしてる間に

透けて見えたのは…と
こっそり、建物の裏側へ1人行くと
庭があって、塀があって…

ここの先だな…と庭に降りて
置いてあった木箱を台にして、塀から外を見ると

墓地

でした…
「あぁ…これか…」と
妙に納得し、悪寒と嫌悪感を引きずったまま部屋に戻り
みんなと海に行くことにしました。

民宿を出ると少し気分はマシになったものの
何か身体は重い…
しかし、海で、子供達と夕方まで楽しみ
地元の料理屋さんで夕食をとり
疲れきって民宿に戻りました。

民宿に戻ると、相変わらずの悪寒と嫌悪感…
すると気を失うように寝てしまいました

その夜は覚えてないのですが

家族いわく

うなされ続けていて
高熱が出ていた、と。

そんなコトもあって
2泊の予定を家族が切り上げてくれて
次の日の朝、帰りました。

家に着くと、さっきまでの高熱が嘘のように元気でした

翌日

自分を含め家族全員が日焼け顔。

夜、風呂に入ると

「お父さん、背中だけ、日焼けしてないねー」

と子供が言います

いやいや、朝、鏡で顔を見た時も
いま、腕を見ても真っ黒。

だって海水パンツだけで
子供達と遊んでいたから

背中だけ焼けてないわけないじゃない、と…

しかし、鏡を見ると…

確かに背中だけ
いつもの色白の自分の肌の色
…
でも、よくよく見ると背中だけではありませんでした

両肩から胸まで
V字型に焼けてない跡が…

背中と、肩から胸への、このV字型…

まるで

誰かを、背負っていたので
焼けなかったような跡…

あぁ身体が重たかったのは、これか…
あの着物の女の人背負ってたんだな…

と妙に納得したそうです。

あまり、オチが無くてすいません。

Aさんは、家には付いて来なくて良かったー！！
と、最後に話され帰ってかれました。

また、時間があったら
いろいろありますで書かせて貰います。
雑文すいませんでした。