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mixi − 詩人同盟コミュのテーマ◆太陽◆

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「太陽」を題材にした作品を投稿してください。

行数、形態、写真添付も自由です。
過去の作品でもOKです。
太陽を連想させる作品なら文中に「太陽」と言う字が無くてもOK
勿論オリジナルで御願いします。

作者の励みになると思いますので
詩を読んだ方からの感想もお待ちしています!

コメント(13)

夕暮れ 

窓辺に立つあなた

黄金色の陽が射し込み

あなたのしなやかな身体にとけ込む
 
美しい影が長く長く伸び

私と重なりひとつになった

その瞬間 目を閉じて 
           くちづけ
愛おしい貴方の影に接吻をした
【ひかり】

ひかりを得て
わたしたちの世界は豊穣になったのかな

ひかりの無い世界は
今ではもう、想像もつかないけれど


森にあるものを木と土にわける様に
死を見付けて生命を世界と分かつように
わたしたちは ひかりを見付けてしまった

もう、戻れない。
手を伸ばせば
焼け付くようなその熱に
人は 憧れと
   畏れを抱いて
近づく事は間々ならない
 
だからこそ 焦がれた
【ひかり】

あかるい ひかり で
やかれてしんだ こいぬ

やさしい あめふり で
おぼれてしんだ こねこ

かぜがふけば かぜに
ゆきがふれば ゆきに

ころされてゆくいのち

つみ と ばつ
そんなものは うそ

うそ
「もうひとつのお日様」

お日様 今日も僕を照らしてくれてありがとう

今日も僕生きている


今まで僕にはお日様は二つだったんだ

ひとつは毎朝僕を照らして

元気にしてくれる本当のお日様

もうひとつは

僕の大好きだった女の子

僕のもうひとつのお日様だった

だけどこのもうひとつのお日様は

自分はいっぱいの光を放っているけれど

僕を照らしてはくれなかった

僕は彼女の放ついっぱいの光を

ただ見つめるばかりだった

彼女はこちらを向いて

ほほえんではくれなかった


お日様 今日もありがとう

僕がんばるよ

あなたに負けない

もうひとつのお日様

ほんとうのもうひとつのお日様を見つけられるように

私はあなたに抱かれて死にたいのだ

私はとても汚いから

私はとても醜いから

だけどあなたは優しいから

だけどあなたは正しいから

あなたは私を許すだろう

私はそれに耐えられない

太陽のような熱さと眩しさに

私はきっと耐えられない

それでも私は触れるだろう

あなたに溶かしてもらいたくて

あなたに壊してもらいたくて

私は汚いから

最後に夢を見たいほど醜いから

だから

私はあなたに抱かれて死にたいのだ
           朝陽の中で

       



いつもの通学電車



2両目の端の4人がけの席



いつも一人で乗り込んだ



右手の窓から朝日が差し込んで



身体中を包み込む



そんな瞬間が好きだった



午前6時の始発電車は



いつも数人の乗客が



静かに目的地を目指していた



いつの頃からかひとつ前の駅から



君は乗り込んできて僕の向かいに座っていた



やがて僕たちはそれぞれのカバンを



前の席において二人並んで腰掛けた



窓際に座る君の横顔を朝日が照らして



全身を包み込む風景を見ることが



僕の唯一の楽しみとなった



とりとめのない会話にいつも君は



優しく微笑んで頷いていたけれど



僕は君の首筋の産毛が金色に輝くのを見て



美しいと感動していた



朝食を食べない僕に小さなおむすびや



サンドウィッチを作ってきてくれたけど



それさえも二人で分け合って食べるひと時に



幸せを感じていたんだよ



いつまでも続くことはないと思えたから



そんな二人の秘めやかな行為を



心に刻み込んでいた



あの頃

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