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ラジオ深夜便コミュのないとエッセー

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どっかのすごい人が訥々と深夜一人で語る「ないとエッセー」の話題を。

コメント(1)

11月28日放送の「海亀にロマンを求めて〜太平洋2万キロの旅」。
ハマッテしまい何回か聴いてしまいました。
8月に4回にわたって放送されたものを1回分にまとめた編集版とのこと。本放送分は聞き逃しており、非常に残念です。

語り手=亀崎直樹さんは、日本ウミガメ協議会会長だそう。
「亀崎」さんというお名前で亀の研究家というのはすごいですが、偶然だそうです。(むしろ子供の頃は「泥亀」とからかわれ、亀に対する印象は悪かったとのこと)

まず、彼の低音の訥々とした語り口がいい。
縁あって亀の研究をし、恐らく亀を愛しているとは思うのですが、あくまで科学者なので、ちょっと突き放したような、冷静なニュアンスで語ります。その冷静さ故にお話はどこかユーモラス。

彼の話の面白かった部分を箇条書きすると…
・1億年前くらいに海亀は大繁栄。化石を含めると200種程いたと思われる。現在残っているのは7種。海亀=絶滅の危機とよく言われるが、今生き残っている7種は図太く生き残ってきたとも言える。

・日本近海で見れる主な海亀はアカウミガメ、アオウミガメ、タイマイ。

・アカウミガメのは肉食(貝、ヤドカリ、ホヤの仲間)。アオウミガメの食性は海草類。タイマイは珊瑚礁にいる海綿ばかり食べている。「食い分け」をしている。

・海亀の頭は、脳みそというより、下顎を閉める筋肉が詰まっている。

・亀研究のきっかけは、水族館飼育員時代、亀の卵をふ化させたのがきっかけ。アカウミガメの卵だったはずなのに、育ってきた赤ちゃんがタイマイに似てきてしまった。「アカウミガメとタイマイの雑種ではないか」と考え、論文発表。反響は「ボロクソ」。曰く「同所的にいる二種の動物が頻繁に交雑していたら種がなくなるではないか」

・雑種説を証明するべく調べると、アカウミガメとタイマイは形は違うが、染色体の数も形が一緒。「別種の動物のくせに非常によく似ている」
フィールドワークからも雑種と思われるものを複数発見する。

・海亀の形態上の特徴。「こんなに形に変化がない動物はないんではないか」
世界中の海亀の頭蓋骨を計測比較しても、太平洋、大西洋、インド洋、どこでもほとんど違いがない。環境適応の結果、変化するのが通常だが、海亀にはそれがない。
(↑私自身もお話の中でこれが一番気になりました)

・海亀のせいは卵の置かれた環境の温度に依存する。卵は29度より暖かいと主にメスが、それ以下だとオスが生まれる。
本州と沖縄、沖縄の砂は白く、光の反射率が高いので地中の温度が上がりにくく、実はオスが多い。本州は逆にメスが多い。

・日本の海岸で生まれた子亀達は黒潮にのってメキシコ西岸等に行っているらしい。遺伝子を調べて判明。

・メキシコ沖の亀はある程度成長した後、日本まで帰ってくるらしい。衛星追跡で判明。「信じられないぐらい(正確に)日本に方向を向けて」帰ってくる。

以上です。


私がもっと知りたかった点としては、「形態が変化しない理由」「形態が変化しない仕組み」「交雑した海亀は繁殖能力があるのか否か」辺りでしょうか。


日本ウミガメ協議会
http://www4.osk.3web.ne.jp/~umigame/

アオウミガメ追跡プロジェクト - インタビュー - 環境goo
http://eco.goo.ne.jp/business/csr/ecologue/wave07.html

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