幕末に関するコミュ(^O^)コミュの龍馬暗殺の謎?

床の間にあった掛け軸、猫の絵が描かれた屏風に飛び散った血。

龍馬は慎太郎とともに襲われました。

龍馬はほぼ即死。慎太郎は二日後。藤吉は次の日に死亡しました。

さて、ここから目撃者の証言が食い違ってゆくのです。

真実を語る前に守らなくてはならないものがあるとしたら…人は容易に虚言を吐けるのではないでしょうか。
食い違う証言…多くの謎。定説となっているものから、様々な説も追ってみたいと思います。

階段の上からは藤吉の唸り声…
奥の間に倒れた龍馬。
見慣れぬ鞘が一本落ちていました。
そして、慎太郎は物干し場から隣家の屋根にかけてのあたりで倒れていたと言います。

峰吉、新助たちは慎太郎を担ぎ込みました。

一番にいたのは島田庄作。土佐藩邸の元足軽で下横目をしている。

土佐藩邸から河村盈進と曽根慎八郎が駆けつけ、河村が慎太郎の手当てをし、続いて谷干城、毛利恭助が駆けつけました。

その後峰吉が陸援隊詰所に知らせにゆき、田中光顕は途中の薩摩藩邸に立ち寄り吉井友実に事態を知らせて駆けつけました。

田中光顕が慎太郎から様子を聞いたのです。

突然、二人の男が二階へ駆け上がってきて斬り掛かった。
慎太郎は短刀で受けたが、手もとに刀がなかったから不覚を取った………。

慎太郎については、下記の手記が残っています。
「中岡先生は頻に咽喉が渇くと云て湯水を欲しがる。併しながら湯水を与へては悪いであらうと、加減をして居る内に、焼飯が食べたいと言はれたので、これをあげますと、其一つを食べて仕舞はれた」

龍馬は非武力討幕を目指し、慎太郎は武力討幕を目指していました。武力討幕を目指していた長州や薩摩が黒幕ならば龍馬を暗殺する理由がある…

非武力討幕を目指していた組織が黒幕なら慎太郎を暗殺する理由が出てくるのです。

しかし、十一月十五日では、大政奉還の勅許は下りていたから、慎太郎を暗殺する必然性はなかったと言えます。

暗殺シーン再現でも、慎太郎に関するくだりは出てこないのですが、陸援隊を率いて京都で注目され、龍馬以上に要注意人物であった慎太郎に言及した証言が思いの他少ないのです……

龍馬が近江屋にいることは何人かに目撃されていましたから、龍馬の居場所を知っていた者は多かったのではないでしょうか。

伊東甲子太郎は当日龍馬を訪ね、龍馬と慎太郎に身辺の警戒をするよう忠告したと、言いますが、これは西村兼文の勘違いによる記述で、阿部十郎の十月十八日、月真院に来た龍馬に忠告したとゆうのが、信憑性があるそうです。

実行犯の一番にあげられたのは新撰組でした。
新撰組は佐幕中の佐幕。
討幕派とは真っ向から対立するために語らずとも動機はあったのです。

慎太郎が新撰組ではないかと、言ったことといくつかの物的証拠。

新撰組、近藤勇は暗殺直後、幕閣永井水正から取り調べを受けています。

もちろん否認（｀´）

証拠１「こなくそ」から刺客は伊予出身とされ、伊予出身の原田左之助が疑われたのです。

証拠２下駄
これは虚言が含まれ、新撰組に貸した下駄は存在しなかったとゆうのが正しいようです。

証拠３鞘
伊東甲子太郎が原田のものだと言ったと田中光顕が証言。
土佐藩の毛利と薩摩藩の中村半次郎が高台寺党の残党から証言を得たと谷が書き残しています。

新撰組と刃傷沙汰は切っても切れないものだったと言えます。
すんなりと受け入れられてしまいました。

流山で捕らえられた近藤勇が、谷から拷問をかけられ、龍馬暗殺を自供するように責められた話も残っています。

刺客は顔を隠していたと言います。
そんな刺客が身元が割れそうなものを現場に残してくるでしょうか…

新撰組なら堂々と抹殺するはずです。

しかし、噂は消えず明治維新を迎えることになったのです。

コメント(3)

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[1] mixiユーザー 02月17日 16:44

たづぬべき　ひともあらしのはげしくて　ちるなはのみぞ　おどろかれぬる

服部三郎が龍馬を悼んだ句です。

龍馬の葬儀は十八日に行われました。
近江屋から三つの柩が霊山に向かいました。付き従うのは海援隊、陸援隊、在京諸藩の者、それを見守る群衆。

近江屋の新助が葬儀を出したのです。

土佐藩、寺村左膳の日記には、脱藩の罪は許されたことになってはいるが、脱藩者は脱藩者で、土佐藩とは関係ない。と、ゆう内容でした。

龍馬は土佐藩邸には入れなかった。かといって薩摩藩邸に入る訳にもいかず、｢もし刺客に襲われたら、近江屋で一戦する。
死んだら骨くらいは土佐藩で引き取ってくれるだろう。｣と、望月清平に手紙を書いていました。

しかし、土佐藩は龍馬の骨を拾うどころか葬儀すら出さなかった。

土佐藩は龍馬の死にも、死後までも冷たかったのです。

龍馬暗殺事件は戊辰戦争後に思わぬ展開を見せることとなるのですが、ここで少し、龍馬暗殺時の資料を調べてみました。

土佐藩寺村左膳の龍馬暗殺当日の日記には、六月に建白の承諾を得るため料亭吉田屋で西郷、小松、大久保と面談し、帰国が暗殺の三日前。芝居見物の帰り道に駆けつけた家来から事件を知らされた。と、あります。
後日の手記では、龍馬は即死、慎太郎と家来は深手。犯人は不明だか聞いたところによれば新撰組。と、書いています。

尾張藩雑記では、事件現場の遺留品、刀の鞘と下駄を伝えてあり、下駄は中村屋となっています。

鳥取藩の記録にも刀の鞘と下駄。一足は中村屋、もう一足はカイカイ堂となっています。

近江屋新助が新撰組が借りたとゆう瓢亭の下駄をつきとめたとされていますが、その下駄は存在していなかったのです。

薩摩藩士大久保利通は暗殺事件当日に入京。岩倉に事件を知らせる書簡を出しています。犯人については言及していなかったようです。

海援隊中島信行はニ十一日に長崎から神戸に帰着して事件を知ったとあります。

海援隊千屋寅之助は、大坂で知り、長岡謙吉らと京都に急行しています。

勝海舟は十二月の日記に、松平信敏から龍馬暗殺は京都見廻組佐々木、今井の犯行で榎本道章が命令を下した可能性があると聞いたことを書いています。

龍馬の死後、海援隊が幕府側に送った密書。
「才谷殺害人姓名迄相分り…」海援隊は新撰組を犯人だとしていました。

肥後藩国事史料
「坂本を害候も薩人なるべく候事」

[3] mixiユーザー 02月17日 23:47

ドラたま(´▽`)書き込みありまと～