私たち在日コリアンの若い世代は、傍目には日本人と見分けがつきません。
日本に渡ってきた祖父母の世代は、話す言葉や話し方ではなく「風貌」や「立ち居ぶるまい」、「食事の仕方」などですぐにコリアンだと分かりました。
外見で見分けがつかなくなったことが、僕たちの世代に何をもたらしているか。
その大きな一つは、在日コリアン同士の出会いが、一部の人々をのぞき非常に難しくなっていることだと思います。
道端ですれ違い、同胞だなと気づいて「オデソオショッソヨ？（どこからいらしたのですか）」などとはならないのが普通です。
同胞の少ない地域で、通名で暮らしている場合はなおさらのことだろうし、それは仕方のないことでしょう。
同じ境遇の仲間がいなければ、悩みを共有することは出来ません。いや、その前に自分が抱えている悩みや葛藤が、在日コリアン固有のものであることを自覚することすら難しい。
もちろん悩みや葛藤だけではなく、民族的な矜持や喜びにおいても、はたまた父や母、祖父母に対する想いや、日常の生活習慣、チェサ（祭祀、法事）などについても、よく似た境遇の同胞と気持ちや考えを分かち合えないのは残念なことです。
共感できる同胞や仲間が身近にいるのといないのとでは
「支えられて生きている」感は
大きく違うと思います。
在日コリアンはマイノリティですが、お互いにコリアンであることを表明しあわなければ、同胞（仲間）と出会えないという意味で
「連帯が難しいマイノリティ」
あるいは
「自然に出会うチャンスが極端に少ないマイノリティ」といっていいでしょう。
在日コリアンは、無意識のうちに寂しさや孤独を身体に内包しているんじゃないかと思います。
そのような状況で、自分は「在日コリアン」であると気後れせずに言える場（マダン）、そして在日コリアン同士が共感できる空間の存在が、リアルであれネットであれ、非常に大事だと私は思います。
ながなが書きましたが、このトピックでは、
「私はコリアンとこんな出会いをしましたよ！」というのを話しあいませんか？
何か特別な出会いとかではなく、日常のことなども気軽に話し合いましょう。
日本に渡ってきた祖父母の世代は、話す言葉や話し方ではなく「風貌」や「立ち居ぶるまい」、「食事の仕方」などですぐにコリアンだと分かりました。
外見で見分けがつかなくなったことが、僕たちの世代に何をもたらしているか。
その大きな一つは、在日コリアン同士の出会いが、一部の人々をのぞき非常に難しくなっていることだと思います。
道端ですれ違い、同胞だなと気づいて「オデソオショッソヨ？（どこからいらしたのですか）」などとはならないのが普通です。
同胞の少ない地域で、通名で暮らしている場合はなおさらのことだろうし、それは仕方のないことでしょう。
同じ境遇の仲間がいなければ、悩みを共有することは出来ません。いや、その前に自分が抱えている悩みや葛藤が、在日コリアン固有のものであることを自覚することすら難しい。
もちろん悩みや葛藤だけではなく、民族的な矜持や喜びにおいても、はたまた父や母、祖父母に対する想いや、日常の生活習慣、チェサ（祭祀、法事）などについても、よく似た境遇の同胞と気持ちや考えを分かち合えないのは残念なことです。
共感できる同胞や仲間が身近にいるのといないのとでは
「支えられて生きている」感は
大きく違うと思います。
在日コリアンはマイノリティですが、お互いにコリアンであることを表明しあわなければ、同胞（仲間）と出会えないという意味で
「連帯が難しいマイノリティ」
あるいは
「自然に出会うチャンスが極端に少ないマイノリティ」といっていいでしょう。
在日コリアンは、無意識のうちに寂しさや孤独を身体に内包しているんじゃないかと思います。
そのような状況で、自分は「在日コリアン」であると気後れせずに言える場（マダン）、そして在日コリアン同士が共感できる空間の存在が、リアルであれネットであれ、非常に大事だと私は思います。
ながなが書きましたが、このトピックでは、
「私はコリアンとこんな出会いをしましたよ！」というのを話しあいませんか？
何か特別な出会いとかではなく、日常のことなども気軽に話し合いましょう。
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コメント(77)
今年うちの会社に入ってきた直属の後輩が在日でした・・・
しかもウリハッキョ出身。
高校から日本の学校に行って以来、家族・親戚、一部の朝鮮学校時代の友達以外の在日との接触がなかったもので、久々の在日トーク（っていうか朝鮮学校ネタトーク）が懐かしくも笑えてなかなか楽しいです。
けして在日の多い会社ではなく、300人ほどの社員の中で私ともう一人くらいしかいない（カミングアウトしていないひとがいないとも限らないけど）ので、びっくりです。
それと仕事柄、お客さんは日本名を使ってるけど在日っていうパターンがけっこうあります。
想像すればわかることなのに、この業界に入る前はぜんぜん知らず、入ってみて初めてわかりました。
（お客さん（仕入先）は屑屋さん）
名刺交換をしたあとに、本名なので「韓国人ですか？」と聞かれるのです。
で、「在日コリアンです」と答えると、「私もです」と言われることがけっこう多いです。
これも縁なのかなー。
本名にしてると、やっぱりわかりやすいせいか出会う率（というか、見つけられる率？？）は高い気がします。
大阪って言う土地柄もあるんでしょうがー。
しかもウリハッキョ出身。
高校から日本の学校に行って以来、家族・親戚、一部の朝鮮学校時代の友達以外の在日との接触がなかったもので、久々の在日トーク（っていうか朝鮮学校ネタトーク）が懐かしくも笑えてなかなか楽しいです。
けして在日の多い会社ではなく、300人ほどの社員の中で私ともう一人くらいしかいない（カミングアウトしていないひとがいないとも限らないけど）ので、びっくりです。
それと仕事柄、お客さんは日本名を使ってるけど在日っていうパターンがけっこうあります。
想像すればわかることなのに、この業界に入る前はぜんぜん知らず、入ってみて初めてわかりました。
（お客さん（仕入先）は屑屋さん）
名刺交換をしたあとに、本名なので「韓国人ですか？」と聞かれるのです。
で、「在日コリアンです」と答えると、「私もです」と言われることがけっこう多いです。
これも縁なのかなー。
本名にしてると、やっぱりわかりやすいせいか出会う率（というか、見つけられる率？？）は高い気がします。
大阪って言う土地柄もあるんでしょうがー。
私は日本人ですが。。。
みなさんのお話しを拝見していて、書き込みしたくなりました。。。
トピずれなら削除して下さい。。
いまから１２〜１３年前、社宅（１軒屋）に住んでいた頃、隣りに住んでいた方が在日コリアンの方で娘さんが２人いました。。
チョゴリの制服で社宅の前を通るとき、いつも挨拶してくれました。
近所のスーパーの近くで会ったときは、当時２〜３歳の私の娘の頭を撫でてくれました。。。
あいさつ程度のつきあいで、がっつり近所つきあいではなかったのですが・・・
うちの娘を可愛がってくれたのを思い出します。。。
ニュースで「ノドン１号・２号」が流れると、制服じゃなく・・・
ジャージで通学されていたのを覚えてます。。。
（私の考え過ぎかもしれませんが・・・）
よく、家で流行歌を歌ってて・・・ガレージをはさんだ社宅までよく聞こえてきました
あれから、十数年・・・今頃、結婚されて奥さんになっているかもしれません。。。
当時、社宅に住んでいた私らのように、若いお母さんになっているかもしれません。。。
いま、うちの娘らが高１と中１。。。
今度はうちの娘らが、隣りの娘さんが産んだお嬢さんの頭を撫でてあげたいものです。。。
みなさんのお話しを拝見していて、書き込みしたくなりました。。。
トピずれなら削除して下さい。。
いまから１２〜１３年前、社宅（１軒屋）に住んでいた頃、隣りに住んでいた方が在日コリアンの方で娘さんが２人いました。。
チョゴリの制服で社宅の前を通るとき、いつも挨拶してくれました。
近所のスーパーの近くで会ったときは、当時２〜３歳の私の娘の頭を撫でてくれました。。。
あいさつ程度のつきあいで、がっつり近所つきあいではなかったのですが・・・
うちの娘を可愛がってくれたのを思い出します。。。
ニュースで「ノドン１号・２号」が流れると、制服じゃなく・・・
ジャージで通学されていたのを覚えてます。。。
（私の考え過ぎかもしれませんが・・・）
よく、家で流行歌を歌ってて・・・ガレージをはさんだ社宅までよく聞こえてきました
あれから、十数年・・・今頃、結婚されて奥さんになっているかもしれません。。。
当時、社宅に住んでいた私らのように、若いお母さんになっているかもしれません。。。
いま、うちの娘らが高１と中１。。。
今度はうちの娘らが、隣りの娘さんが産んだお嬢さんの頭を撫でてあげたいものです。。。
＞宗一郎さん
僕もね、顔面登録＋名前の雰囲気、いっぱい気になる。
世界柔道を見ていても。
それでね、一度言ったことがあるのですよ。
ある受付嬢。
もちろん何度も会話をしたことがある人で、顔の感じ、名前の雰囲気、性格、そして生野在住なんです。
僕は確信しました。
そして、僕も「○○さん、在日なん？」ってね、聴いたわけです。
そうしたら、「あ、たまに言われますけど、うち、違うんです。」やって(笑)
そういうこともあるようです。
うちの亡くなった親父が若い頃の話。
大阪のある駅近くの焼き肉屋に同僚と行ったらしいです。
同僚は赤いチャンチャンコを着て、下駄を履いていたそうです。
1960年くらいです。
そうすると、客の一人が、その同僚に近づいてきてこう言ったんです。
「おまえ、朝鮮か？」と。
同僚は「いや、違うよ」と。
再びその客は、「いや、お前は朝鮮だ。どうして自分の民族を隠すのか？ 祖国を恥じることない！」と詰問するわけです。
店のオモニが「○○ちゃん（その客のこと）、この人はね、朝鮮人やないのよ」と言いますが、その客は全然引きません。
「いいや！ オレにはわかる。お前は朝鮮だ。どうして祖国を恥じるか。」と延々と詰問が続いたらしいです。
日本人の親父が唯一在日コリアンのことについて触れた話でした。
僕もね、顔面登録＋名前の雰囲気、いっぱい気になる。
世界柔道を見ていても。
それでね、一度言ったことがあるのですよ。
ある受付嬢。
もちろん何度も会話をしたことがある人で、顔の感じ、名前の雰囲気、性格、そして生野在住なんです。
僕は確信しました。
そして、僕も「○○さん、在日なん？」ってね、聴いたわけです。
そうしたら、「あ、たまに言われますけど、うち、違うんです。」やって(笑)
そういうこともあるようです。
うちの亡くなった親父が若い頃の話。
大阪のある駅近くの焼き肉屋に同僚と行ったらしいです。
同僚は赤いチャンチャンコを着て、下駄を履いていたそうです。
1960年くらいです。
そうすると、客の一人が、その同僚に近づいてきてこう言ったんです。
「おまえ、朝鮮か？」と。
同僚は「いや、違うよ」と。
再びその客は、「いや、お前は朝鮮だ。どうして自分の民族を隠すのか？ 祖国を恥じることない！」と詰問するわけです。
店のオモニが「○○ちゃん（その客のこと）、この人はね、朝鮮人やないのよ」と言いますが、その客は全然引きません。
「いいや！ オレにはわかる。お前は朝鮮だ。どうして祖国を恥じるか。」と延々と詰問が続いたらしいです。
日本人の親父が唯一在日コリアンのことについて触れた話でした。
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