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同人サークル-ミーツ-(仮)コミュの二次創作:リリカルなのは

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リリカルなのはの二次創作とりあえずやってみます

筆者:あまねく

コメント(91)




ー1ヶ月後ー


はやとは、なのは、フェイト、はやての3人から、短期特別特訓を受け、鍛えられた。魔導師ランクもAAクラスになり、なのは達とも、任務に着くようになった、なにより、最初にあったころに比べ、大分明るくなった


とある、無人惑星に、はやととヴィータの姿があった


ヴィータ「今日は、あたしと同じ任務だ、内容は、バカな違法魔導師の作った、大型の魔導生物の討伐だ」


はやと「はい、わかりました、よろしくお願いします、ヴィータさん」


ヴィータ「それじゃあ、行くぞ」


はやと「はい!!」


そういうと、はやとと、ヴィータは、大型魔導生物の反応のあるポイントに向かった



ヴィータ「この辺りだな…」


はやと「うわっ、随分荒れてますね…」


ヴィータ「しっかり気引き締めろよ?」


はやと「えぇ…大丈夫です」


ヴィータとはやと、互いに辺りに神経を集中させ、大型魔導生物を探索する…すると


ヴォォォ!


という、叫びと同時に真下から、大型魔導生物が襲いかかってきた


ヴィータ「速い!」


はやと「そして、大きいです…」


2人は初撃をよけると、完全に臨戦態勢になった

ヴィータ「弱点は、あの頭の水晶だ、あたしが引きつけるから、一撃で頼んだからな」


はやと「えぇ、わかってますよ」


すると、ヴィータが、大型魔導生物に突っ込み、はやとは、スナイプモードのフォルクスのリロードを3発分し、チャージを始める



上手く、ヴィータが大型魔導生物を引きつけている間に、チャージしたはやとは、スナイプモードのフォルクスを構えた


はやと「ヴィータさん、いつでも撃てます」


ヴィータ「よし!、しっかり撃てよ!」


はやと「はい…ディバイングブラスター!!」


ぽすっ…


はやと「え!?」


フォルクスから、砲撃が放たれず、そのかわり煙をあげていた


はやと「こんな時に…フローズンレイ!」


仕方なく、カートリッジを使わない、砲撃魔法を放ち、大型魔導生物の動きを止める


はやと「すみません…ヴィータさん、お願いします!」


ヴィータ「しゃねぇな!アイゼン!ラケーテンハンマー!!」


動けなくなった大型魔導生物に、ヴィータの一撃が炸裂し、無事に倒す事ができた


ヴィータ「はやと、デバイスの調子悪いのか?」

はやと「一応毎日メンテナンスしているんですが…」


ヴィータ「もしかしたら、はやとの魔力にフォルクスがついていけないのかもな」


はやと「僕の魔力にフォルクスが?」


ヴィータ「元々はやとは、魔力値が高いからな…前に比べて、密度の高い魔力を使えるようになったからな」


はやと「やっぱり、改良したほうがいいですかね…」


ヴィータ「あぁ…でないと、多分フォルクスが壊れるぞ」


はやと「…すぐに改良に出します」


そんな事を話ながら、帰路についた、はやとは、ヴィータに付き添われながら、フォルクスを修理、改良にだした



フェイト「あれ?ヴィータとはやと、こんな所でどうしたの?」


なのは「デバイスに何かあったの?」


ちょうど、改良修理にだした後に、フェイトとなのはに出会った


ヴィータ「デバイスと言うより、はやとの魔力値にフォルクスがついていけなくなってるんだよ」

はやと「そうなんです、それで、改良と修理を頼んだんです」


フェイト「でも、確かに、はやとの上達はかなり速いから、ちゃんとデバイスも調整しないと、壊れちゃうからね」


なのは「でも、それだけはやと君が強くなった証だね」


ヴィータ「確かにな、特にロングレンジからの狙撃とクロスレンジの立ち回りは、十分、あたしらと任務にでても使えるからな」


はやと「でも、ミドルレンジは、ちょっと苦手です…」


なのは「いつも、模擬戦の時、ミドルレンジで負けちゃうもんね」


フェイト「ミドルレンジって結構大事な位置だから、今のうちに鍛えようか」


ヴィータ「だな、これからの任務じゃ、つらくなるからな」


はやと「お願いします」

そういうと、はやとは頭を下げた


なのは「でも、その前にお昼食べようよ」


フェイト「うん、私たちも今からお昼だから、2人も一緒にね♪」


ヴィータ「もちろんいくよな?」


はやと「はい、もちろんです♪」


4人は、話しながら、食堂に向かった



フェイト「そういえば、みんなは知ってる?最近局員の人が正体不明の女性に襲われる事件がおきてるの」


なのは「それ知ってる、確か、みんなデバイスを奪われてるんだよね?」

ヴィータ「それに、けしからん格好してるらしいんだよな」


はやと「なんですか、けしからん格好って」


フェイト「とにかく、かなり強いらしいから、みんな気をつけないとね」

フェイトの言葉を聞きみんな頷いた


なのは「そういえば、はやと君のデバイスはどの位で、できあがるの?」

はやと「多分3日位は…」


ヴィータ「結構磨耗してたからな、ある意味イイタイミングかもな」


はやとに「はい?」


ヴィータの言葉にはやとは首を傾げた


なのは「さっき、こんな物をもらったんだよ」


なのはが取り出したのは、フォルクスから提示された改良案だった


フェイト「これ…すごい…」


はやと「えっ?」


はやとも見てみると、そこには、フォームごとの改良点や、追加パーツなどが綴られていた


なのは「フォルクスももっと、はやと君の役にたちたいんだね」


はやと「これ…フォルクスの提示通りに進められないですか?」


フェイト「多分大丈夫だと、思うけど…」


はやと「ちょっと行ってきます!!」


そういうと、はやとは、急いで、フォルクスの注文を追加しに整備部に向かった。


ー5日後ー


予定より、2日ほど遅れて、フォルクスが完成し、はやとに渡された


整備士「新しい、フォルクスのフォルクス ストライクっていうの、はやと君の傾向データとフォルクスの案を元に改良した、はやと君専用のデバイスなの」


はやと「ありがとうございます、エミリアさん」

エミリア「いえいえ、新しいフォルクスのフォルムは、はやと君にあわせてあるから、案外使いやすいと思うから、ちゃんとフォルクスを使ってあげてね♪」


はやと「はい♪また、よろしくな、フォルクス」

フォルクス「Of course」


はやとは、フォルクスは、挨拶もそこそこに、新しい任務に向かった
ミッドチルダ郊外自然保護地区


フェイト「以上が今回の任務の説明、わかったかな?」


はやと「はい、最近この地区で起きてる、失踪事件の調査ですよね?」


フェイト「うん、今回は調査だから、あまり危険はないと思うけど、油断しないで行こうね」


はやと「わかりました」

フェイト「それじゃあ、打ち合わせた時間にね♪」


はやと「はい、それではまた後で」


そういうと、二手に別れて調査を始めた


2人がいた場所から少し離れた所で…


悠緋「ふふ、来たわね、はやと…」


???「彼は傷つけないようにな」


悠緋「えぇ、わかってますわ、ラグザ様…」


???「期待しているぞ」


そういうと、悠緋とラグザなる人物は通信をきった


調査開始から2時間


はやと「なんだろう…不可解な点が多すぎる…」

悠緋「あら?何が不可解なのかしら?」


はやと「…何かをおびきよせるかのようにわざと証拠を残したような痕跡があるんですよね…」


立ち上がり悠緋をみる


悠緋「あら、そんなに睨まなくてもいいじゃない♪」


はやと「失踪した人はどうしたんです?」


悠緋「ふふ、そんなこと聞いてどうするつもりかしら?」


はやと「返答次第では、あなたを逮捕します」


バリアジャケットを纏い、フォルクスに手を持って行く


悠緋「あら、物騒ね…でも、あなたに私を捕まえらるかしら?」


そういうと、鞭のようなデバイスを手にとり、不敵にわらう


はやと「目的はなんですか?」


悠緋「そうね、あなたを連れて行く事かしら!!」


そういうと、悠緋は鞭をはやとに向かって放った


はやと「くっ!!」


とっさに避けるが、それを見た悠緋が笑っていた

悠緋「ふふ♪いいわ、もっと逃げて、私を楽しませて♪」


はやと「痛っ!!」


悠緋「あらどうかしたかしら?」


はやと「これは…剣?」

悠緋「あら、気づいたのね、そうよ、鞭のようにしなる剣…ローズウィップよ…あなたの血で薔薇のように綺麗に染めてあげてね」


はやと「これじゃあ、分が悪すぎる…フォルクス!!」

フォルクス「understand form gunmetal empress」


すると、フォルクスの形が少し、変わり双銃型に変わる


悠緋「あら?対して変わってないけど、それで私を満足させてくれるのかしら?」


はやと「僕をなめないでください」


悠緋「そう、なら期待しようかしら?」


そういうと、悠緋は再び、ローズウィップをはやとに放つ


はやと「フリーゾンバレット!!」


すると、氷の魔力弾をガトリングのように、放つ

一方フェイト


フェイト「あまり以上はみられないけど…」


バルデッシュ「magic reaction」


フェイト「えっ!?はやとのほう?」


バルデッシュ「YES」


それを聞き、すぐにはやとの方に向かう


はやと「はぁはぁ…」


はやとと悠緋の周りには、氷塊や斬り痕が無数についていた


悠緋「あら、もう終わりかしら?昔と変わらないのね」


はやと「えっ?」


悠緋「なんでもないわ…そろそろ終わりにしましょうか」


そういうと悠緋は、はやとにローズウィップを放った


はやと「っく…」


魔力を使いすぎたのか、上手く動けないはやと…

フェイト「プラズマランサー!!」


刹那、上空から悠緋に向かって、雷の矢が無数に降り注ぐ


悠緋「きゃっ!!」


はやと「フェイト…さん?」


フェイト「はやと大丈夫?」


はやとのそばに降り、はやとを心配するフェイト

悠緋「っ…やってくれるわ…油断したわ」


予想以上に効いたらしく、つらそうな表情の悠緋

はやと「あなたは…何者なんですか!?」


悠緋「本当に覚えてないのね…まぁいいわ…近いうちにまた会いましょう…」


そう言い放つと、一瞬のうちに悠緋は消えた


フェイト「彼女…何者なのかな…はや…と!?」


フェイトが振り向くと、はやとは、倒れていた


フェイト「とにかく、連れて行かないと!」


フェイトは急いで、はやとを連れて、病院に連れて行った





はやと「あれ?…ここは…」


そこは、はやとの夢の中だった、見覚えのある神社に幼い頃のはやとと、もうひとり幼い女の子がいた…


はやと「僕が絶対に守ってあげるからね」


???「うん…約束…だよ?」


懐かしい光景だが、女の子の事が思い出せない…


はやと「あれ?…ここは…」


夢から覚めると、そこは病室だった


フェイト「あっ、気がついた、はやと…急に倒れたんだよ」


なのは「お医者さんが言うには、心身共に疲れすぎに加えて、魔力疲れすぎらしいよ?」


はやて「はやとが、魔力の使いすぎで倒れるなんてなぁ、そうとう厄介な相手だったんか?」


はやと「はい…どうやら、目的は僕自身らしいんです…」


フェイト「どういう事かな?」


はやと「はい…僕は…人工的に産まれたんです…恐らく、器として造られたんだと思います」


はやとの言葉に、一同言葉を失う


なのは「…そのことは…なんで黙ってたの?」


はやと「あまり…言いたくはありませでした…自分がみんなと違うから…これを知ったらみんなと、いれなく気がして」


暗い面持ちでみんなに、自分の産まれを話したが

はやて「バカやなぁ、はやとはおバカさんや」


はやと「え?」


フェイト「私だって、はやとと同じなんだよ」


なのは「だからって、私達は何も変わらない、だって、はやと君ははやと君だもん♪」


はやと「みんな…」


その言葉を聞いたはやとは、涙を浮かべていた


フェイト「産まれなんて関係ない、同じ命なんだから」


はやて「そうや、悪いのは、はやとを器にしようとしている連中や」


なのは「はやと君…後でいろいろ聞きたいからいいかな」


はやと「はい!!」


涙を拭き、元気に応えた

しばらくして、病院から管理局に戻ってきたはやとは、管理局のデータベースで調べ事をしていた

なのは「はやと君…なにをしらべてるの?」


はやと「いや…少し気になる事があって…」


そういうとはやとは、悠緋の名前を打ち込んだ…すると、映し出されたのは先ほど襲ってきた女性だった…


フェイト「西園寺…悠緋…この人さっきの…」


はやて「どうしてわかったんや?」


はやと「悠緋…」


それは、幼い頃に守ると約束した女の子だった…

なのは「はやと君…何か知ってるんだね?良かったら聞かせてくれないかな?」


はやと「はい…」


そういうと、はやとは自分の過去と、悠緋との関係について話し始めた


はやと「僕と悠緋は人造魔導師として創り出されたクローンです…悠緋と僕は、同じ研究所で産まれ、すぐに実験が始まりました…薬物や脳波やリンカーコアの調整など、様々な実験でした…そんなある日、僕が悠緋を連れ出して逃げようとしたんです…」


フェイト「それで、どうなったの?」


はやと「…何日も逃げたある時に、研究所の魔導師に見つかって、悠緋を捕まえて行こうとしたんです…必死に逃げたんですが…魔導師の放った魔法で僕は撃ち抜かれ…気づくと、僕は父さんに抱えられていました…」


フェイト「悠緋は連れていかれちゃったんだね…」


はやと「はい…さっき戦った悠緋は、昔の悠緋とは全然違いました…僕が約束を守れなかったから…」


はやて「約束?」


それを聞いた3人ははやとに聞いた


はやと「昔…彼女に約束したんです…僕が守ってあげるって…」


なのは「悠緋ちゃんは、はやとくんの事何か言ってたの?」


はやと「いえ…さっき対峙したときにはなにも…」


はやて「そっか…でもな、はやとがちゃんと悠緋に気持ちを伝えれば大丈夫やと思うんやけどな」

フェイト「だからはやと、元気だしてね」


三人に励まされだいぶはやとは落ち着いたようだった

一方…次元空間研究要塞【アトランティス】


悠緋「すみません…はやと…いえ、被験体を連れてくるのに失敗しました…」


ラグザ「ほぅ…それでおめおめと帰ってきたわけですか…悠緋」


悠緋「はい…」


その瞬間バシッとラグザが悠緋の顔を叩いた


ラグザ「私は、捕まえるまで帰ってくるなと言ったはずですが?」


悠緋「邪魔が…入ってしまって…あぅっ!!」


ラグザ「言い訳など聞きたくありません!!」


ラグザは悠緋を何度も叩きながら、悠緋に体罰を与えた


ラグザ「次はちゃんと私の下に連れてきなさい?」


悠緋「うっ…わ、わかり…ました…」


ボロボロになりながら、ラグザに頭を下げる


はやとを改めて、捕まえに行こうとする悠緋に、ひとりの女性が近づいてきた


???「悠緋…私にも手伝わせてください」


悠緋「だめよ、エリサは私の事をちゃんと待ってて?私は大丈夫だから」

エリサと呼ばれる女性は悠緋の使い魔だった


エリサ「でも…相手は…はやとですよね…悠緋」

悠緋「でも向こうは私の事覚えてないし…私も昔の記憶は消されちゃって曖昧だから…名前しか覚えてないの」


エリサ「でも…」


悠緋「エリサは心配症だね、大丈夫…はやとを連れてくれば私は、きっとなにもかも思い出せるから…行ってくるね…転送魔法…座標ミッドチルダ郊外」


そういうとエリサの静止を振り切って、行ってしまった


エリサ「悠緋…あなたの記憶が戻ったら…きっと悲しんでしまう…」


そういうとエリサは悠緋のあとをつけていった
一方…はやと達はミッドチルダ郊外にいた


フェイト「はやと本当にいいんだね?」


はやと「はい…記憶が戻って悠緋の事も思い出せたんです…このまま悠緋をほっておけないです」

なのは「だけど危なくなったら、私達が行くからね」


はやと「はい…ありがとうございます…ちゃんと話して、悠緋を連れ戻します」


そういうとはやとは悠緋の魔力反応のあるほうへ向かった


フェイト「なんだか悲しんね」


なのは「だけど…きっと彼女もわかってくれるよ」


はやて「せやな、だからクロノ執務官にも協力してもらったんやしな」


クロノ「今回の事件は、悠緋の後ろにいる人物が怪しいからな」


そういって四人ははやと達を見守ることにした


はやと「悠緋…」


悠緋「…」


悠緋はデバイスを構え、はやとに斬りかかろうとするが


はやと「悠緋、僕の事覚えてないのか?」


悠緋「私は…あなたの名前しか覚えてない」


はやと「記憶が…ないのか…」


悠緋「そうね、だけど…あなたを連れて行けば、記憶を戻してもらえる…」


はやと「なら…僕に勝ったら、好きにしてもいい…その代わり、僕が勝ったら君をまた守る」


悠緋「えっ?…わかったわ、だけど私に勝てるかしら?」


そういうと、悠緋ははやとに鞭を放つ


はやと「僕は、君を失いたくない!!」


はやとは氷の刃を飛ばし、鞭と相殺させた


フェイト「ちゃんと伝わるかな…」


なのは「伝わるよ♪はやと君なら伝えられるよ」


悠緋「はぁ!!」


ブリッツェン「Rose arrow」


悠緋の放った薔薇の矢を防ぐが、とばされてしまう

はやと「っく」


フォルクス「Partner's ability is still higher」


はやと「うん…だけど、ここでひいたら、悠緋に思いが伝わらない…だがら…全力でぶつかるしかない…あきらめたらそこで終わりだろ?」


フォルクス「That is true. my master」


はやと「行くよ、フォルクス」


フォルクス「Sniping form」


フォルクスが双剣から狙撃型になり、はやとが構え、チャージする


悠緋「なにかしら?」


煙がはれると、蒼い光が見えた


フォルクス「Icicle bombardment」


その刹那、氷の砲撃が悠緋を襲う


悠緋「!!」


ブリッツェン「Thunder rose shield」


しかし、悠緋は、ブリッツェンでうまく防ぐが、それを見たフェイトは驚いた


フェイト「あの子…もしかして…」


悠緋「私に、この力を使わせるなんて…だけど……」


ブリッツェン「halberd mode」


すると悠緋の鞭が長刀になり、雷を纏う


はやと「フォルクス!!」

フォルクス「two sword form」


はやとも、フォルクスを構え、氷を纏う


そして、激突し、フォルクスとブリッツェンがぶつかり合う



フェイト「…あの子…私と同じ?」


クロノ「まさか!?それじゃあ彼女はプロジェクトフェイトの?」


フェイト「わからないけど…」




はやと「僕は君を助けたいんだ!」


悠緋「なら…どうして、おとなしく捕まってくれないの!?あなたを見ると胸が切なくなる…だけど私には記憶がない!!あなたを連れて行けば、それがわかる!!」


ブリッツェン「Storm thunder」


はやと「っく!」


零距離で食らってしまい、とばされてしまう


悠緋「これでおしまいにしましょう…」


すると、はやとがバインドされてしまい


はやと「しまった!!」


エリサ「悠緋!!ダメです!!」


悠緋「えっ!?」


悠緋を止めたのは、使い魔のエリサだった


悠緋「どうしてきたの?」


エリサ「すみません…だけど、悠緋とはやとが戦うのは間違ってます…もっと前に話すべきでした…悠緋とはやとの事…」


はやと「…エリ…サ?」

悠緋「どういう…こと?」


すると…上空から、悠緋とエリサに向けて、魔力砲が放たれた


悠緋「ラグザ様!?」


エリサ「っく」


はやと「まずい!!」


はやとは、うまくデバイスを解除すると、悠緋とエリサを飛ばした


なのは「はやと君!!」


クロノ「まずい!あれは転送魔法も複合してる!」


はやと「うぐっ…」


悠緋とエリサを飛ばした事により、代わりにはやとが魔力砲を受けた


悠緋「どうして…」


エリサ「はやと!!」


はやと「エリサ…悠緋をお願い…」


そういうと、はやとは転送魔法で、どこかに連れてかれてしまった


クロノ「くそっ、エイミィ座標は特定できたか?」


エイミィ「ばっちりだよクロノ君!だけどはやと君のダメージが…」


クロノ「とにかく、2人も連れて一度戻る」


悠緋「あっ…あ…はやと…」


エリサ「悠緋!?」


エリサが悠緋を見ると、涙を流し、はやとのいた方をみていた


エリサ「悠緋…まさか今ので記憶が?」


悠緋「うっ…私…はやとに…」


クロノ「時空管理局クロノ・ハラオウンだ…すまないが、付き合ってもらう」


エリサ「…はい」


放心している悠緋を抱きかかえ、エリサはクロノについていく


フェイト「はやと、大丈夫かな?」


なのは「大丈夫だよ、きっとね」


フェイトとなのはも、クロノについていき、管理局に向かった
時空管理局L型次元航行船アースラ



クロノ「さて、2人にはいろいろと聞きたいことがある」


エリサ「はい…」


悠緋「…」


クロノ「別に君たちは、捕まることをしたわけじゃない、僕達が捕まえたいのは、君を利用していたラグザ・グロッサムのことだ」


エリサ「でも…あの人のなにを聞きたいんですか?」


リンディ「そうね、彼の行っている研究とかかしら♪」


後ろからリンディが入ってきて、笑顔を見せながらエリサと悠緋に聞いた

エリサ「あの人は…完全な人を造ろうとしているんです」


クロノ「完全な人をつくるなんて馬鹿げてる…」

リンディ「そうね…技術もプレシア・テスタロッサからのものらしいし…」


エリサ「あの…はやとは…どうなったのでしょうか?」


クロノ「君たちの代わりにラグザの所に捕まった…」


悠緋「はやと…私のせいで…」


エリサ「悠緋、あなたのせいではないわ…記憶をなくしていたんだから…」


エリサは悠緋を抱き寄せながら


リンディ「少し、休んでいただきましょうか…クロノ、案内お願いね」

クロノ「はい…」


そういうと、クロノはエリサと悠緋を部屋へと案内した


悠緋は部屋に入ると、放心しきっているようで、ベッドに座り込んでしまった


エリサ「悠緋…」


フェイト「すみません…ちょっと、いいですか?」


エリサ「はい」


一人で部屋に訪ねてきたフェイトは、悠緋の隣に座った


フェイト「悠緋…だったよね…少しお話出来ないかな?」


悠緋「…」


フェイト「君を見てるとね…なんだかお姉ちゃんの事を思い出すんだ…私が生まれる前に事故で亡くなっちゃったんだけど…なんでかな……私ね、悠緋と同じなんだ」


悠緋「えっ?」


フェイト「私ね…ただ言われたことをするだけの人形だったんだ…母さんに喜んで貰いたくては、幸せになってもらいたくて…ただそれだけだったの…だけどね、なのはに出会ってから…変われたんだ、初めて、私をちゃんとみてくれた…だから自分を始めることができたの…悠緋は、はやとに伝えたいことも本当はいっぱいあるんじゃないかな?」


悠緋「伝えたいこと…」


フェイト「うん、ちゃんと伝えて、話してそれからだよ、悠緋」


悠緋「うん…」


その言葉に悠緋は涙を流し、フェイトは悠緋を抱きしめる


悠緋「私…あなたの事…しってるの…記憶の中に、あなたに似た人が出てくるの…名前は…アリシアって…」


フェイト「えっ!?」


悠緋の言葉に驚くフェイト、するとエリサが口を開いた


エリサ「ラグザは…プレシア・テスタロッサから、クローン技術を学びました…そして、そのときに、アリシアの細胞を盗み、それを元に人造魔導師を造り上げたんです…それが悠緋なんです…面影があるのは、その為なんです…」


フェイト「そっか…なら、悠緋は私の妹だね」


悠緋「こんな私が…妹?」


フェイト「そうだよ♪嫌…かな?」


悠緋「うれしい…です」

そういうと、フェイトの胸の中で泣いた


エリサ「良かったですね、悠緋」


それをみていたエリサも少し涙を流した
しばらくして…


リンディ「悠緋さん、もう大丈夫なようね」


悠緋「はい、私…はやとを助けたい」


フェイト「私も、悠緋に賛成です」


なのは「うん♪私も同じ」


三人は、お互いに顔を見ながら言ったが、クロノから思わぬ事を告げられた


クロノ「しかしだな…空間座標は特定したんだが、鍵が無いと転送ゲートが開けないみたいなんだ」


エイミィ「こればかりはどうしようもないんだ…」


2人の言葉を聞いていたエリサが口を開いた


エリサ「それでしたら…私がゲートを開きます、鍵を作ったのは私ですから」


悠緋「エリサ…ありがとう」


エリサ「お礼ならはやとを助けて無事に帰ってきてから聞かせてください♪」


悠緋「うん」


クロノ「よし、僕は、ラグザ逮捕に向かう、君たちは手分けして、はやとを救出してくれ」


悠緋「はい」


フェイト「うん」


なのは「まかせて♪」


リンディ「うん♪それじゃあ、エリサ、ゲートお願い出来ますか?」


エリサ「はい…遥かな記憶、次元を穿つ鍵となれ、次元座標アトランティス、ゲートオープン」


すると、アトランティスへの転送ゲートが開いた

クロノ「よし、行くぞ」

そういうと4人はアトランティスへの転送ゲートに入った
次元空間研究要塞【アトランティス】


ラグザ「ふふ、気分はどうだい?被験体001」


はやと「…!!」


ラグザ「おや?なにか驚くような事でもあったかね?」


はやと「父…さん?」


ラグザ「あぁ…この身体か、実にいい素体だ、手に入れるのに苦労したよ」


その言葉を聞いたはやとは、身体中から怒りがこみ上げてきた


ラグザ「なに、すぐに君の身体をいただくわけだ、気にすることもなかろう」


システムボイス「侵入者あり…警戒モードにきりえます」


ラグザ「ほぅ…君の知り合いかね?…使えない人形もいるようだが…」


そういうと、ラグザは転送してきた、悠緋達にAクラスの魔力生物を送り込んだ


ラグザ「ちょっとした余興だ、楽しんでくれたまえ」


はやと「お前…許さない」


ラグザ「吠えるな…哀れに見える……所詮人形なんだ、諦めたまえ」


そういうと、ラグザは研究室に行ってしまった


はやと「くそっ…僕は…所詮人形なのか…」


悠緋「はやと!!」


はやと「悠…緋!?」


それは魔力による通信だった


悠緋「はじめよう、2人の止まった時間をまた…はじめよう?」


はやと「悠緋…うん!」


悠緋「だから諦めないで、はやと」


はやと「うん、はじめよう悠緋!」


そういうと通信が切れてしまった、次の瞬間フォルクスが光った


はやと「フォルクス…お前も諦めたくないよな」

フォルクス「It is of course」


はやと「行こう…フォルクス…また悠緋との時間をうごかすんだ」


フォルクス「Strike specifications update start」


すると、はやとがバリアジャケットを纏い、ラグザのバインドを解除した

はやと「これが…フォルクスの新しい力」


フォルクス「A master was made that it could use ability to the full」


はやと「僕に合わせてくれたのか…ごめんフォルクス」


そういいながら、はやとは悠緋達の元に向かった
一方なのは達は


フェイト「数が多い!」


なのは「だけど…」


悠緋「こんなところで負けない!!」


全開で魔力生物と交戦する三人だが、その時…死角から悠緋に魔力生物が襲いかかった


悠緋「しまった!」


フェイト「悠緋!!」


なのは「悠緋ちゃん!!」

悠緋が諦めかけたその時、吹き抜けの上からの魔力狙撃で魔法生物が撃ち抜かれた


悠緋「えっ…」


フェイト「この魔力…」

なのは「はやと君?」


三人が上を見ると、フォルクスを構えたはやとがいた


はやと「撃ち抜け!!」


フォルクス「Icicle buster」


そういうと何発も魔力生物に撃ち込み破壊し、三人の所に降りてきた


悠緋「はやと…」


はやと「悠緋…もう大丈夫だから、今までごめんね」


悠緋「私こそ…」


悠緋は少し涙を流しながらはやとに寄り添う、それをはやとは優しく抱きしめた


フェイト「もう大丈夫みたいだね」


なのは「うん♪」





大きな物音がしたと思うと今までの魔力生物よ大型の魔力生物が現れた


はやと「悠緋…一緒に行こう」


悠緋「うん、二人ならできるよね」


フォルクス「Twin saber form」


ブリッツェン「Halberd mode」


2人がデバイスを変形させると、大型魔力生物の周囲を飛び翻弄する


はやと「悠緋!!」


悠緋「うん!!」


2人がデバイスを構えると魔法陣が現れた


はやと「アブソリュート…」


悠緋「ボルティック…」


はやと&悠緋「ブレイク!!」


刹那、はやとの氷の斬撃と悠緋の雷の斬撃で大型魔力生物を斬り抜いた


フェイト「すごい…」


なのは「ほぇ…」


それをみていたフェイトとなのはも驚いていた


はやと「悠緋…また一緒にいてくれるかな?」


悠緋「えぇ、もちろんよ、はやと」


悠緋は涙を浮かべながら、笑顔で答えた


なのは「悠緋ちゃんとはやと君、また一緒になれたんだね」


フェイト「良かったね…2人とも♪」


はやと「はい…だけど、まだ終わってない」


悠緋「うん、私達が前に進むには、今までを終わらせないといけないから」


なのは「手伝うよ、2人とも、はやと君も悠緋ちゃんも友達だもん」


フェイト「私も、友達でもあり、悠緋は私の妹だから」


はやと「悠緋は幸せだね」


悠緋「うん…うん…ありがとう、なの…は…フェイト…お姉ちゃん」


涙を流しながら、悠緋はなのはとフェイトの名前を呼ぶ


はやと「それじゃあ…行こう、ラグザの所に」


なのは「うん」


フェイト「行こう」


悠緋「私達の時間を進めるため」


悠緋は涙を拭い、気を引き締め、四人がラグザのもとに向かおうとすると…


はやて「抜けがけはいけへんなぁ」


ヴィータ「あたし達のけ者かよ〜」


シグナム「それとも私達では、役にたたないと?」


シャマル「もしそうなら、失礼しちゃうわね」


ザフィーラ「我らの力侮るな」


なのは「ごめんね…」


フェイト「ごめん…みんな」


はやて「いいんや、だけどな、うちだって友達なんや」


はやては、笑いながら言った





ラグザ「くだらない…実にくだらない」


モニターではやと達をみていたラグザは笑っていた


ラグザ「そうは思わないか?執務官」


クロノ「ふざけるな、あなたを、違法研究、その他の罪で逮捕する」


クロノがデバイスを構えると、ラグザは笑い出した


ラグザ「ふはははは、私を捕まえるのか…できるものならやりたまえ」


すると、ラグザは取り出した赤黒い塊を呑み込んだ


クロノ「まさか…それは…ロストロギア【グラスワンダー】…まさか体内に取り込む気か!?」


ラグザ「そうだ、さぁ…っぐ…」


ラグザの身体から異様な魔力があふれ、身体が変化していく


クロノ「魔力が暴走してるのか!」


クロノは一度下がり、なのは達のもとに向かった


ラグザ「ぐぁぁぁぁぁ!!」


ラグザの体内に入った【グラスワンダー】は、ラグザの魔力を暴走させ、はやと達の魔力反応に気づき、巨大化しながら向かっていく



はやと「これは…!!」


悠緋「ラグザの魔力だけど…こんな巨大な魔力…」


クロノ「まずいことになった…ラグザがロストロギア【グラスワンダー】を体内に取り込んで、暴走を始めた…このままじゃ」


クロノの言葉にはやと達は驚いたが…


はやと「…止めましょう…僕たちで」


クロノ「何を行ってるんだ君は!」


なのは「クロノ君、私からもお願い!!」


フェイト「私からも」


はやて「うちらからもたのむわぁ」


クロノ「…仕方ないな、僕も援護する…はやてと守護騎士たちも、僕とあいつのバリアを破るぞ」

シグナム「了解した」


ヴィータ「わぁったよ」

シャマル「はぁい」


ザフィーラ「心得た」


はやて「わかったよ…ほんなら、さっそくはじめよか」


そういうと、暴走し巨大化したラグザの周りに6人がデバイスを構えながら場所をとり、同時に攻撃をする


すると、ラグザのバリアはガラスのように粉々に砕ける
クロノ「後は頼むぞ」


クロノはなのは達にに言う


なのは「うん♪はやと君、全力全開でいくよ♪」

はやと「はい!」


フェイト「私達も行こうか、悠緋」


悠緋「うん、フェイト…お姉ちゃん」


そういうと、はやととなのはは、ラグザの右側に、フェイトと悠緋は左側に行き構える


なのは「はやと君、悠緋ちゃんの事大切にするんだよ?」


はやと「はい、もう離れたくないですから」


そういうと、2人はデバイスを構える


フェイト「悠緋、また自分をはじめようね」


悠緋「はい…お姉ちゃん」


悠緋とフェイトもデバイスを構えた


ラグザ「貴様ラ如きニ…この私ガマケルワケない…ガァァァァ」


なのは&はやと「ディバイン……バスター!!!」


フェイト&悠緋「サンダー…スマッシャー!!!」


そういうと、4人はラグザに向かって全力全開で思いを乗せた魔法を放った



ラグザ「なぜだ…なぜだぁぁぁ!!」


はやと「僕らは…失敗作なのかもしれない…だけど」


悠緋「私達は、それでも一つの命だから…」


なのは「この世に…」


フェイト「いらない命はないんです」


そういうと…4人はラグザを撃ち抜く、するとラグザの体内にあった【グラスワンダー】は砕け、一緒にラグザの精神も砕けた


ラグザ「貴様は…所詮誰にも必要とはされない…ふはははは」


砕ける前にラグザははやと、悠緋にいい放った




はやと&悠緋「…」


なのは「そんな事はない…はやと君も悠緋ちゃんも…私達の友達なんだから」


フェイト「そうだよ、二人はいらない子じゃないよ」


はやと&悠緋「!!…」


はやとと悠緋は涙を流していた、今まで少なからず不安だったはやとも、悠緋と涙を流していた


ヴィータ「随分と泣き虫なんだなはやとも」


はやて「今は、いいんや」




エイミィ「みんな聞こえる?家主を失ったアトランティスが崩壊を始めてる、アースラまで戻って!!」


クロノ「了解した、みんな聞いた通りだ脱出するぞ」


それを聞いたなのは達も頷き脱出しようとするがはやとは、ラグザの遺体をみていた


悠緋「はやと、早くしないと…」


はやと「わかってる…」

するとはやとはラグザの遺体に手を合わせた…それはラグザにではなく、はやとの父親へだった…

クロノ「はやと!悠緋!早くしないと巻き込まれるぞ!」


はやと「はい…」


悠緋「はやと…大丈夫?」


はやと「うん、大丈夫だよ、さっいこう悠緋」


悠緋「うん」


そういうと、2人は転送ポートに向かった
L級次元巡航船アースラ

リンディ「みんなお疲れ様、あっ、はやとさん、悠緋さん、なのはさんとフェイトさんはブリーフィングルームに来てもらえるかしら?」


4人「?」


4人は顔を見合わせ、首を傾げた


はやて「ほんならウチらは先にやすんでるなぁ?」


はやてはそういうと、休憩所に向かっていった



アースラ艦内ブリーフィングルーム


リンディ「みんな揃ったわね、今回の事件は一応終了よ、はやとさんも、つらい思いしたわね」


フェイト&なのは「えっ?」


リンディ「はやとさん、いってなかったのかしら?」


はやと「はい…でも、大丈夫です…」


なのは「はやと君…教えて、くれないかな?」


フェイト「私も聞きたい」


少し考えると、はやとは口を開いた


はやと「ラグザは…僕の父さんの身体を乗っ取っていたんです…だけど…姿形が父さんでも…心や仕草は父さんじゃなかった…ただ…それだけです…あの…失礼します…」

そういうとはやとはブリーフィングルームを出ていってしまった


なのは「はやと君!!」


フェイト「はやと!!」


悠緋「……」


リンディ「一人にさせてあげましょう…自分では割り切ってるつもりでも…そう簡単に割り切れるものではないわ…」


三人は追いかけようとしたが、リンディに止められた


なのは「リンディさんは、はやと君のお父さんを知っているんですか?」

リンディ「えぇ…よく知っているわ…天宮 双矢…本局の執務官だったの、仲間思いで、何より弱者を見捨てなかった…」


フェイト「その人に何が…あったんですか?」


リンディ「ある日、違法実験の現場の摘発の任務についたんだけど…そこで、何者かに捕まって…そのまま行方不明になってしまったの…一緒にいた仲間もやられてしまって…それから何年かして、双矢さんの目撃情報がでて…その時には、かつての双矢さんとはまるで別人だったらしいわ…はやとさんにはこの事は知らせないで、1人で生活出来るようになるまでは管理局で…そのあとは、つらい過去を思い出させない為に、記憶を消して、地球で暮らさせたの…」


フェイト「…それじゃあ、はやとはもう親がいない…」


なのは「…悠緋ちゃん!!」


いままで静かに聞いていた悠緋が、ブリーフィングルームを飛び出し、はやとのもとに向かった、それに続いて、なのはとフェイトも向かった


リンディ「全く…みんな優しいのね」



アースラ艦内倉庫


はやと「…フォルクス…父さんは…立派だったかな?」


フォルクス「Yes, it was respectable. Then, it was always afraid of the master.」


はやと「うん…うん…」

はやとはフォルクスに語りかけながら、涙をこぼしていた…


悠緋「はやと!!」


倉庫の扉が開くと、悠緋、フェイト、なのはがいた…


なのは「はやと君…リンディさんから全部聞いた…お父さんの事大好きだったんだね」


はやと「だけど…父さんはもう父さんじゃなかったから…だからいいんです」

すると、なのはがはやとを抱き寄せた


なのは「いいんだよ、強がらなくて…どんなに心がお父さんじゃなくても…つらいよね…」


はやと「なのは…うっ…うん…」


抑えていた悲しみが溢れ出し、涙となって流れていく


フェイト「目の前で大事な人がいなくなるのは、悲しいよね…だけど…はやとも悠緋も1人じゃない…私達がいるんだよ」


そういうとフェイトは悠緋の手を握る


悠緋「お姉ちゃん…」


なのは「だから…今はいっぱい泣いていいんだよ…だから1人で抱え込まないで」


はやと「はい…グスッ…」


しばらくはやとは泣き続けた…今まで抑えていたものを涙に変えて…


なのは「落ちついた?」

はやと「はい…ありがとうございます」


悠緋「はやと…ありがとう…」


はやとは首を傾げ、悠緋の方をみた


悠緋「はやとがいなかったら…私はずっと人形のままだったかもしれないから…」


はやと「悠緋…」


悠緋「これからは一緒の時間を過ごせる…」


はやとの手を握り、少し微笑む


はやと「ありがとう…悠緋」


フェイト「もう、大丈夫みたいだね」


すると、倉庫にクロノがやってきた


クロノ「あぁ…ここにいたのか、艦長がよんでるぞ」


はやと「はい」


はやては涙を拭き、みんなと一緒にブリーフィングルームに戻った


リンディ「もう大丈夫みたいね」


はやと「すみません…でした」


はやとは、リンディに頭をさげた

リンディ「さて、それじゃあ本題を話しましょうか、悠緋さんとはやとさんに保護責任者をつけないといけないことになって…それでね、私、リンディ・ハラオウンが2人の保護責任者になったの」


その言葉を聞き、クロノ以外の4人は驚いていた

フェイト「それじゃあ、はやとは弟?」


リンディ「まぁ…一応そういう事になるのかしらね♪」


なのは「なんだかすごいことになってるね」


悠緋&はやと「はぁ…」

あまりの急な出来事にはやとと悠緋は唖然としていた


クロノ「そういう事だ、2人とも、よろしくな」

はやと&悠緋「よろしくお願いします…」


リンディ「それでなんだけど、はやとさんと悠緋さんは…家に住まないかしら?」


はやと「でも…僕は一応家はありますし…」


リンディ「そうなんだけど…1人だと何かと不便でしょうし…」


悠緋「私は…はやとと一緒にすみたいな」


はやとは、しばらく考えると…


はやと「リンディさん…お世話になります」


リンディ「はい、よろしくね、はやとさん」


フェイト「よろしくね、2人とも♪」


クロノ「賑やかになるな…」


なのは「でも、良かったな2人ともちゃんと居場所が見つけられて」




それからしばらくして…

はやとと悠緋は、リンディ・ハラオウンに保護責任者として引き取られた

悠緋はなのは達と一緒の学校に通いながら、管理局員としても活躍している


はやとは、父親と同じ執務官を目指し、クロノにいろいろ教えてもらっている


悠緋「ねぇはやと…私達はもう離れないよね」


はやと「うん、僕達はずっと一緒だよ」


2人は学校の屋上で、手を繋ぎながらいい雰囲気で話していた

フェイト「は、はやて押しちゃだめだよ」


なのは「静かにしないとばれちゃうよ」


はやて「でも気になるやろ?」


3人がドアの隅で見ていると…


悠緋「ねぇはやと…見られてるけどどうしようか?」


はやと「うぅ…なんだか恥ずかしいね」


悠緋「ふふ、なら…」


はやと「えっ!?」


悠緋は、はやとの頬にキスをして微笑んだ


フェイト「悠緋…」


なのは「ほぇ…」


はやと「大胆やなぁ」


3人も驚いていた


悠緋「3人ともそろそろ出てきたらどうですか?」


悠緋ははやとから顔を離すと、なのは達の隠れてる方をみて


はやて「なんのことやぁ♪」


なのは「私達は今来たばかりだよ♪」


フェイト「そ、そうだよ、悠緋がはやとにキスしてるところはみてないよ…うん、みてない…」


なのは「だめだよフェイトちゃん」


はやて「バレてまうよ!」


悠緋「あの…はじめからバレてましたよ?」


3人は少し驚いた顔をしていた


はやと「それで、何かあったんですか?」


なのは「ちょっとした事件みたいなの」


フェイト「私達5人で出撃して解決してほしいんだって」


はやて「2人とも来てくれるか?」


悠緋「はい、もちろんです」


はやと「もちろん行きますよ」


なのは「それじゃあいこうか…レイジングハート♪」


レイジングハート「stand by ready」


フェイト「バルディッシュ」


バルディッシュ「get set」


はやて「リィンフォース」


リィンフォース?「はいですぅ♪」


悠緋「ブリッツェン」


ブリッツェン「all right」


はやと「フォルクス」


フォルクス「It can prepare」


ただの高校生だった僕は、いつの間にか、たくさんの仲間に囲まれ、空に羽撃たく為の翼も手に入れていた


この手にあるのは大事な人を守る魔法…


その為に僕は、今日も空に羽撃たく…


心配はない…


隣には一緒にいてくれるかけがえのない人がいるから


はやと「セーット・アップ!!」

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