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泡麦コミュのネオ麦ないと告知

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むかしむかしあるところに極楽とけんたろうとすぐるという人がいました。
あるとき、極楽はすぐるとけんたろうにいいました。「一緒にうどんをたべにいこう」けんたろうはうなずいて言いました。「あみかちゃんもさそおう」
よにんは一緒にうどんをたべました。ここまではふつうの毎日です。

が、もんだいはそのあとです。

かえりによったネットカフェで事件がおきました。あみかちゃんがパソコンに吸い込まれました。あわてたすぐると極楽も吸い込まれ、パニックになったけんたろうはともだちのかたおかに電話しました。
「かたおかくん、やばいぞ。事件がおきた」
けんたろうは起きたことをありのままにはなしました。ふつうの人ならわけがわからねーと思うところが、かたおかはニュータイプなので「まじか」とビビって即座に現場にかけつけました。
(続く)

コメント(9)

(中略)
こうして、バーチャル世界であみかちゃんを探す旅にでたケンタロウとカタオカ。二人は出会った相棒、バーチャルモンスター(バチモン)を駆使して迫り来るライバルをコテンパンにしていきました。みるみる二人のバチモンは進化していきました。しかし二人は不思議に思いました。なぜ、このような事態がおきたのかについてです。かたおかは仮説を立てました。「きみたちはうどんをたべた直後にネカフェにいった。それが時空を歪めたのではないか」
しかしケンタロウは反論します。
「かたおかくん、なにをいっているんだ。日本の人口はだいたい2億人くらいいるんだ。だから、うどんをくってネカフェにいくやつなんて、きっとゴマンといる。その程度で歪むほど時空はヤワじゃない。」
かたおかはうなずきながらもこういいました。「確かにそれは一理ある。だがよくよく考えてみてくれ。君らはうどん屋にいったあとだいたいどのくらいの時間を用いてネカフェにいったんだい」
ケンタロウはいいました「かなり直後だ、45秒だ」

「45秒か、まじはやいな」
思ったよりはるかにはやかったのでカタオカはちょっとびびりました。
「ああ。ぼくは店を歩く時間をストップウォッチで測る悪癖があるからね。これは事実だ。さらに詳細に伝えるならうどん屋の店舗は「ウエスト」、「サイパック」はサイパックで通常料金で入室した」
かたおかはうなずきました。
「まちがいない、これはみえてきたぞ」
「え、なんだって、どういう事なんだい」
かたおかはいいました。
「いいかい、たぶんその45秒とかの因果関係とかがあって、君らは時空のなんとかをアレしてバーチャル世界にきてしまったんだ。」
けんたろうはびびりました。

「まじか。しかし、ぼくがさっきいった見解についてはどうなる」
「ああ、日本人は2億もいるからどうちゃらというやつかい。こいつがまた恐ろしいんだぜ…。まず、ぼくが思うにこの境遇に陥ってしまったやつは一人や二人じゃないと思うんだ。ズバリ、東京ドーム何個分とかクラスだ。」

「と、東京ドーム!」
「ああ、東京ドームだ。このバーチャル世界にはウエストからサイパックにいって時空の狭間にどうちゃらしてしまった奴らがひしめいてるんだよ」

「ま、まじか。サイパック〜ウエスト間ってそんなデンジャラスな区間だったんか…」
「しかし」
カタオカは語り始めました。
「そんなことがおきたら、行方不明者多発で社会問題になってしまう。なんのつもりだが知らないが、この世界はそのへんの対策もすでにねってある。」
「まじか、世界なのに対策とか練るのか」
「ああ。最近の世界は利口だからね。その対策とは、現世で、もう一人のジブンが活動する事なんだ。」
「も、モウひとりのジブン?」
「ああ。すなわち、僕らがこうしてバーチャル世界で活動しているあいだ、現世でもジブンが活動する事なんだ。」
「いみがよくわかりません」
「わかりやすく説明しよう。まず、ぼくらはひきづりこまれたとはいえ、あくまでバーチャルの世界にいるので質量のないプログラムなんだ。なので、質量の法則からいえば実体を別に稼働させる事は可能なんだ。たとえば君はミクシイをやるだろ?あれだって、いってみればプログラム下のジブンといえる。ミクシイを操作してるのは実体の君だけど、それが逆転してミクシイの君が実体を操作することだって可能なんだ。それがこの世界なんだよ」
「まじか、そういうものなのか」
「ああ、そういうものなんだ。そして、ミクシイの君と実体の君が同じ精神の元、別の思考と行動をやることだって実はできんだよ。事実、僕らはそういう感じの状況なんだよ。」
けんたろうは震撼しました。
しかし思い直してケンタロウは言い返します。
「いやしかし、その説には穴がいくつもある。まず、僕はあみやちゃん達がいなくなる様を確認している。かたおかくんの説が正しければ、現世に彼らの実体が活動しているはずだ。」
「いいところに目をつけた。そこが一番の問題なのさ。いいかい、僕らがつれているこのバチモン、これは実は君がしらない機能があるんだ。」
「そりゃいったい」
「こいつはただのペットじゃない、実は現世との通信装置、通信ケーブルみたいなものなんだ」
「つ、通信ケーブル!しかし、モンスターが通信装置とはあまりに唐突だ」
「いや、これはちゃんと前例のあるSFだ。ヤング文庫「超人間」にて既出されているんだが、人が人以上のコミュニケーションを必要とする際には外部拡張するかのごとく別の動物が必要となるんだ。いわばアンテナさ。僕らは知らず知らずのうちにバチモンを連れている事で、現世の実体と通信がとれるようになっていたのさ。」
「なるほど」
「要するに、バチモンを連れている僕らは、現世で活動できるが、あみかちゃんはたぶんもっとらんけん活動しきらんで、この世界にとじこめられているんだ。」
「やばいじゃねーか」
「ああ、だから僕らはあみかちゃんを助け出さなきゃならない」
カタオカは続けます。
「アンテナであるが故、バチモンのLVがあがればあがる程、現世との通信が明快になる。悲しいかな、僕らはまだデジモンのレベルはまだ低い。現世での僕らは糸が切れたタコのように、僕らの思考とはリンクせずに動いている」
「それはやばいな。何をしでかすかわからないじゃないか」
「安心するんだ、思考は違えど精神は同じだ。君らしく生きているよ。それに、僕が思うにこの世界と現世の出来事は微妙にリンクしている。この世界で君がピンチになれば、現世での君もピンチしてるはずだ。」
「そうなのか。しかし現実のぼくはいま何をしているんだ。」
「ああ。ぼくはバチモンのレベルが君より高いから現世の状況が少しわかるんだが、まず君は現世でバンドをしている。パートはドラムだ。」

「何!ドラム!!」
「ああ、ちなみに僕もやっていて、しかもたぶん掛け持ちをしている。2バンドやってるはずだ」
「2バンドもか。カタオカくんすごいな」
「ああ。だからこっちで僕らがバチモンバトルで負傷をおったりした時には現世でもミスったりしてるはずだ」
「そうか、逆に言えば現世でドラムとちったらこっちの僕は負傷するのか」
「ああ、そうだ。たとえば現世でボーカルの奴が調子にのってバスドラにぶつかってハイハット刻みそこねたりしたら、こっちの君は逆にモンスターに傷を刻まれるってわけだ。」

「それでこの前負傷したのか。畜生、どいつだか知らねえがボーカルのクソ野郎が」
「だからお互い気をつけないとな」
「そうだね」
ふたりは納得しました。
しかし二人はこうしちゃいられません。
あみかちゃんを探すために旅する二人はよく解らない街に迷い込み、街が主催するバチモン武闘会に出場しなければならなくなったからです。
「かたおかくん、こいつはやばいな。まだ僕らのバチモンのレベルは低すぎる」
「しかしやるしかないさ。どれどれ、前回はいったいどんなやつらが出場しているのか、予習しておこうぜ」
カタオカはビラを見ました。


『*第一回バーチャルモンスター天下一武闘会*

*出場者*

【歩行屠殺器コリン】
(解説)屠殺器を用いて高速に弾く殺戮は地球の裏でも恐れられている。

【虐殺卿キルキル】
(解説)ウネウネブインブインドドドーと短く切り刻みゴミにしていくその虐殺故、虐殺卿と恐れられている。

【錯乱鬼曼陀羅】
(解説)情緒不安定故、真夜中にのみ殺る気がでないが、その七味というより一味のごとき殺戮が恐れられている。

【真夜中の極楽】
(解説)そういえば本来武闘とは殺し合いであることを思い出させると恐れられている。





「なんだこりゃあ…、どいつもこいつも恐れれてるじゃねーか!危険度maxじゃねーか!」

「前回はすまじい戦いだったというからな。特に、このキルキルと極楽というやつは今回も出場するらしいぞ」
「まじか、キルキルと極楽……はうわ、極楽だって!?」
カタオカがハッとしました。
「まさかあの極楽か!?」
ケンタロウがごくりと唾を飲み込み、目をとがらせていいました。

「こいつは面白くなってきたぜ、この大会絶対に負けられないじゃねーか!」
「ああ、やってやるさ!」
二人はバリ気合いがはいりました。

「きっと、実体の俺も今頃おっきな戦いのまえに違いねー…。頼むぜ…俺!!」




NEO MIDNIGHT OF BUBBLE HOP

11/27(土)

OPEN19:00

at STUDIO DIVE(天神ダイエーショッパーズ最寄り)

CHARGE¥200+1DRINK(ALL¥300)!!


BAND:

》ジャンプ解体
》ALCOHOLIX
》SNAREKILLS
》SLYDINGMAN
》MIDNIGHT TOKYO


LOUNGE DJ:
》やましっと(DISOBLiGE、AFTER SCHOOL JIMMY)
》CLUTCH

※こちらは現世で行われます

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