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F1初心者の会☆コミュの今、話題の「セーフティーカー」の秘密!

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こんにちは☆管理人のケロックです☆
いつもF1初心者の会☆にご参加いただきありがとうございます☆

今回の特集、お題は今話題になっている「セーフティーカー」についてです!

もちろん、セーフティーカーは「レース中に起きた事故から発生する“2次災害”を防ぐ」役割を持っていますが、現在ではF1のレース展開を大きく左右する存在にもなっています。

そんなセーフティーカーのルールや、普段のTV中継では紹介されないような「裏ネタ」をご紹介したいと思います☆




【そもそもセーフティーカーに関するルールとは?】
まずは、セーフティーカーに関する基本的なルールを確認しておきましょう☆


■セーフティーカーが出動する条件■
決勝レース中、クラッシュやトラブル等が発生したり、急激な天候悪化が起きた際。このままレースを続行するとさらなる事故を誘発する可能性があると判断した場合に、レース競技委員長のチャーリー・ホワイティング氏がセーフティーカー出動を命じます。セーフティーカー出動中は、以下の項目がルールとして厳しく取り締まられます。

■セーフティーカー出動中のルール■
・コース全区間で追い越し禁止!
・セーフティーカーは、1位を走るマシンの前(全体の先頭)を走る。
・各マシンは、1位のマシンを先頭に、1列の隊列を維持した状態で走る。
・ペースはセーフティーカーが走るペースに出来るだけ合わせ、過度な急発進・急減速、蛇行運転は禁止
※以前、セーフティーカーの隊列が整うまで、ピットインは禁止というルールがあったが、今年の競技レギュレーション(規定)には、そのような項目は存在しない。

■セーフティーカー解除時のルール■
コースの安全が確認され、セーフティーカーがコースから外れる際、「SEFETY CAR IN THIS LAP(セーフティーカーが、この周でピットに戻ります)」という文字情報が出ます。また、ドライバーにもその旨を知らせるために、セーフティーカーがピットに戻る周の途中から、天井についているランプが消灯されます。
そして、セーフティーカーがピットに戻り、レースが再開されます。

<<追い抜き開始ポイントが2010年から変更!>>
●2009年まで●
安全と公平さを考慮し、セーフティーカーが解除され、各マシンがコントロールライン(スタート/ゴールライン)を通過するまで、追い越し禁止とされていました。
↓↓これが今年から、もう少しバトルシーンを増やすためにルール変更↓↓
○2010年ルール○
セーフティーカーがピットに戻った後、ピット入り口と本コースの境界ライン(ピット入り口に細く引かれている白線)を越えてからであれば、追い越しを開始しても構わない。

※今年のモナコGPでは、これが色々問題となりましたね。


というのが、基本的なルールとなっています。
セーフティーカーは「コースの安全を“実際に走って”確認をする」ためのクルマなのです☆
特に、鈴鹿など現地へ観戦に行ったときに確認できるかと思いますが、必ず全セッション(レース)の開始5分前になると、セーフティーカーが「最後の安全確認」のために、コースを1周走ります。それだけ、「F1のレースが安全に行われるために」という意味で、重要な役割を担っているのです☆


★★セーフティーカーに似たもう1台は“メディカルカー”★★
セーフティーカーが導入された当初は、各サーキットで用意されている「オフィシャルカー」というものを使用していたため、コースによって車種が異なっていましたが、1995年からセーフティーカーはメルセデスベンツの関連会社「AMG」が提供しているクルマが採用されており、F1マシン同様にFIAが全サーキットに持っていって、使用されています。

2010年はガルウイング式(扉が縦に開くタイプ)のスーパーカータイプのものが使われていますが、TV中継や現地観戦で見ていると、セーフティーカーと同じシルバーのクルマをもう1台見かけると思います。

そのもう1台は、ドライバーに何かあったときに、すぐ駆けつけられる「メディカルカー」となっています☆

セーフティーカーとは異なり、ステーションワゴンタイプの地味なデザインとなっていますが、「後部座席に救命救急の器具を満載できるように!」ということで、このようなタイプのクルマが採用されているのです。

レース中は、専門の「レースドクター」が同乗し、何か起きてもすぐに駆けつけられるように、ピット出口で常にスタンバイしているのです☆




【セーフティーカーの運転手は現役のレーシングドライバー!】
F1マシンの先頭に立って安全な走行が求められるセーフティーカー。通常よりもゆっくりとした走行でも、相当なスピードが出ています。
2010年第4戦中国GP(この時は雨でした)のセーフティーカーのラップタイムから計算すると、1周の平均速度は、およそ155km/h。直線では時速200km以上出ています!
さらに第6戦モナコGPでも、あの狭い公道で1周平均速度“約105km/h”日本の高速道路並みのスピードで、ノーミスで走っているのです!
セーフティーカーは、こういった高い運転技術が要求されるため、運転手は現役のレーシングドライバーが担当。FIAと契約して、セーフティーカーを毎回走らせているのです☆


★★助手席の人は「FIAの競技委員の人」★★
最近は、セーフティーカー内にも「車載カメラ」が設置され、セーフティーカー内の様子が映し出されることが増えてきました。ほとんどの人が気になっていると思います。
「助手席の人は誰?」
ただ座っているだけのように見えますが、彼はFIAの競技委員の人!常にコントロールタワー内にいるFIA競技本部と無線連絡をとり、どのタイミングでセーフティーカーを入れるか?コースの状況はどうなっているか?のやり取りをおこなっています。
また、たまにセーフティーカーと1位マシンの間に周回遅れのマシンが混ざる時があります。セーフティーカーの真後ろは1位のマシンが続かなければいけないというルールになっているため、特例として該当するマシンには「セーフティーカーを追い越してよい」という指示が出ます。その際、ドライバーに指示を出すのも、その競技委員の仕事なのです。

こうして、運転手はセーフティーカーの安全走行に集中し、助手席の競技委員は状況に応じて各マシンへの指示出しを行うという形で、仕事を分担して、それぞれの業務に集中できるようにしているのです☆




【赤旗より現在はSC出動を優先】
今までは、レース中に大きなクラッシュが起きたときは「赤旗」を掲示して、レース自体を中断していましたが、1993年から「レースを止めなくても、クラッシュの対応ができるように」という形で、セーフティーカー制度が導入されました。

それからはアクシデントの状況に応じて、セーフティーカー出動と、赤旗レース中断が使い分けられてきました。特にスタート直後の1コーナーで多重クラッシュが起きた際は、セーフティーカーよりも赤旗を出して「レーススタート自体をやり直す」という対応方法が主流となっていて、当時はスペアカーも存在し、クラッシュに巻き込まれたドライバーもスペアカーで再度自分のグリッドからスタートできる「敗者復活」のような要素もありました。逆にレース中に起きたアクシデントに関しては、セーフティーカーでレースを止めず対応にするという「両ルールがバランスよく分担」されていました。

そんなセーフティーカーの位置づけが大きく変わり始めたのが2002年の開幕戦オーストラリアGPからです。
スタート時、先頭で1コーナーに進入したルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)のマシンに、後方から来たラルフ・シューマッハ(ウィリアムズ)が乗り上げ、マシンが宙に飛ぶ大クラッシュとなりました。これが発端となり、1コーナーは大混乱。トップチームを中心に約8台のマシンが姿を消す事態となりました。1コーナーにはクラッシュしたマシンや飛び散ったパーツの破片で、コースが半分以上塞がれていたため、「赤旗でスタートやり直しだ」という声が飛び交いましたが、その時にFIAが出した判断が「セーフティーカーで対応。レースは止めない」というものでした。

一説によると、「ここでセーフティーカー対応にすれば、下位チームにもポイント獲得のチャンスが増え、面白いレースになる」という意見が競技委員の中で出たため、セーフティーカーで出来る限り対応したのです。

その結果、当時弱小チームであるミナルディからデビューしたウェーバーが、F1デビュー戦で5位入賞!新規参入1戦目だったトヨタチームのミカ・サロが6位入賞という、大番狂わせな結果に終わりました。

これがきっかけとなり、レース中の大きなアクシデントは、基本的にセーフティーカーで対応することになっていったのです☆





いかがだったでしょうか??
セーフティーカーは、よく見かける割に、ルールが分からない人がほとんどだと思います。セーフティーカーのルールも、表向きは単純ですが、知れば知るほど奥が深い存在で、ここに書ききれていない事もたくさんあります。

そういった細かい部分は、今後の各レースレポートで機会があればご紹介していきたいと思いますし、皆さんもセーフティーカーが走っている時は、少し注目して見てみてください☆


また分からないことがありました、お気軽にご質問ください☆

コメント(14)

とにかくホントに面白いです!

いつもありがとうございますわーい(嬉しい顔)
いつも解説、ありがとうございますexclamation ×2

この間のモナコGPではたくさんセーフティーカーが映ってたのでちょっと気になってましたわーい(嬉しい顔)特に助手席の人は何だろう?、とずっと思ってたので勉強になりましたるんるん

わかりやすい解説アザス顔(願)ぴかぴか(新しい)
ちなみに.今SC運転してるのッて誰なんですかexclamation & question
解説ありがとうございます
いつもテレビで放映されるセーフティカーの二人の謎が解けました!
ちょっと小太り(失礼)な人たちだなぁと思っていたのですが
その道のプロなんですねわーい(嬉しい顔)
セーフティーカーを運転しているのは現役のドライバーの方だったんですねexclamation ×2
選手じゃないのにサーキット走れて良いなぁ…って思ってましたたらーっ(汗)
セーフティーカーのルールとかちょっと良くわかんなかったので、整理出来てタメになりましたわーい(嬉しい顔)ありがとうございますぴかぴか(新しい)
>亀のAQUAさん
質問ありがとうございます☆
色々調べてみましたが、今年に関しては誰か分かりませんでした。(すいません)
とは言っても、有名な人が担当することはありません。

一応、2006年と2007年の日本GPでは「ベルント・メイランダー」という方がセーフティーカー専任ドライバーとして担当しています。
> ケロックさん
SCのドライバーはスーパーライセンスを持ってるッてコトでは無くて.何かのレーシングドライバーッてコトですかわーい(嬉しい顔)
>亀のAQUAさん
スーパーライセンスは「F1ドライバーのみ」の話なので、特に必要ないはずです。ただFIAと専属で年間契約しなければいけないなど、簡単な条件でなれるものでもないようですね☆
>亀のAQUAさん
ウィキペディアで見つけました!
「ベルント・マイレンダー」という表記で載っていました。
1990年代にDTM(ドイツツーリングカー選手権)やFIA-GT選手権、ニュルブルクリンク24時間耐久レースに出場にしていたドイツ人ドライバーで、2000年からセーフティカーの専属ドライバーを務めているそうです☆
> ケロックさん
そ-なんですか電球
よく見つけましたねウッシッシぴかぴか(新しい)
わざ02あざす顔(願)顔(願)

話変わりますケド.
今年の鈴鹿ッて.元々10月2・3日でしたよね(・_・)?
変更になったんですか
>亀のAQUAさん
かなり話変わりますねf^_^;
そうですね、昨年より1週間遅い8・9・10日開催となりました。

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