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BDについてもっと知りたい!コミュの 第2回BD研究会実施報告

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日時:2006年4月9日 日曜日 午後1時〜5時

場所:新宿区・東京日仏学院 108号室

参加者:abeilleさん、cu39 さん、Freddoさん、Kigalisoupe さん、コリイ?さん、ショードヴァル、乳の日に薔薇の花束をさん、ホリテツさん、ゆうじさん、他コミュニティ不参加者4名(計13名、アルファベット順、続いて五十音順)

概要:
13:00〜
雑談をしながら、持ち寄ったBDに目を通したり。

13:30〜
自己紹介

14:30〜
自己紹介に基づいて意見交換。マンガとBDの違い(マンガはストーリーを重視するが、BDは絵を重視する)。マンガが初めてフランスに紹介された当時、かなり違和感を与えていたが、日本製のアニメーションが広く放映されることで徐々に違和感が解消される。マンガとアニメは密接な繋がりを持っているが、BDとアニメーションはマンガほど関連性はない。BDとマンガそれぞれのメディア・ミックスについて。アメリカを舞台としたBDがかなり存在するが、その意味は何か? 『ブラックサッド』はアニメーター出身の作家がアメリカを舞台として作った作品であるが、その翻訳に対する反響はどうだったか?

15:00〜
Kigalisoupe さんによる『ブラックサッド』についての発表。フランスでの出版状況、日本での翻訳状況、受賞歴。作者フアン・ディアス・カナレスとフアーノ・ガルニドの経歴。『ブラックサッド』シリーズの成立過程。1〜3各巻の内容紹介(3巻は未訳)。作画担当のガルニドの画について。『ブラックサッド』のメイキングに相当する本『Histoires des aquarelles(水彩画物語)』に則って、ガルニドが行なっている色彩上の工夫を紹介。『ブラックサッド』の制作期間(企画の段階から第1巻が出版されるまで約8年、第2巻で約2年)。BDが置かれている状況は決して高くない。

16:00〜
質疑応答。
■マンガと比べると制作期間が長いが、作者はBDに専念しているのか? 
―当初は2人ともアニメーションの仕事に従事しており、『ブラックサッド』は趣味的な位置づけだった。アニメーションの仕事に従事していたため、共同作業に対する慣れがあった。フランスで評価されたポイントはコマ割の斬新さ。

■なぜ動物を主人公に据えたのか?
―西洋における寓意の伝統。同様なBD作品としては『Canardo(カナルド)』、『Lapinot(ラピノ)』などが挙げられる。動物の擬人化に伴って生じるタブーの問題。

■『ブラックサッド』関連のフィギュア。日本の購買層との違い。

■BDの翻訳に伴う苦労。ハードボイルドな世界観、セリフのトーンを維持する努力。吹き出し内のセリフの処理。文芸翻訳よりは字幕翻訳に近い。翻訳のペースなど。

16:50
終了。片付け。

コメント(3)

ショードヴァルさん、

お引越しでお忙しいでしょうのに、レポートありがとうございました。
わたしもべつのコミュのレポート書かなくてはならないのですが、て大変ですね。なかなかできない。
>Kigalisoupe さん
いえいえ、こちらこそこんなお粗末な報告で申し訳ありません。なかなか会の熱気を伝えるというところまでいきませんね… レポート頑張ってください。

>りんちゃんさん
なかなか文章にしにくい部分もありますので、今度お会いした時にでもお話しますね。

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