『JOURNAL D'UN ALBUM』読み終えました。
http://www.parisetudiant.com/loisirs/article.php?article=93
表紙にあるとおり(「私たちは漫画家です、バンドデシネを描いています、、、」と異星人の被り物をしたD&B。ちょっと困った顔をしている。)、フランスでも、BDが絶対的な評価を受けているわけではありません。売り上げは、どんなジャンルの書籍よりも、抜き出ているのに。
『Monsieur Jean, L'Amour, La Concierge.』読みましたー。『黒檀の卓』なる小説を書いた売れっ子作家ムッシュー・ジャンを主人公とする短編の集まりって感じなんですね。内訳は以下の通りです。
「monsieur Jean(ムッシュー・ジャン)」、「Chantal(シャンタル)」、「une bonne surprise(思いがけない贈り物)」、「ma concierge bien aimée 1(愛すべき管理人1)」「monsieur Jean fait ses courses(ムッシュー・ジャン、買物に行く)」、「ma concierge bien aimée 2(愛すべき管理人2)」、「un bon petit chat(良い子の子猫ちゃん)」、「des glaçons dans le formol(ホルマリンの中の氷塊)」、「ma concierge bien aimée 3(愛すべき管理人3)」、「Ce cher Félix(親愛なるフェリックス)」、「ma concierge bien aimée[suite et fin](愛すべき管理人[続きと終わり])」
フェリーニの『甘い生活』を思わせるちょっとハイソサイエティな生活の中にも見栄とかユーモアがあって、なかなか楽しめる作品です。僕的には「シャンタル」、「ムッシュー・ジャン、買物に行く」、「親愛なるフェリックス」が好きです。これも翻訳される価値が十分にあると思います。今現在7巻まで出てるようです。
『Monsieur Jean』第2弾、「Les nuits les plus blanches」、読みましたー。タイトルは、直訳すると「最も白い夜」ということですが、「nuit blanche」で「眠れない夜」という意味になるので、「一睡もできない日々」という感じでしょうか。今作もやはり短編集という感じです。全編を貫くゆるやかなテーマとして不眠ということがアリマス。内訳は以下の通り。
「4 saisons pour monsieur Jean(ムッシュー・ジャンに四季のピザを)」、「insomnie 1(不眠症1)」、「le voyage à Lisbonne(リスボンへの旅)」、「insomnie 2(不眠症2)」、「Billie, Somerset et les porte-jarretelles(ビリー、サマセット、ガーターベルト)」、「insomnie 3(不眠症3)」、「monsieur négatif(ムッシュー・ネガティフ)」、「Lisa(リザ)」、「insomnie 4 et fin(不眠症4と終わりの物語)」
ユマノイド・アソシエのメルマガで知ったんですが、『Monsieur Jean(ムッシュー・ジャン)』原作の映画が11月21日に封切られるようですね。タイトルは『Ce soir, je dors chez toi』。日本語にすると、『今夜君の部屋で』みたいな感じですかね。厳密に特定の作品を映画化したわけではないようです。ちょろっとブログなんかで評判をみると、あんまり芳しくはないようですが(笑)、実際のところどうなんですかね? どなたかご覧になったら教えてください。