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BDについてもっと知りたい!コミュの『ブラックサッド 凍える少女』

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 えー、なんか今さらですが、せっかく読んだのでご紹介しておきます。原題は『BLACKSAD Arctic-Nation』、フアン・ディアス・カナレス(原作)、フアーノ・ガルニド(作画)による『ブラックサッド』第2作です。早川書房から2005年8月に邦訳が出版されています(大西愛子訳)。原題をそのまま訳すと「北極の国」ぐらいでしょうか。主人公の探偵ブラックサッドが今回の事件に直面する白人至上主義地区「ザ・ライン」を指すものと思われます。ちなみに第1作は『ブラックサッド 黒猫の男』として同じ早川書房から2005年の7月に翻訳出版されています。こちらの原題は『BLACKSAD Quelque part entre les ombres』、「闇のどこかで」という程の意味ですかね。
 さて、梗概は以下の通りです。
 探偵ブラックサッドは小学校の教師ミス・グレイからある黒人少女の失踪について調査するよう依頼を受ける。そこはザ・ラインと呼ばれる白人至上主義地区で、黒人に対する差別が公然と行われている。富める白人と虐げられる黒人、黒人への差別意識を煽る体制と白人への憎悪を募らせるギャングすれすれの黒人政治団体。ブラックサッドが身を投じたのはこのような複雑な状況の中だった。調査を進めて行くにつれ、彼は警察署長カラップが事件に絡んでいると確信するに至る。彼の身辺を洗ううちに、行方不明の少女ケイリーの母親が何者かに殺され、ブラックサッドの相棒ウィークリーが忽然と姿を消す。浮浪者が売りさばこうとしていウィークリーのカメラを手がかりに、ブラックサッドは事件の黒幕のもとへ向かう。彼を待ち受けていたのは…
 あとは読んでのお楽しみということで。読み終えると翻訳の副題「凍える少女」が絶妙のタイトルだと気づきます。原題よりいいんじゃないでしょうか。今回の作品からウィークリーという相棒が登場しているんですが、これがよく効いています。ブラックサッドのかっこよさをウィークリーの間抜けさがうまい具合に補っているという感じです。ブラックサッド自体軽口をたたいたりして、コミカルな要素を持っているんですが、ウィークリーが登場することで非常に味わいのある作品になってるんじゃないでしょうか。語り口もマンガ読みにとっても全く違和感ないものになっています。

コメント(6)

mapp さん、書き込みありがとうございます! 個人的にはブラクサッドがドライブイン・シアターでB級映画を見終わったあとの気取った科白、「人類が巨大な危機を免れ、もうなにも心配することがないことをみとどけ、おれは安心してダイナに会いに行った。」なーんてのが好きだったりします。コマ構成がすごく映画的だなという印象を持ちました。結構大胆なつなぎとかをしてるような気がするんですが、どうなんですかね? 最後のところでケイリーがウィークリーにぶつける雪玉が謎です。どういう意味を持ってるんだろう?
EMANONさん

ブラックサッド、気に入っていただけたならうれしいです
「凍える少女」タイトルは編集者さんが決めてくださいました。
一般的に言ってタイトルは編集者さんが決めます
これは一般書なども同じです
ときどき意見を求められることもありますが、ほとんどの場合大手だと編集者さんのようですよ
やっぱりキャッチーな言葉を見つけるのが上手なんですよね

ユーロマンガの次号にも短いブラックサッドが載りますのでよろしくお願いします

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