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BDについてもっと知りたい!コミュの『Lou !(ルウ!)』

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 Julien Neel(ジュリアン・ネール?)『Lou !(ルウ!)』第1巻「Journal Infime(最低日記 *ちょっと強すぎるかもしれませんが、あまりいい訳が浮かばないので…)」(Glénat[グレナ]社、2004年刊)、読了しました。これも例によって、今年のアングレーム・フェスティヴァルにノミネートされた作品です。今年ノミネートされた作品は2006年に出版された第3巻ですが、僕が読んだのはシリーズ第1巻で、これはこれで、2005年のアングレームで9歳から12歳向けの作品賞を受賞しているとのこと。実際、ユーモアと感動のある素晴らしい作品です。一目で少女向けとわかる表紙で、そもそもはこういう作品も押さえておいた方がいいかなくらいの気持ちで買ってみたんですが、読み始めてみると、意外に面白い…(笑) 絵柄がアニメ的にデフォルメされていて、ノリ的にも普通のBDよりははるかに日本人にとってとっつきやすいです。若干テンションが高すぎる部分はありますが、ほとんど違和感なしと言っていいでしょう。作者は男性なんでしょうか? 仏語版ウィキペディアを見ると(http://fr.wikipedia.org/wiki/Julien_Neel)、「un auteur」とあるので、おそらくは男性なんじゃないかと思われます。1976年生まれ(僕より若い…!)で、主要作品はこの『Lou !(ルウ!)』、それともう1つ、Gallimard(ガリマール)社の Bayou(バユー)という叢書に『Chaque Chose(あれやこれや)』という作品が入っている模様。現在は『ルウ!』のアニメ版作成にも挑戦中とか。短編作品集なので、要約は難しいんですが、物語の枠組みは大体こんな感じ。

 小学生のルウは母親と2人暮らし。母は未婚のままルウを生んで、女手1つでルウを育ててきたらしい。かと言って、しっかり屋のお母さんかと言うと、そんなこともなく、どうやら作家(漫画家?)を生業としているらしいが、1日中家にいて、掃除も洗濯も後回しで、ゲームをしているばかり。そんな母親に育てられたルウはいつも明るく元気いっぱいで、おしゃれが大好き。母親、親友の Mina(ミーナ)、憧れの男子 Tristan(トリスタン)、隣に越してきた青年 Richard(リシャール)らに囲まれて、彼女は毎日の生活を満喫している…

 特にサブタイトルがつけられて各短編がはっきり分けられているわけじゃないんですが、複数の話から成り立っていて、ルウと母親の日常生活がいろんな角度から語られていきます。僕がとりわけ好きなのは、2人の元をおばあちゃんが訪ねてくる話で、憎まれ口ばかりたたいているおばあちゃんが意外とかわいい一面を見せる佳編となっています。とりあえず訳してみたので、下にアップしておきますね。「バンド・デシネの集い」にいらした方はご覧になったかもしれません。文字が小さ過ぎてひょっとしたらセリフが読めないかもしれませんが…

コメント(6)

先日、ちょっと拝見しましたが、かわいらしいですよね
著者はとりあえず男性ですね。
でもauteurは男性名詞で男性でも女性でもこのことばを使います。念のためw
>Kigalisoupe さん
あ、そりゃそうだ…(笑) 「dessinateur」なんかのケースと混同してました。フランス語のできなさがバレてしまう…(笑)

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