Florence Dupré la Tour(フロランス・デュプレ・ラ・トゥール)作『Capucin(カピュサン)』第1巻「La Mauvaise Pente(転落)」、読了しました。つい最近紹介した『Orage et Désespoir(オラージュとデゼスポワール)』と同じくガリマール社の「Bayou(バユ)」叢書に収められています。そして、やはり『オラージュとデゼスポワール』と同じく、今年のアングレーム国際BDフェスティヴァルの受賞予定作品にノミネートされていました(→http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=14133620&comm_id=424387&page=all)。副題の「La Mauvaise Pente」は「よからぬ道に入り込む」的な意味の「être sur la mauvaise pente」から来ていると思われ、主人公カピュサンの運命を暗示しているはずなので、とりあえずは「転落」と訳してみました。梗概は以下のとおり。