ＢＤについてもっと知りたい！コミュの『オリブリウスのゆかいな冒険』刊行！

2008年に『ピエールとジャンヌのパパ！お話しして！』（作：ルイス・トロンダイム、画：ジョゼ・パロンド）を刊行したくらしき絵本館から、この度、ジョゼ・パロンド『オリブリウスのゆかいな冒険』が刊行されました。出版社による紹介ページはこちら↓
http://www.kurashiki-ehonkan.com/book.html

元の本はラソシアシオン（L'Association）から出ているそうですが、翻訳本もラソシアシオン風のフランス装で非常にかわいらしい造本です。

翻訳は今回も猪俣紀子さんで、『ピエールとジャンヌのパパ！お話しして！』の時と同様に今回も日仏併記という体裁をとっています。セリフはあまりなく、コマの上下にナレーションが記されているのですが、シンプルなフランス語で書かれているので、仏語の勉強にもうってつけだと思います。

『ピエールとジャンヌのパパ！お話しして！』を既にお読みの方はご存知かと思いますが、非常にかわいい絵柄でノンセンスな物語を描くところにジョゼ・パロンドの魅力があります。本作は白黒でシンプルに描かれているのですが、その魅力は健在です。キャラクターたちの行動に何とも言えぬおかしみがあって、それが作品の魅力をひきたてています。

値段は税込みで1,100円です。上記出版社HPの「Shop List」というところに取り扱い書店が記されていますが、どこででも手に入るというわけではないようです。興味がある方はぜひ上記リンクから注文してみてください。