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三浦浩子コミュの作品紹介16 『甘い誘惑』(2009)宙出版

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『甘い誘惑』(2009)宙出版
原題『Dear Enermy』
原作:Jean Webster(ジーン・ウェブスター)


原作はジーン・ウェブスター著「続・あしながおじさん」です。
あの有名な「あしながおじさん」の続編です。

あしながおじさんで主人公だったジュディの
親友サリーが孤児院の委員長に抜擢され、奮闘するお話です。
ジャンルとしては、ロマンスというより少女漫画に近いような。

「あしながおじさん」であるペンデルトン氏と結婚したジュディ(ジルーシャ)は、
夫からのクリスマスプレゼントに、彼女が育った「ジョン・グリア孤児院」を理想的に改造するための莫大な資金を贈られる。
ジュディは大学時代の親友で、なに不自由ない家庭で育った若くて美しいサリーに孤児院の院長を依頼する。
サリーは婚約者ゴルドンを残し、新院長としてジョン・グリア孤児院に赴任する。
サリーとともに孤児院を改革するためペンデルトン夫妻が派遣した医師マックレイ氏がやってくる。
奔放なサリーと無愛想なマックレイ氏

サリーは、$1札を拾ってくれた8歳の男の子が言った言葉を聴いて愕然とする。
「綺麗な鳥の絵が描いてある紙」
お金の存在も知らない、人として認められていない孤児たち。
この孤児院では社会で生きてゆくための教育は一切されていないのだった。

サリーは、”絶対に変えない孤児院の規則”を一つ作る。
「ここで与えるより遙かに多くの利益を子供に与えるのでなかったら
 一人の孤児も当院から出さない!」
サリーの熱意に共感を覚えるロビン。
サリーのピンチを助けるロビン。

ロビンは、あるとき二日間だけ休暇を取って、どこかへ行ってしまう。
約束の二日を過ぎても戻らず、現れたのは十日も過ぎたころだった。

サリーの改革は
献立や洋服を変えることから始まった。
男の子には農地を与え、自分で農作物を収穫する仕事を与え、
女の子には裁縫や料理を教え、
収穫したモノや、縫製したものは孤児院で買い取ることで、
自給自足と、働くことを子供たちに教える。
また食事を通してテーブルマナーなど社会に出るための教育も実施する。
そして、力や恐怖ではなく、愛情をもって接する。

サリーの大学時代の同級生たちの協力もあり、孤児院改革は進んでゆくのだが
サリーを恨む者による放火で、孤児院が焼失し、ロビンも怪我を負ってしまう。
サリーとロビン、そして孤児院の行くへは?

コメント(3)

心なしか、ヒーローの影が薄かったような・・・
髪の色のせいかしら?
三浦先生の作品はまだ読んでませんが、
その原作は読みました。
ハ−レクインとしてどういう風な作品になったのか
楽しみです。
>elmoさん
原作ではエピソードがたくさん盛り込まれていますね。
ロマンスコミックのページ数内でロマンス・ストーリーを展開するのは難儀だったのでは?
そんな中で、サリーやロビンの気持ちに変化が現れるエピソードを繋いで描くのは、さすが三浦先生ですね。
近頃はハーレクインやロマンスコミックで絢爛豪華な描写に慣れてしまったようで。
舞台が質素な孤児院だったせいか、景観描写が少なかったようなきがしました。

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