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南紀の旅コミュの大峯奥駈道

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 奈良県吉野郡吉野町・黒滝村・川上村・天川村・上北山村・下北山村・十津川村・五条市
 和歌山県田辺市・新宮市
 
 吉野熊野国立公園内。史跡・UNESCO世界文化遺産。
 標高1200〜1900mの山々が連なる大峰山脈の主稜線を通り、吉野と熊野の二大聖地を結ぶ約120kmに及ぶ山岳道。急峻な山岳は、我が国固有の信仰である修験道の最も重要な修行の場となっている。
 修験者の修行の道であり、沿道には金峯山寺・金峯神社・大峰山寺・玉置神社などの寺社以外にも、宿や靡(ナビキ)と呼ばれる霊地が点在し、平安時代中頃には既に120近くの霊地が記録されている。これらの山中の峰・岩・滝等は諸仏尊が顕現した場所とされ、鏡や土器など信仰に伴う遺物が多く確認されている。
 なお、大峰山寺本堂解体修理に伴う発掘調査による黄金仏等の出土品や金峯山経塚からの多量の出土品は、平安時代中期の藤原道長を初めとする中央貴族の大峯修験への多大な信仰を物語るものとなっており、奥駈道の本宮側の基点近くには、保安2(1121)年銘の陶製外容器が出土した備崎経塚群も所在する。
 大峯奥駈道に入って、読経・修法などの修行する事を峯入りといい、その種類は時代によって異なっている。鎌倉時代末には晦日山伏の峯入・華供の峯・役行者御影供の峯・諸国山伏の峯入・笙の窟冬籠の5種類があったとされ、室町時代になると、本山派は春に熊野から入って吉野にぬける順峯、当山派は秋に吉野から熊野にぬける逆峯の修行を行うようになる。また、江戸時代には、本山派は年間を通じて、当山派は春から秋にかけてそれぞれ4種類の峯入を行うようになる。
 峯入は、現在も行われ、本山修験宗の聖護院では、夏に奥駈をし、当山派の三宝院や金峯山寺では、春の華供峯入と夏の奥駈を行っている。なお、江戸時代中期以降には在俗者を中心とする大峯講の峯入りも行われるようになった。
 峯入は、入峯前に前行、入峯の際に入成の作法をし、峯中で十界修行をする事により、即身成仏の境地に達し、出成の作法をして出峯するという順序で行われた。
 熊野から吉野の大峯山全体は、胎金の曼陀羅とされ、峯入道にそって120の宿が設けられ、これらを拠点として修行が行われたが、特に山上ケ岳・小笹・弥山・深仙・前鬼などが重視された。また、その後奥駈道に、本宮を第1とし吉野の柳の渡しを第75とする靡が設定され、それぞれ修行の場となっていた。

コメント(2)

 吉野山奥千本の大峯奥駈道です。1月6日に行って来ました。
台風12号で大きな被害が出た模様で、奈良県による調査が続いています。

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