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一期一会 〜心の内側〜コミュの時間を留めるアート

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土曜日の午後、サントリーミュージアムの「ミュシャ展」
へ行ってきた。

私は特に絵に興味があるわけではないが
美術館などに行くのが好きだ。

ミュシャの絵は、お芝居の「椿姫」のポスターとなったり
「モナコ・モンテカルロ」のポスターとなったりしていたそうだ。

女性の肖像画に、独特の個性あふれるバックの模様・・・
色使い・・・がとても印象的であった。

私が個人的に好きだな〜と感じた絵は
とってもシンプルなものだった。

エンピツと白のハイライトだけで描かれた
無色の絵に惹かれた。

何気ない日常の「食器」や「小物」を描いている。

その線の繊細さに、思わず目を奪われてしまう。

ミュシャの絵の魅力は、女性の肖像画であるが
決してプロの美しい女性モデルだけではない。

妻や家族はもちろんのこと
何気なく生活している町娘の表情や
少し疲れた顔の中年女性も描いている。
その髪の乱れ具合や、顔のしわの自然さに
安心感ともいえるやすらぎさえ感じたのだ。

そんな「絵」を見つめる時間がゆっくり流れた。。。

私の心が19世紀の異国の時間とつながる。。。

とっても不思議な空間。

私は感じた。

『時間』とは止めることのできないかけがえのない大切なもの

でも毎日時間は流れてゆく。
砂のように。。。

そしていつのまにか、慌しく忙しい毎日の中で
時間が流れているだけでなく
「自分」が流されていることに気づく。

心なく自分が時の流れに流されていくだけというのは
とても虚しいことではないだろうか。

絵と向き合って
「ミュシャはどれくらいこの絵に時間と情熱を注いだのだろう」
そんなことを想った。

偉大なアーティストたちは「自分の時間を留める」ために
このような作品をたくさん残したのではないだろうか。

「絵画」と「音楽」は似ている。

音楽を作り出すアーティストも
その曲の中に「自分の時間を留めている」のだと思う。

聴き手は立ち止まって、その作品に耳を傾ける。
そんな時間は、ほんの一瞬、時間を「留める」ことができる。

たまには立ち止まって、絵と向き合い
時代や国境を越えて、そんなやさしい時間たちを感じたい。

心にしっとりと感じることができたら
また明日から、流れる時間の中で、しっかりとした「自分」で
生きていこう。

「自分」が時間に流されることのないように。。。



*写真* ミュシャより

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