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新Love☆Implicito&Splendidoコミュの武智ソムリエ・インタビュー♪

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ソムリエインタビュ−

Wine Loversに記述されています♪


http://winelovers.jp/staticpages/index.php/sommelier_9



第9回はバール&エノテカ インプリチト Direttore&Sommelierの武智慎さんです。

どんなお話がうかがえるのでしょうか??



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まず、ありきたりですがソムリエになったきっかけなど教えていただけますか?
学生の頃からショット・バーなどでアルバイトをしていたのですが、何年か経って知人の誘いでレストランでのサービスの仕事をスタートしました。それがイタリアン・レストランでしたので必然的にイタリアワインから勉強を始めたのですが、きちんと全部勉強した方がいいだろうと思って、渋谷にある日本ワインアカデミーに通い始めました。



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そこで資格を取られたのですね。
それがですね。。。1年半くらい通ったらなぜか講師になってしまってたんですよ。まあ、いろいろ経緯はあったのですが。で、ちょうどその頃注目され始めたソムリエ資格認定講座も担当したりしてまして。受けたことないのに。。。



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え?それって、どうなんですか?
いや、カリキュラムはちゃんとあるので教えることはできるのですが、生徒さんはいろいろ不安なわけですよね。会場はどんな雰囲気で何に注意したらいいか、とか質問されてもわからなくて、、、これはまずいだろうということで受験して晴れてソムリエになりました。
なので、「目指せソムリエ」みたいに来たのではなく、なんとなく周りから固められて気づいたらイタリアワインの専門家、っていうことになってたという感じです。



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ずっとイタリア一筋なのですか?
そうですね。最初のレストランがイタリアンだったというのもありますが、イタリアワインが自分に一番しっくりくるなあ、と思っているのでイタリアン以外のお店で働こうと考えたことないですね。ある展示会で飲んだキャンティに感じた親近感とか安堵感がイタリアワインへ対してのベースになっています。それはサンジョベーゼのクオリティを見出したとか、マルヴァジアとのブレンドがどうとかではなくて(笑)、イタリアワインて本当にラフに身近に楽しむものなんだなあ、と心から思ったことなんですよね。



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イタリアワインて固有品種が多くて難しい、というイメージがあるのですが、、、
イタリアワインは一本ごとに風景が見えるはずなんです。丘のイメージが広がってきたり。イタリアワインは確かに種類が多くてしかも系統立ってないのでなんかよくわからないと敬遠されることもあるのですが、生産方法とか生産者とか難しいことを覚えようとするよりもそのワインから広がる世界を楽しむことが一番でしょう。



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そうですよね〜。お勉強みたいに考えるから難しい気がしちゃうんですね。楽しむのが一番ですね。ところで、こちらのお店は一階が立ち飲みもありのバール&エノテカ、地下がオステリアでお食事ができるスペースになっていますが、サービスをする上での違いはどういうところですか?
お食事をしているお客様にサービスをする場合は、テーブルごとにクローズドな空間ですからそのテーブルに最適なサービスを考えていくことが大前提です。そこでは接客ということ以外にも料理が出てくるタイミングやお客様が食べるペースなど様々な要素が絡み合って複雑性を増していて、それが難しくもあり楽しみでもあるわけです。その一方で1階のバールはもっとライブ感があるというか、オープンな空間で誰かが楽しければ店全体で共有しましょうみたいな雰囲気があります。イタリアではバールは生活の一部であり、人それぞれにいろいろな使い方をしているわけですが、この店でもアペリティーヴォに寄ったり、締めの一杯を飲みに来たりさまざまな使い方で楽しんでいただけるようなサービスをしていきたいと思っています。



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ワインリストは一階と地下と共通ですが、ワイン単体で飲む場合とお料理とのマリアージュを考える場合とでリストに載せるチョイスが違ってくることはないのですか?
バールと下のオステリアと同じリストのワインを提供しようというのはこの店の基本コンセプトです。気をつけていることはトータルとしての季節感を合わせることですね。料理のメニューは季節ごとに変わっていくわけですが、ワインもそれと同じ気配を感じられるようなものを選んでいきます。



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今、注目している産地や生産者はありますか?
これまでイタリアワインというとトスカーナから北に偉大なワインあり、で南は「できちゃった系」というか、圧倒的な栽培条件の良さを背景に何の苦労もなく勉強もせず、っていう図式が確かにあったと思うのですが、それが変わってきていると思っています。南イタリアにも海外資本が入ったり海外で学んだ醸造家が帰って来たりして、最新の栽培・醸造技術を持つ素晴らしいワインの造り手がどんどん出てきていると思っています。
今のワインリストでも8割以上がトスカーナから北ですが、南のものも随分増えてきました。意図的にやっているわけではなく、「これもいい」「あれもいい」って入れていって結果的に増えてる感じです。



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なるほど。ではこれからの展望など聞かせていただけますか?
やっぱり、お店の歴史が感じられるワインリストを作っていきたいですね。ワインリストってただ何かから抜粋してオーダーしてワインが揃えばそれでいいわけじゃないんです。オープン当初からずっと大事に付き合ってる造り手がいたり、毎年親交を深めているカンティーナがあったり、思い入れのあるワインがお店の歴史の分あるはずで、それを大々的にお勧めするのってごく当たり前のことだと思うんです。ここの店は今6年経ちましたが6年分の歴史と蓄積がありますし、これからもそういう視点で店の財産と言えるようなワインリストを作っていきたいです。



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ありがとうございます。ところで、普段はどんなワインを飲んでいらっしゃるのですか?
めったに飲まないんですけど、、、飲むとしたらかるーい白とかですかね。なんかいいワインは評価をしなきゃいけないとか脳を活性化させて飲まなきゃいけない気がして(笑)プライベートでは体に負担がかからないものを摂取したいな、と思ってます。



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失敗談を聞くのが定番なんですけど、何かありますか?
失敗かどうかわからないですけど、、、お勧めして出したワインがなかなか減らないと、ちょっとはずちゃったかなあ、っていう気になります。「締めに何かおいしいの!」って言われて出したのに全然減らなくて半分くらい残して帰られたりすると、ちょっとへこみますね。



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それって単に飲みすぎでもう飲めないってことじゃないんですか?
そう思って自分をなぐさめることにしてます(笑)。
駆け出しの頃は自分の経験よりも本から得た知識で「これはすごいワインです」ってお勧めすることもありましたが、やはり自分が本当においしいと思うものを自信を持ってお勧めしていきたいと思っています。







武智 慎(たけち・しん)
1969年 東京都生まれ
銀座「エノテカ・ピンキオーリ」ソムリエ、渋谷「リストランテ・ダ・フィオーレ」
オープニングマネージャーを経て2005年から現職
日本ワインアカデミー常任講師

バール&エノテカ インプリチト / Bar & Enoteca implicito
東京都渋谷区東4-6-3
TEL: 03-5774-4433
FAX: 03-5774-4430
営業時間:月〜土 17:00〜27:00 日19:00〜25:00(LO) 不定休
WEBページ: http://www.implicito.com/



オステリア スプレンディド / Osteria Splendido
東京都渋谷区東4-6-3-B1
TEL: 03-3406-0900
FAX: 03-5774-4430
営業時間:月〜土 18:00〜27:00 (LO 25:00)  日曜休
WEBページ: http://www.osteria-splendido.jp/



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