イーグルスファンコミュの楽天・瀧中瞭太　苦しい投手陣の救世主となれるか／ドラフト下位入団選手の今

滝中が27日西武戦で２戦目登板「勝負楽しみ」

楽天ドラフト6位の滝中瞭太投手が、プロ2戦目の登板となる
27日西武戦（メットライフドーム）で初勝利を目指す。

26日、同球場で最終調整。初登板の前回登板、19日ソフトバンク戦では
6回途中1失点と好投。白星はつかなかったが、首位相手にチームの勝利を引き寄せた。
2度目の登板を控え「やるべきことは変わらないので。
勝負が楽しみな打者がたくさんいると思います」と山賊打線の印象を口にした。

相手にはホンダ鈴鹿でバッテリーを組んだ柘植が在籍する。
「初ヒットがホームランだったのでその時は連絡しました。
会社の人たちもすごく楽しみにしてくれているので対戦できたらいいなと思います」と
対決を心待ちにした。

楽天・瀧中瞭太　苦しい投手陣の救世主となれるか／
ドラフト下位入団選手の今

9月19日のソフトバンク戦（PayPayドーム）で先発として、
プロで初めて一軍マウンドを踏んだ。

1点リードの3回には二死二塁と、この日初めて得点圏に走者を背負ったが、
周東を左左飛に打ち取りピンチを脱した。無失点で迎えた６回、
一死三塁の場面で降板。その後、同点に追いつかれてプロ初勝利は消えたが、
6回途中1失点の好投。チームは3対1で勝利した。
ルーキー右腕は「とにかくゲームを作れたことはよかった」と、
ホッとした様子で振り返った。

龍谷大を経てホンダ鈴鹿に入社。スリークオーターから150キロ超の直球とシュート、
カットボールを投げ込む。右腕にはどの球でも内角を突ける制球力がある。
ここまで二軍戦には8試合に登板し2勝1敗、防御率1.72。
イースタン・リーグで初勝利を飾った7月30日のDeNA戦（横須賀）では、
7回2安打無失点という抜群の内容だった。

\小山一軍投手コーチは「カットにしても、シュートにしてもいいものはある。
社会人でやっているだけあって、コントロールの良さを感じます」と評価する。
「チームの勝利に貢献するのが目標。負けない投手になりたい」と瀧中。
即戦力として期待される25歳がまず目指すのは、先発ローテ定着だ。
プロ初登板で初勝利を手にすることはできなかったが、大いなる可能性を示した。
チームの再浮上へ向け、頼もしい右腕が台頭してきた。