ハーバート・ノーマン(Edgerton Herbert Norman)は、カナダ人の宣教師の子として1909年に日本の軽井沢に生まれた。
ハーバード大学、コロンビア大学で日本史を研究。日本のファッシズム化の根本原因を封建遺制に求め、日本の近代化の原点を日本の中に発見する研究をまとめる。これが、「日本における近代国家の成立」(1940)で、日本理解のテキストとして占領軍に大きな影響力を与えた。
1945年8月25日、カナダ外交官として終戦直後に来日。GHQはノーマンの助力を求め、彼はマッカーサーの右腕として民主化政策を推進していた。