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科学の知恵袋コミュの科学豆知識 生物篇(13) 神経細胞の再成長化の阻害タンパク質の発見

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 人間を含む哺乳類の場合、中枢神経をやられてしまうと、多くの場合一生麻痺したままになってしまう。しかし、魚の場合にはそうでない。神経細胞があらたに成長を始め、ダメージを回復することが出来る。

 こうした違いは哺乳類の神経細胞にあるNogo-Aというタンパク質の有無によって引き起こされるということが、ドイツのクラウディア・スチュルマーらによって明らかにされた。

 彼らによると、Nogo-Aは、ふぐなどの魚には存在しないが人間などの哺乳類に存在する遺伝子から作られるタンパク質で、このタンパク質が存在すると神経細胞の再成長化が阻害されるという。このタンパク質は進化の過程で生まれてきたもので、複雑な神経系を形成するのに関係するタンパク質だという。

 将来的に治療に使えるかどうかは不明だが、進化の過程で出来たたった一つのタンパク質の存在が神経細胞の成長阻害に影響を与えているということは驚きに値する。



(2005 08/05)

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