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科学の知恵袋コミュの科学豆知識 生物篇(4) ES細胞の活用

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 万能細胞とされるヒトの胚性幹細胞(ES細胞)から、立体構造をもつ大脳皮質の組織を作り出すことに、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターのグループが成功した。
 4層構造で、胎児の脳組織にそっくりだという。

 これまで、ES細胞から心臓や神経の細胞はできていたが、複雑な立体構造と役割をもつ「組織」ができたのは世界でも初めて。
 脳ができる仕組みの解明や再生医療、新薬開発の研究につながると期待される。

 ES細胞の塊をバラバラにして皿の中で培養液に浮かせ、特殊な薬を入れると神経細胞ができる。
 1〜2日かけて、神経細胞の塊になるが、成功率は3割程度と低かった。
 研究チームは成功率を上げるため、バラバラのES細胞が集まりやすいよう、小さなカップに小分けして入れたところ、2〜3時間で塊になったという。
 成功率も7割に上がった。

 約6週間で直径約2ミリのマッシュルームのような形になり、断面をみると層構造ができていた。
 神経細胞が自動的に複雑な大脳の皮質を形作っていたことがわかった。

 大脳皮質は運動、思考をつかさどる脳の最高中枢。
 ヒトの大人では6層だが、胎児では4層の時期がある。
 作り出した組織には4層の皮質があり、胎児の組織とよく似ていた。

コメント(2)

2008年11月6日、米科学誌「セル・ステム・セル」の電子版に論文が掲載されたものですね。
ヒトES細胞同様、ヒトiPS細胞でも誘導が行えたそうです。

将来は、アルツハイマー病などの解明や薬の開発、脳梗塞の後遺症軽減などにつながる可能性があるといいます(毎日新聞社より)。

研究が進んでいくのも、医療が発展していくのも喜ばしいことですが…。
釈然としないものがあるのは何故でしょう。。

いつか人間は脳まで作ってしまうんですかね。
>楼ちゃん
 そうですね。
 参考文献載せるの忘れてました(>_<)っっ

 確かに、研究が進んでいくのは喜ばしいというか、いいことなんだろうけど、釈然としないものはありますよね・・・

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