ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

科学の知恵袋コミュの科学豆知識 化学篇(2) Crown-Etherの特性

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 Crown-Ether(クラウン・エーテル)といわれる物質が注目を浴びています。

 1967年に発見されたCrown-Etherですが、この分子はx-Crown-y-Etherという一般式で命名されます。
 xは環を構成する全原子数、yは酸素原子の数です。
 数種類のCrown-Etherを載せておきます。

 今回、合成法は略させてもらいます。
 知りたかったら質問してくれれば答えますが・・・

 さて、本題ですが、Crown-Etherの特性として、空孔に金属を捕まえ非常に強く溶媒和を形成するという性質があります。

 例えば、KMnO4はイオン性化合物のため有機溶媒に不溶ですが、18-Crown-6-etherが存在していれば、カリウムがCrown-Etherに捕らえられ有機溶媒に溶けるようになります。
 このようにしてできたアニオンは溶媒和をされていないので、非常に反応性が高くなります。

 この性質によって、KF、KCN、NaN3などに代表されるアルカリ金属塩が色んな有機合成に効率よく使用できるようになりました。

 錯体の安定度は、金属カチオンのイオン径と環の空孔径の大きさに依存します。
 つまり、色んな金属イオンに合ったCrown-Etherを選択して合成させてあげればいいということです。

コメント(2)

クラウンエーテルについては少し調べた覚えがあります電球
あまり覚えてないのが自分でも残念ですが、有機溶媒に無機物質が溶けるになるって性質はとてもおもしろいですよね電球
面白いですよね〜。
ちなみに、こうやって本来溶けないものをある手段を使って溶けるようにすることを「輸送」というのだそうです(´・ω・)

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

科学の知恵袋 更新情報

科学の知恵袋のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング