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科学の知恵袋コミュの科学豆知識 生物篇(2) バイオエタノール

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燃料を作るのに材料として好まれているのはサトウキビです。
発酵させるのも簡単で、密集しての栽培も可能であり、1haあたり約5200リットルのエタノールを回収することができます。
一方、トウモロコシに代表されるデンプン質系の材料は、デンプンを糖に変換する必要があり、1haあたりの回収量も約2100リットルとサトウキビの半分以下です(ただしトウモロコシは1tあたりの回収量が約340リットルと利点がある)。

しかしどちらにしても生じてしまうのが、食料との競合問題。
食料になったり、家畜の飼料に使われたりする植物を燃料にすれば、食料・飼料の合計量が多少なりとも減少し、価格の上昇をまねきます。

そこで注目を浴びているのがセルロース系とよばれる原料。
セルロースとは植物の細胞壁をつくる物質で、廃木材や稲わら、麦わら、すすきなどにも多く含まれています。
食料にむかない材料で、食料との競合を防ぐことが出来ると考えられています。

ただ、勿論課題もありまして。
日本だと稲わらを原料とするのが一番効率的でしょうが、稲わらから1リットルのエタノールをつくるのにはおよそ300円かかるといいます。
さらに、水を含むと腐ってしまうので貯蔵も難しい。
そして糖化する際にどうしても稲わらの一部が残ってしまい、生産にかかるエネルギーやコストよりも、廃棄物処理にかかるエネルギーやコストのほうが上まわってしまう可能性もあります。


しかし食料との競合問題をこれ以上大きくしないためにも、セルロース系の原料を用いて効率よく燃料をつくれる方法を探してほしいものですね。

コメント(3)

長文失礼しました。

最初からなぜセルロース系が使われなかったのかと言うと、デンプン系よりもエタノールにするのに分解・発酵が面倒だからでしょうか。構造をみるとそんな感じがします。
それから、バイオ燃料の開発も大切ですが、燃料を使うものの効率化、例えば自動車の低燃費技術の向上なども必要ですよね。
やっぱりどんな技術にも利点・欠点はつきものですよね〜( ̄- ̄)

それをいかに使いやすくするのかっていうのがこれからの研究なんですよね。
最終的にはそれを開発してしまう人間は凄いと思いますが。

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