夢あかりライブコミュの夢あかりライブ開催趣旨

熊本城・東南部に、静かな公園がある。

ひときわ目に付く、ギリシャ神殿風の四阿(あずまや)（旧市庁舎の正面玄関）が不思議な風情を漂わせている。

この静かな風情から想像も及ばない事に
戦前、この公園の場所には第六師団長の官舎があった。

その後、
時は流れ、第七代熊本市長・高橋守雄を記念して公園が造られた。

かつて39歳で市長となり、
三年半の在任期間に＜市電の開通＞、＜水道の施設＞、＜軍隊の移転＞という難事業を次々と成し遂げ、熊本市近代化の基礎を築いたといわれる。

更に言えば、
園内にはこの高橋の胸像をはじめ、
横井小楠や明治維新の群像などもあり、
市民憩いの場所としてふさわしい佇まいを見せている。

しかしながら、
「高橋公園」の存在はあまり知られておらず、訪れる人も少ない。

公園管理課によると利用申請はほとんどなく、メーデーの集合場所となっている程度だという。
あれだけ素晴らしい野外スペースがあるのに、上手に生かされていないのは残念でならない。

そこで！

この高橋公園において、
秋の夕べ「音楽や芝居のライブ公演をしよう」という企画を提案したい。

日ごろ発表の機会が少ないアマチュアの個人・団体に、発表の場を提供して共に楽しもう、という市民憩い企画である。

公園内に竹でつくったあかりを集合させ、照明も最小限に留めた手作りのライブにしたい。

また、
晴れの特異日が多いこの10月、別の場所に目を向ければ、桜町・坪井川界隈で「みずあかり」という祭りも行われている。この「みずあかり」とも連動を深め、行く行くは大きな市民の祭りとして展開することができないものだろうか。

＊なお、写真は高橋公園の園内風景