ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

間脳下垂体疾患 下垂体腫瘍コミュの内分泌検査

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
1TRH負荷テスト

負荷テストの方法
前採血後合成TRH500μgをゆっくり静注、15分、30分、60分、90分、120分後に採血します。

判定基準

甲状腺ホルモン(TSH)
正常ではTRH投与後、15分から30分で極値になります。TRH負荷テストで低反応を呈する場合は、TSH分泌が障害されています下垂体自体の機能障害か、甲状腺ホルモン過剰によってネガィブフィールドバックを介してTSHの分泌が抑制されていてTRHに反応しないかです。前者は下垂体性甲状腺機能低下症であり、特殊例としTSH単独欠損症があります。ただし下垂体機能低下があっても予備能が残っていれば正常人に近い増加反応をします。視床下部性甲状腺機能低下症ではTRH負荷テストに反応しますが、そのピークが遅延することが多いです。後者にはパセドウ病、甲状腺機能亢進症があります。TRH負荷テストで過大遅延反応を呈するのは原発性甲状腺機能低下症です。

プロラクチン(PRL)
正常ではTRH投与後、15分から30分で極値(20ng/ml以上)に達します。女性では男性より分泌増加反応は有意に大きいです。
男性では基礎平均値10ng/mlで、ピーク値平均30ng/ml、女性では基礎平均値14ng/ml、ピーク値平均60ng/mlとの報告があります。
TRH負荷テストで低反応を呈する場合はプロラクチン単独欠損症も含めた下垂体機能低下症です。しかし視床下部性下垂体機能低下症の一部ではTRHに対する正常の反応がみられます。プロラクチンは他の下垂体前葉ホルモンに比べ比較的分泌能がよく保たれていますので、下垂体機能低下症での低反応のみられる頻度は他のホルモンに比べると少ないです。高プロラクチン血症の患者の中、TRH負荷テストに対し反応する場合は、機能性プロラクチン分泌亢進症の可能性が高いです。一方器質性の視床下部や下垂体疾患では、分泌増加率が機能性に比べ低いです。


コメント(5)

2インスリン負荷テスト

負荷テストの方法
レギュラーインスリン0.1単位/kg体重を静注し、前、負荷30分、60分、90分、120分後に採血します。

判定基準
GH値の負荷後のピークは60分にあり、その最大値10ng/ml以上を正常反応、5〜10ng/mlを境界反応、5ng/ml以下を無反応とします。

3アルギニン負荷テスト

負荷テストの方法
10%アルギニン液300mlまたはアルギニン0.5g/kg体重を30分間点滴静注します。前、負荷後30分、60分、90分、120分後に採血します。

判定基準
インスリン負荷テストと同じです。
4CRF負荷テスト

負荷テストの方法
CRF100μgを静注し、15〜30分間隔で120分まで採血し血漿ACTH、コルチゾールを測定します。

判定基準
正常人では30分後にACTHは前値の約2倍になります。コルチゾールはややおくれ60分後に2倍に反応します。腺腫によるクッシング症候群では下垂体ACTHは過剰のコルチゾールに抑えられており反応しません。これに対しクッシン病では正常反応から過剰反応までさまざまな反応がみられます。
5LH-RH負荷テスト

負荷テストの方法
合成LH-RH100μgまたは200μgを静注し、投与前、15分、30分、60分、90分、120分、180分後に採血します。

判定基準
正常人ではほぼ30分後に最大反応を示します。FSHよりLHの反応の方が大きく、増加率としてLH5〜10倍、FSH1.5〜2.5倍の範囲内を正常とします。
6水制限テスト

負荷テストの方法
前日午後6時より飲食・飲水を禁止します。当日6時より1時間ごとに採尿し、尿量および浸透圧を測定し、連続した2回の尿浸透圧の差が30mOsm/kgH2O以下に一定化したとき採血し、ついでにピトレシン5単位を皮下注射し、さらに1時間後に採尿します。

判定基準
完全型尿崩症では、尿浸透圧は血漿浸透圧以上に上昇せず、またピトレシン投与により尿浸透圧は投与前の50%以上上昇します。心因性多飲症では、水制限後の尿浸透圧の上昇が著しく、またピトレシン投与により、その前値の5%以下しか上昇しません。部分的尿崩症はその中間です。


7高張食塩水テスト
負荷テストの方法
試験開始前8時間の飲水を制限します。まず20ml/kg体重の水を1時間かけて飲水させます。飲水開始から30分後より15分毎に採尿し、5ml/分以上の排尿を連続2回以上得たのち、2.5%の高張食塩水を0.25ml/分/kg体重45分間点滴静注します。投与中および投与後30分間に尿量の減少をみなかったときは100mUのピトレシンを静注し、さらに30分間採尿します。

判定基準
正常人や心因性多飲症患者では高張食塩水投与中あるいは投与後30分以内に、尿浸透圧が血漿浸透圧以上に上昇します。尿量は前値の25%以下に低下します。尿浸透圧が高張食塩水投与によって血漿浸透圧以上には上昇せず、かつピトレシン投与により上昇するときは尿崩症です。
いずれのホルモン負荷テストも三方活栓を使用しますexclamation ×2

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

間脳下垂体疾患 下垂体腫瘍 更新情報

間脳下垂体疾患 下垂体腫瘍のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング