名勝コミュの鳴門

　徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦

　1931年02月20日指定

　瀬戸内海国立公園内。
　徳島県鳴門市の大毛島と兵庫県淡路島の間の海峡。
　カナダのセーモア海峡・イタリアのメッシーナ海と並ぶ世界三大潮流の一つ鳴門の渦潮は、瀬戸内海と外海との潮位の差によって起こる。海水がこの狭い海峡を通過するとき、急流が起こって大小数百の渦が出来る。潮流の速さは大潮で12ノット、渦の直径15～30メートルにもなる。白波が立ち、渦は左右対称の巻き方で、右側は右回り、左側は左回りとなる。一つの渦が消えるまで20～50秒。
　大毛島は白亜紀和泉砂岩層から成り、四国との間は穏やかな小鳴門海峡で隔てられている。鳴門海峡に面した地点は鳴門公園となり、架橋記念館エディ・エスカヒル鳴門・大塚国際美術館等の観光施設が並ぶ。
　また、大鳴門橋橋桁空間には遊歩道「渦の道」が整備され、450ｍ先の展望室までの海上散歩を楽しめる。先端の展望室は太平洋側、瀬戸内海側ともに眺望できるガラス張りで、床下にも眺望ガラス床が嵌め込まれ、渦潮を、約45ｍの高さからガラス越しに覗く事が出来る。
　観潮船は、鳴門側・淡路島側双方から出ており、水中観潮が可能な船もある。

　潮見表
　http://www.uzusio.com/shio0307_09.html

　ライブ映像
　http://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/camera/index.htm