死ぬ時に笑うコミュのまじめな話。2

「やりたい事が見つからない」と言う人がいます。

それは

「やりたい事を決めようとする」から見つかりません。

「やりたい事」は「一つ」に決めるのは難しいです。

今、その人がやっている事が、その人にとっての「やりたい事」です。

「やりたい事」を「仕事」と置き換えると、決められません。

なぜなら、職種になってしまうからです。

未来の職業の心配をして、職種をやりたい事と思い込み、自分を追い込む事はないのではないでしょうか。

「ゴハンを食べる」「本を読む」「風呂にはいる」「人と話す」

みんなやりたいからやります。では「仕事」はどうでしょう。

「こんな仕事はやりたい事ではなかった」

「仕事だからやりたい事ばかりじゃない」

では、どうしてやっているの？

「生活の為に」「喰う為に」「しかたなく」

本当に嫌な事は出来ません。どこかで「まあ、いいか」があるからやっているのではないでしょうか。

人生は「まあ、いいか」が多いと楽しくなります。

「まあ、いいか」は「やってもいい事」です。

「やってもいい事」が増えると、その先に「やった事がある」が蓄積されます。

それが「経験」です。

そしてその自分が体験した事の中に稀に長く続く事があります。

「好きな事」つまりは「趣味」です。

いくらでもあって構いません。

それが「やりたい事」です。いつでも「今」の話です。

何も経験しないで、嫌な事や面倒な事、恐い事から逃げ出してばかりいると、「やりたい事」は見つかりません。

見つけるチャンスを放棄した人間は言い訳をします。

「そんな事やっても無駄かな、と思った」

「なんか自分には合わない気がした」

経験の芽を自分で摘んだ人間は中身はからっぽです。

知識だけ経験したつもりなので、クチは達者です。

「やりたい事」は今自分がしている事です。

今の自分の行動が、今の自分のやりたい事です。

行動と経験とそれに対する自分の気持ちからしか

「やりたい事」は見つかりません。

自分の事なのに解らなくなってしまいますよ。

自分は無知で愚かだと気づく所からです。

自分は低い所で見下していませんか？

自分を磨く事が「やりたい事」を認識する唯一の手段ではないのでしょうか。

「やりたい事」はいくつあっても幸せです。

例え小さな事でも。