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山中伸弥さんを応援する会コミュの2013/08/26(月)13:00-18:00 iPS「再生医療実現拠点ネットワークプログラム キックオフシンポジウム」出席報告(2/3)講演

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2013/08/26(月)13:00-18:00 iPS「再生医療実現拠点ネットワークプログラム キックオフシンポジウム」出席報告(2/3)講演
http://www.jst.go.jp/saisei-nw/information/001.html

以下講演、
(4)「再生医療用iPS細胞ストック開発拠点 」 1404-1534
山中 伸弥(京都大学 iPS細胞研究所 所長)
*iPS細胞ストック計画を立案した理由
患者さん由来のiPS細胞は倫理的問題回避と拒絶反応回避するが、半年かかるしお金もかかる。そこで、治療時間短縮のためにiPS細胞ストック構築を考えた。他人からのiPS細胞の適用である。
*ストック素材として、
ボランティアからの末梢血とさいたい血。10年以上経過しても使っていないさいたい血がある。
*拒絶反応回避の為に、HLA型をあわせる必要がある。HLA型とは、細胞の血液型ですね。HLA型には双子を除くと数万種類ある。
*HLAホモドナーの存在
偶然にも父と母から同じHLA型を継いだ人がいる。1人のトナーで日本人の20%カバーでき、140人で日本人の20%カバーできる。140人のHLAホモドナーを発見するには約20万人のHLAを
調べる必要があり、@30000円だから60億円かかる。
*ホモドナー探索のために3つの協力機関と協業開始した、
京大病院(過去にHLA調査した人がいる)
日本赤十字病院(血小板成分を献血した人が数万人いる)。
さいたい血バンク
*iPS細胞ストックは10年計画で考えている
*今はドナーのリクルート最終段階です。
* iPS細胞研究所にFiTを作って貰い、ストック作製かつ移植までの仕事を始めていますが、実験室とは丸で違います、クリーンルーム使用(GMP Level)の製薬工場と同じです。
GMP
Good Manufacturing Practiceの略で,医薬品の製造と品質管理に関する国際基準のこと。1968年に世界保健機関(WHO)がGMPの制定を決議し,1969年に各国に勧告した。

(5)「iPS細胞由来神経前駆細胞を用いた脊髄損傷・脳梗塞の再生医療」 1434-1543
岡野 栄之(慶應義塾大学 医学部 教授)
*脊髄損傷には3段階ある、
急性期⇒亜急期(2〜4週目)⇒慢性期
*亜急期に iPS細胞適用が良いと見て居ます、
*目標4年以内に亜急期脊髄損傷患者への臨床研究を開始する。20-70歳の延髄及び胸隋損傷2〜4週目の患者。治療には500万個〜1000万個の細胞が必要

(6)「パーキンソン病、脳血管障害に対するiPS細胞由来神経細胞移植による機能再生治療法の開発」  1444-1454
高橋 淳(京都大学 iPS細胞研究所 教授)
*高橋さんの講演聞くのは3回目、前回は2012/06/27でした。
*理化学研究所の尾上グループとCo-work中。
*達成目標
(1)パーキンソン病の自家iPS細胞移植治療は平成27(2015)目処
(2)メモ忘却
(3)脳血管障害に対する同種iPS細胞移植
脳血菅疾患は123.5万人、パーキンソン病は日本で14万人、米国に65万人。
要介護者の原因は脳卒中24%、パーキンソン病3.6%だが、要介護5Levelの人の脳卒中比率は33.8%に及ぶし、パーキンソン病も比率がかなり高い。
*課題は「iPS細胞から作成したドーパミン細胞の純度が低い事」
⇒工業的にはかなり終点(実用化)が見えている事を意味します、何故なら課題が明確なんですからね。工業的というのは、試作phaseを過ぎて量産に近づいているという事です。工業製品は量産できないと実用化とは言わない。

(7)「視機能再生のための複合組織形成技術開発および臨床応用推進拠点」 1455-1505
笹井 芳樹((独)理化学研究所 発生・再生科学総合研究センターグループ・ディレクター) 、高橋政代さんの上司。

(1)「加齢黄斑変性病」
来年iPS細胞適用予定。ほって置くと失明します。日本には患者数69万人、50歳以上の1%が該当します(高齢化が急速に進行していますから、69万人どころではなくなる)。
iPS細胞適用は、神戸市民病院+先端医療センター+理化学研究所のチームで対処しています。(スライド説明がありましたが、物理的にも3組織は隣接しています)
(2)「網膜色素変性病」の治療を開発中、患者が数万人います。
(3)生体発生学の研究をしています、
生体神経網膜には自己組織化というUniqueな特性がある、それはヒトES細胞やiPS細胞から作成した神経網膜細胞でも確認しています、
(さとしpapa)ワシには極めて神秘的な話ですが、既存の単純な生体組織がある条件でより高度な組織体を作り出すらしい。
自己組織化 Wikipediaによると、
(self-organization、self-assembly)とは、自律的に秩序を持つ構造を作り出す現象のことである。自発的秩序形成とも言う。自己組織化は、幾何学的な形状を持つ雪の結晶の成長や、孔雀の羽に浮かび上がるフォトニック結晶構造に由来する模様や、シマウマのゼブラ模様、心臓の鼓動など、様々な自然現象の中にも見出すことができる。生物の細胞がDNAを設計図として機能を持った組織を作り出す現象も、極めて高度な自己組織化の結果と考えられている。思考や学習に伴って脳内などで起こる神経回路の構築も、自己組織化の一つである。
(さとしpapa)勉強すると、更にその人には高度な思考回路が体内に出来るという事ですね、勉強する人と勉強せん人との差は益々大きくなるんじゃな、ワシは凡人ですからもっともっと勉強します。

笹井 芳樹さん Wikipedia抜粋
1980年愛知県立旭丘高等学校卒業。1986年 京都大学医学部卒業後、神戸市立中央病院で研修を受け同年、京都大学大学院医学研究科入学。1993年博士号取得(京都大学・医学)。1998年36歳の若さで新設された京都大学再生医科学研究所教授に就任し、世界で始めてES細胞から選択的に神経細胞を分化させる系を確立するという偉業を達成する。 2000年理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター・グループディレクター兼任、翌年専任に。
謙虚な人柄として知られ「自分は脳の発生に魅せられた基礎研究者なので発生の謎の解明に専念する。応用はあくまで臨床医の先生との共同研究を通して、後方支援をしていく」というのがモットーである。神戸先端医療財団評議員、Development誌編集顧問委員、Neuron誌編集顧問委員も務める。2011年4月7日付の英科学誌『ネイチャー』に、マウスのES細胞から網膜全体を作ることに成功したことを発表し世界的注目を受けている。ES細胞から網膜を立体的に作ったのは世界初の試みであり、研究チームは2年以内のヒトの網膜での実用化、更には臨床への応用を計画している。本研究は緑内障の患者に希望と朗報を与えている。

(8)「iPS細胞を用いた心筋再生治療創成拠点」  1505-1515
宮川 繁 大阪大学 医学(系)研究科(大学院)講師、 説明は極めて簡潔でした。
*現在日本では、人工心臓手術が 100人/年間、心臓移植手術が 30人/年間。
*心臓移植は圧倒的なドナー不足で待機日数が960日間にも及んでいます。特に小児心不全に関しては八方塞がり状態です。
*心臓移植の具体的手法として、従来は筋芽細胞シートを利用してやって来ましたが心筋細胞数の少ない患者さんには有効でない事が分かって来ました。
*iPS細胞で心筋細胞を大量に作り、治療に使いたいのです。だから山中さんが推進する「再生医療用iPS細胞ストック構築」には大いに期待しています。

-----Beak(1515 -1540)- -------

写真は笹井芳樹さん

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