こんにちは、おそらくこちらは唐沢版の「白い巨塔」ファンの方が多いんでしょうが、本日（10月21日）発売の「週刊アサヒ芸能」より4週に渡り、昭和版の財前五郎を演じた田宮二郎のドキュメントを連載します。では一部、抜粋で――、
田宮が演じた外科医・財前五郎のライバルである内科医・里見脩二役だった山本學は、今もラストシーンを鮮明に思い出す。
「癌の権威でありながら、みずからが手術不能の胃がんに襲われて死んでいく。そして霊安室に運ばれていく場面で、彼は『絶対に自分がやる』と言って聞かない。ストレッチャーに乗って、白い布がかけられているんだから、ふつうは主役がやったりしない。エキストラで十分のはず。のちに亡くなったと聞いた時、ああ、彼はあの場面でみずからの葬儀を見届けたんだなと思ったね」
その場面が放映されたのは、田宮の死から9日後、1月6日だった。
そういえば平成版の大河内教授役、当初は山本學さんにオファーもあったとか。まあそれはそれとして、ご興味のあられる方はぜひ読んでいただけましたら光栄です。
田宮が演じた外科医・財前五郎のライバルである内科医・里見脩二役だった山本學は、今もラストシーンを鮮明に思い出す。
「癌の権威でありながら、みずからが手術不能の胃がんに襲われて死んでいく。そして霊安室に運ばれていく場面で、彼は『絶対に自分がやる』と言って聞かない。ストレッチャーに乗って、白い布がかけられているんだから、ふつうは主役がやったりしない。エキストラで十分のはず。のちに亡くなったと聞いた時、ああ、彼はあの場面でみずからの葬儀を見届けたんだなと思ったね」
その場面が放映されたのは、田宮の死から9日後、1月6日だった。
そういえば平成版の大河内教授役、当初は山本學さんにオファーもあったとか。まあそれはそれとして、ご興味のあられる方はぜひ読んでいただけましたら光栄です。
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