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「心理カウンセラーによるQ&A」コミュの「カウンセラーには人生経験が必要なのでしょうか?」

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 カウンセラーには人生経験が必要なのでしょうか?


 カウンセラーには人生経験が大事と言われることは結構あります。しかし、それはカウンセラーの一面的な部分しかみていない論です。
 すなわち、ただ単に人生経験を重ねるだけではダメです。どのような経験であったとしても、それをどのように感じ、どのように理解し、どのように自分の中に内在化していくのかが重要だからです。そして、そこで何かを得るということが大事であり、単に人生経験が大事というのとは質的に違います。
 また、人生経験が逆に影響するということも大いにあります。すなわち、自分の人生経験という歪んだ色眼鏡を通してクライエントを見てしまうということです。極端な例ですが、「お前の経験ぐらい軽いものだ。私なんかもっとすごい大変な思いをしてきたんだ」ということもあります。逆に人生経験のないほうが、真摯な気持ちで、教えてもらう、というスタンスでセラピーがうまく行くことが多いです。
 別に、だから人生経験がない方が良い、といったでもありません。あったらあったで、なかったらなかったで、それを自分の特性として理解し、そこからセラピーが出発していけば良いのです。

byピュアリー氏

コメント(3)

 統一場心理学を提唱されていた人が以下のように主張されていました。

 「精神的な問題だけが宙に浮いてやってくるということなどないことを、嫌と言うほど思い知らされます。離婚問題で精神的に疲れ果てたご夫婦に、お子様が居られ、離婚の影響を心配していたり、このままでは来月倒産するという会社の社長さんが、精神的に参ってしまっていたりします。
 そんなとき、積極的傾聴はするにしても、それだけではなかなか十分にはお役に立てません。(中略)
 短絡的に言ってしまえば、こちら(カウンセラー)も人生経験が必要ですということになりそうですが・・(略)」

 人生相談や似非心理カウンセラーであれば離婚問題でも倒産問題でも何でも相談にのればいいとは思いますが、あくまでも「心理カウンセラー」ということを前提にすれば、そのような相談内容に対して情緒的なサポートや新しい認知の枠組みを提供するような援助をすることはあっても、離婚問題や倒産問題そのものに対して援助をすることはまずあり得ないと思います。積極的傾聴の技法を選択するあたりがそもそも疑問ですが・・

 様々な人生経験があるに越したことはないと思いますが、人生経験の豊富なカウンセラーが人生経験の少ない若いカウンセラーに比べてすぐれているとは言えないと思います。

 「心理学」を標榜して人生相談、よろず相談を受けようとする似非心理カウンセラーが存在することで心理カウンセラーが誤解を受けてしまうのは傍迷惑な話です。

 人生経験が必要ということであればカウンセラーのところではなく高齢者に相談に行った方が得策ですし、離婚や倒産の経験を乗り越えた当事者のところへ相談に行けば済む話です。

 ちなみに精神科にもそういった相談を持ち込まれるクライエントはいましたが、あくまでも精神科的症状や心理的課題、周辺県境に対応するだけです。

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