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村上春樹的世界コミュのあなたの街のJ's bar

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1970年夏、海辺の街に帰省した「僕」と
友人の「鼠」との会話に始まるその舞台は
J's barのカウンターでした。

もしかしたら、みんなも
『風の歌を聴け』のような
若いエネルギーの矛先を、気だるさの中に埋没させながら
それでも何かに向けて語りたい、ぶつけてみたいと・・・
二つの対立する概念を上手に操ることの欺瞞を感じながらも
現実との間にある深い溝に「糞くらえ」な、季節を送った思い出や
今、まさにど真ん中にいる人っているんじゃないでしょうか?

ここでは、あなたのJ's barを語ってみませんか?
たとえばジェイのようなバーテンダーのいるバー
たとえば「レーゾン・デートゥル」を語り合えるバー
たとえば気の置けない友と朝まで死ぬほど呑み明かすことの出来るバー
たとえば、シュークボックスやピンボールが置いてあるバー
たとえば・・・・


上の写真左は春樹さんが実際にやっていたジャズバー
『ピーター・キャット』のマッチです。
国分寺の殿ヶ谷庭園下、ビルの地下にあるバーだったのですが、
水のトラブルがあったことや新人賞受賞を契機に
神宮球場の近い千駄ヶ谷に引っ越して営業することになります。
僕の知る限り、現在、国分寺のその場所は貸室になっているようですし
千駄ヶ谷にあった『ピーター・キャット』は『ジャマイカ・ウドン』
というカフェとなっています。
因みに『ジャマイカ・ウドン』のチーズリゾットはとっても美味しいです^^
写真中央は
J's barな気分を伝えてくれそうな、ビートニクな喫茶店『ほんやら洞』です。
かつてあった『ピーター・キャット』の向かい側、蔦の絡まる喫茶店で
フォーク歌手、中山ラビさんがやっているお店です。
写真右は
皆さんご存知の新宿のジャズバー『DUG』です。
『DUG』についてはお話ししたいことが沢山あるので
またつぎの機会にとっておきます^^

ではこのへんで。

コメント(13)

nejimakiさん

どうもお言葉ありがとう^^
ご期待に添えられるかどうか分かりませんが

では、DUGのお話を少し・・・

僕が昔、訪ねたDUGは
紀伊国屋とアドホックの間の路地を入った右側に
間口の狭い地下への階段と小さな看板だけを
ひっそりと覗かせていました。
うなぎの寝床のようなアングラな空間は
昼はジャズ喫茶、夜はバーボンウィスキーの似合うジャズバーでした。
階段を下り、長いカウンターがL字に折れる一番奥には
狭いながらもステージとなる空間があり
幾人ものジャズジャイアンツがここを訪ねた折、演奏したようでした。
また「太陽にほえろ」で「マカロニ」ことショーケンが
飛び出してくるシーンなどロケに使われるなどし
ハードボイルドが本当に似合うお店だったように思い出されます。
オーナーは学生時代からジャズ喫茶の経営を
手掛けられたようで、多くのジャズメンと親交を持ち、
彼等の写真を撮り続け、写真集の出版や個展も開かれるなど
写真家でもいらっしゃいます。
そうした写真は靖国通り沿いの
『new DUG』で、その一部を見る事が出来ます。(写真左 入口階段部)

DUGは60年代より続く老舗ですが
開店時の洋食アカシヤの上の“DIG”時代を経て
紀ノ國屋裏、まだ木造のトタン葺き小屋だった
“PIT INN”のそばにこのDUGを開店させ、
その後、しばらくして開店したnew DUGとともに
新宿のジャズ文化の中心的存在として長らく営業していました。
その後バブル期に入り、DUGの場所にカメラのさくらやが建設されることなり、
柳通りにできた新しいビルに移転することになります。
今度はお洒落なジャズクラブハウスとして営業されましたが
こちらは僕には、どうにも馴染めず行くことはほとんどありませんでした。
現在、そのお店も新たに靖国通り沿いに移転され
ライブや食事を楽しませてくれるお店になっているようです。(写真中)


さて『ノルウェイの森』に出てきた『DUG』ですが

「ドイツ語の授業が終わると我々はバスに乗って新宿の町に出て、
紀ノ國屋の裏手の地下にあるDUGに入ってウオッカ・トニックを二杯飲んだ」

とありますので、きっと昔の『DUG』だと思われます。
因みに、最初のログで紹介した右の写真のDUGは
靖国通り沿いにある『new DUG』になります。
この『new DUG』も昔は地下一階から3階まで
全て『new DUG』でしたが、今は地階のみの営業となっています。
しかし、『new DUG』は昔の『DUG』と
設計者が同じという事もあって、カウンターから奥の空間などは
昔の『DUG』の面影を見ることが出来ます。

ところで新宿はジャズ文化の発信基地でもあり
ジャズ喫茶が沢山ありました。
中でも、歌舞伎町の『木馬』や昔の『DUG』は良い空間でした。
また老舗のバーも多くありましたが、そうしたお店は
ほとんどなくなってしまったように思われます。
たとえば昔の『DUG』の移転先のビルには
『バッカス』という音楽バーがありました。
戦前からのグラフィックデザインなどの重鎮
原弘氏によってデザインされたともいわれたインテリアは
レトロで郷愁を誘うものでしたし、マッチ箱もモダンなものでしたが
このお店もビルの建設に伴い閉店をする事となり
N響のメンバーがそろい最後の演奏会が披露されるなど、
惜しまれつつ姿を消してしまいました。


さて、そうした中で今でも残るジャズバーを
ここで一軒ご紹介したいと思います。
写真右のS.41年開店の
『オールド・ブラインド・キャット』(THE OLD BLIND CAT)です。
DIGの開店がS.36年、DUGがS.43年ですからほぼ同時代になります。
カウンターに座るとマスターと一対一に結構お話の出来るバーで
スタンダードナンバーが中心のお店です。
やはり近くにある『CANDY』というジャズバー(フュージョンが多い)
と同系列で、おつまみがフリーで昔ながらの駄菓子ビンに入っていて
懐かしい感じになれます。
またTVがボトル棚にセットされて、
客のあまりいない時などは深夜TVなど見せてくれます。
ピンボール・マシンやデューク・ボックスなどはありませんが
J's barな気分を味わえるそんなジャズバーと言えるかもしれません。

春樹さんも

新宿でオールナイトのアルバイトをして、そのあいまに歌舞伎町のジャズ喫茶に入りびたっていた。ジャズ喫茶といえば「ヴィレジ・ゲート」とか「ヴィレジ・ヴアンガード」なんかが暗っぽくて好きだった。女の子と行く時は「ダグ」とか「オールド・ブラインド・キャット」なんかがよかった。

なんて「引越しグラフィティ」で、書いてられるようですヨ。

『ピーターキャット』は、新宿の『キャット』を
もしかしたら、意識していたんじゃないかな?って思ったりしています。

では今回はだいぶ長くなっちゃいましたので
このへんで。
nejimaki さん

昭和36年に開店したのは
DUGの前身である『DIG』と言うお店なんですよ。
因みに『DIG』はマイルスのアルバムにありますね♪
newDUG、僕も好きです。


ひろきっくす さん

大阪ですか?
あまり詳しくは無いのですが
アメリカ村で「J'sな店」に行った事ありますよ。
もう無いかもしれないし、名前も覚えていないんですが(;^_^A
また、昔、西成区は岸ノ里・天下茶屋あたりに
住んでいたことがあります。
かなり危ない街でしたが、
小うるさいけどあったかいおばちゃんのいる
カウンターバーのような、たこ焼きやさんに
「J'sな店」を感じました^^


カフカ さん

ひろきっくす さんとお友達なのかな?

過負荷^^なんて感じない
J'sなお話をどんどんしてくださいね^^!
皆さん初めまして。
私も「風の歌を聴け」を読んで、J's barのようなところで
25メートルプールいっぱいになるくらいお酒を
(ビールだけじゃ多分無理、でも何でもいいなら…?)
飲んで語ったり思い耽りたいと思いました。

学生があとわずかで終わってしまうその前に…
大阪でそんなお店があるならぜひ入りびたいです。
「J'sBar」という名前の店を何軒か見かけたことがあります。
久留米とか東京とかで。
店主が好きなのかもしれませんね。

ところで芦屋とかあの辺りで先代の地下にあるような、
もしくは新しくなってからの見晴らしのいいような、
どっちのJ'sBarでもいいので似た雰囲気を持った店ってないんでしょうか?
そんなところがあれば関西でオフ会やっても面白そうだと思います。
わたしは今東京に住んでいますが、仕事でたびたび関西に行く機会があります。
先日訪れた際に見つけた、BAR 3Flippersというお店のポストカード、
きっとあの、ピンボールのことじゃないかなと思いました。この名前、このイラスト…!見つけた時はドキリとしました。
別の居酒屋さんのトイレに並べてあり、実際に訪れた訳ではないのでお店の雰囲気はわかりません。(ネットで検索したら落ち着いた感じの素敵なBARのようです。だけど、特に春樹さんのことや小説については触れられていませんでした。)
どなたかご存知の方はいらっしゃるでしょうか。
わたしは普段なかなかバーに行ってお酒を飲むタイプではないので、いつになるかわからないけど、
いつかお店に行ってみたいなと思います。
きっと偶然の一致ではない、ですよね?

ポストカードはオフィスのデスクに飾っています。なんだかひきつけられるイラストでとても気に入っています。
初コメントの のあ@ぱぱ です。

新宿紀伊国屋裏のDUGは私にとっても
懐かしい店です。
 
何年か前に その場所に行ってみましたが
地下倉庫か何かに変わっていました。

現在の消防法から見れば仕方ないのかもしれません。
新しい店には 一度行った記憶がありますが
全く別の店のようでした。

当時のDUGは、扉をあけると直ぐに店内の階段で
もうもうたるタバコの煙の底へ下りてゆくようでした。
各テープルの灰皿は琺瑯製の25センチもある巨大なものでした。
嫌煙権が叫ばれている今が嘘のようです。
店内の全てが煙草の煙で染められていました。

現在の私の ジェイズバーは 総武線西千葉駅前の
ビリーズバーです。 カウンターとテーブルで
10人も入れば満員となります。
偏屈親父と彼の愛するジャズしか有りません。
60年代で 時が止まっているような店です。

一度訪れてみてはいかがでしょう。
春樹さんの青春時代の店がそこにあります。

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