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ニュース資料集コミュの青山繁晴「中東から生まれる新世界 揺らぐ米中 日本の変革と希望」2011年03月02日

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2011年03月02日関西テレビ『アンカー』ニュースDEズバリ
青山繁晴「中東から生まれる新世界 揺らぐ米中 日本の変革と希望」



■コーナー前
・今までは、中東の話題は油や電気代で、動きそのものが心配されることは少なかった。
・ところが、今は中東革命の動きが中国やアジアに来るのではないかと心配されている。

初の試み「ミュージックキーワード」:ドヴォルザークの『新世界より』
フリップ(1):『新世界 THE New World』

・中東の動きは、世界全体が新しくなることにつながる。
・中国の不安、日本の大きな変革と希望にもつながる。



■中東・北アフリカで民主化の嵐 中国でもジャスミン革命は起きるのか?
・中国では青年がジャスミンの花を拾おうとしただけで連行された。
(中国には花を拾うだけで取り締まれる法律があるのか?)
・2月27日(日)には上海で日本人カメラマンが連行され、報道の自由が直接中国に侵害された。
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FNN上海支局 山口浩史特派員
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概況
・集会の呼びかけがあった現場は、若者が待ち合わせスポットとしてよく利用するビルや、買い物客で賑わう繁華街のすぐそば。
・集会の予定時間の直前には2〜30人ほどしか集まっている様子はなかった。
・警察がカメラをカバンから出した数人を突然連行したことから、次々と人が集まってきた。
・その数は数百人に膨れ上がり、一時騒然。
・ただ、何も知らずに集まっている人も多かったのが実態。
・政治的な発言をこそっと叫んでいる人はいるにはいたが、警察に肩を叩かれるとやめてしまうなど、民主化をアピールしようという大きなうねりを作り出すような行動をする人は見られなかった。
・集会は毎週日曜日の現地時間午後2時に呼びかけられていて、場所も、場所の数も、先週の 13カ所から今週は27カ所、すでに来週は35カ所という情報もあり、しばらくの間は目が離せない状況。

▼青山繁晴「カバンからカメラを出しただけで連行されている」
▽山口浩史「現場の記者同士でも、なぜ連行されたのか、誰が連行されて、どういう基準で連行しているのか、首を傾げていた状況」

▼青山「中国の取り締まりは従来の民主化運動より、法を無視するほど厳しいか?」
▽山口「2年前のウイグル騒動よりも住民の怒りや殺気は、まだかなり小さい。警察も集まった市民を何とか刺激しないよう、非常に気を使っている印象を受ける。ただし日本人カメラマンに暴行に近い行為があったことは間違いない。今は牙を隠して、ナーバスな状況で、今回の一連の行動を封じ込めようとしているという姿勢が窺える」

▼青山「日本政府は日本人カメラマンへの中国警察の行為に対し、毅然と中国政府に申し入れをしなければならない。6月4日の天安門事件の日が近づくにつれ、中国当局の取り締まりがさらに激しくなることは予想されるか?」
▽山口「私自身が警察に呼び出され、中国の法律を守って取材活動をするよう忠告を受けた。在北京の海外メディアに対してはこれまでにも数回あったが、上海で私が来てからの3年間では初めて。中国当局がナーバスになっている様子を様々なところで感じることができる」

▼青山「中国側に配慮しつつ、報道の自由を守って、現場で戦うのは大変なことだが、中国の民衆の人権のためにも、頑張って下さい」
▽山口「ありがとうございます」

・今までの民主化運動に比べて、中国国民の盛り上がりはそれほどではない。
・つまり、中国国民も今回の運動の焦点をどこに設定していいのか分からない。



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【各国の情報当局者「中国でのジャスミン革命はあり得ない」】
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・中国では永遠に民主化は不可能という意味ではなく、「今回中東から始まったインターネットを活用するタイプの革命は、中国では考えにくい」というのが各国情報機関の共通認識。



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【中国では、インターネットは軍部のもの】
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・中国だけはインターネットを最初から軍事目的で開発し、軍部が掌握。
・人民解放軍ではなく「抑圧軍」。中傷誹謗ではなく、実態として国内の民衆、チベット人、ウイグル人を抑圧している。ネットカフェの発信内容も軍部に把握されている。
・中国は世界で一番ネットでの情報統制や遮断方法を熟知しているため、インターネットに不慣れな中東の独裁者とは全然違う。
・ネットは抜け道もあるが、中国はハブを軍が握っているため、民衆が簡単にネットを利用して動くことはできない。



・しかし、中国にも大きな弱点がある。
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【各国の情報当局者「ウイグルだけは怖い」】
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・中国にとっては、上海や北京での漢人の動きよりもウイグル人の方が怖い。
(未だに日本のメディアはウイグル族とか漢族と報道するが、それはいい加減にやめたらどうか。「ウイグル人」であって、族ではない。)
・ウイグルは抑圧軍によって徹底的に情報(インターネット)が管理されているはず。
・だが、本当は怖い。



★私たちは物の見方を変える必要がある。
・私たちは「アメリカのフィルター」や「中国の目」を通して世界を見る癖がついている。
・「中国の目」を通して見れば、ウイグルは【中国の西】。
・しかし、公平に遠くから見ると、本当は逆さま。
・イスラム圏を中心に見れば、ウイグルは中国の西ではなく、【イスラム国家の東の端】。

・イスラム国家の東端だから、時間はかかるが中東での独裁打倒の状況は必ず伝播する。
・だから中・長期的に見る中国は、すでにウイグルを警戒している。
・そのため、中国はイスラム中心国家であるキルギスとカザフスタンに、あらかじめ漢人を入植させてウイグルの民主化運動に備えてきた。

・備えてきたということは、したたかであると同時に、ウイグルと中東世界の連携を恐れてきたということ。
・中東のジャスミン革命は上海や北京に影響しなくても、ウイグルという中国最大の弱点には大きく働きかけ始めている。

★もしウイグルで、今までとは違う反乱が起きたらどうなるか?
・アメリカのフィルターにより、イスラム原理主義者はテロリストというイメージが強い。
・しかし実際には、イスラム教徒の中のイスラム原理主義者の、さらにその内のせいぜい5%しかテロリストはいない(青山繁晴氏のフィールドワークによる)
・教育や医療を行う穏健派のムスリム同胞団などの考え方もウイグルに入って来るが、このような「静かに広まっていく力」は中国も規制しにくい。

★中華人民共和国という大きな枠組みは、これからも残るのか?
・ウイグルが大きく変化すればチベット、モンゴル、朝鮮人にも影響し、中華人民共和国が幻想になるような、非常に大きな変化が起こる…かもしれない。

★巨人・中国が動揺するなら、もう一方の巨人・アメリカはどうなるのか?
フリップ(2):『百年に一度、世界は壊れる』



■百年に一度 世界は壊れる
・かつて、アメリカは新世界だった。ドボルザークがアメリカ滞在中にその感動を故郷のチェコスロバキアのボヘミアに向けて送ったのが『新世界より』(ミュージックキーワード)。
★だが、アメリカは新世界ではなく、むしろ旧世界になった。
・私たちは百年に一度の大きな変化を目撃している。
・アメリカは何をしているのか?
・「口舌の徒(くぜつ の と)」であるオバマ大統領が今回の中東問題では1回しか演説していない。
・つまり、アメリカは中東問題に対して何をしゃべっていいか分からない状態。



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【米国務省幹部 ヒラリー国務長官 オバマ大統領「何もしたくない」】
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★米国務省幹部「やっぱり我々の矛盾に気づかざるをえない」
・アメリカは民主化や自由を掲げる一方で、中東では資源確保のために独裁者に依存してきた。
・その独裁者が倒れたら、今までテロリストだと攻撃してきたイスラム原理主義と手を結ばなねばならない
★だから「(対処を)しなきゃいけないが、何もしたくない」という気分になってしまう。



・アメリカ産業は軍産複合体であるため、軍事力だけは使いたいが、それも困難な状況。
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【アメリカ第5艦隊の拠点バーレーンでも反政府運動で混乱】
【アメリカはリビアの飛行禁止空域導入に消極的】
【マレン統合参謀本部議長】
【ゲーツ国防長官「アフガニスタンやペルシャ湾での作戦に影響が出る」】
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・地中海のアメリカ第5艦隊の母港や司令部があるバーレーン王国でも民衆の反乱が起きて、母港として使えなくなりつつあるが、アメリカはどのようにしていいいか分からない。
・ゲーツ国防長官「アフガニスタンやペルシャ湾で困っているのに、(リビアの上空飛行禁止区域の作成に戦力を出すことは)できない」
・マレン統合参謀本部議長「(リビアの防空能力を破壊しなければいけないがその戦力を出せないので)今はできない」
★つまり、アメリカは軍事的にも中東で身動きが取れなくなっている。"



・青山繁晴氏が入院中もっともビックリしたニュース。
(一番腹が立ったニュースはメディアのパンダ報道)
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【イラン海軍のフリゲート艦と補給艦がスエズ運河を通過(先月22日)】
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・イランはイスラム革命で親アメリカのパーレビ国王を打倒した後、同じ親アメリカの独裁者(ホスニ・ムバラク大統領) が治めるエジプトのスエズ運河は絶対に通れなくなった。
・イラン海軍が紅海からスエズ運河に入り地中海に出ると、イスラエルの背後を取れる。ところが、イスラエル軍は海を背にしているために陸軍偏重で海側が手薄。
・手薄な海からイランに攻撃されるとイスラエルの生存に関わるので、アメリカの影響力でイラン海軍にはスエズ運河を通させなかったのに、エジプトが揺らいで、アメリカの力が薄まったらすぐに、イラン海軍(補給艦付きのミニ艦隊)がスエズ運河を通過して地中海に入ってきた。
・イラン艦隊はイスラエルの上方にあるシリアに入港したため、イスラエルは頭上からも圧迫を受ける。
・イラン自体も、デモが発生していて不安。



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【今後の中東地域は… アラブ人によるアラブへ】
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・今までの中東は「英米にとっての都合のいいアラブ」。
・ようやく百年単位で「アラブ人によるアラブ」へ移行。
・だから、これは百年に一度の根本的な変化。
★物の見方をアメリカや中国の立場だけに偏らせないことが大事。



・中国の危機管理を含む対応
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【中国軍がリビア在留中国人約4万人を大規模救出作戦】
【その本当の目的は… リビア情勢の情報収集】
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・これはアンフェアな行動ではない。
・イギリスを含め、世界各国が自国民を救出することで中東の情報収集をしている。



★では、日本はどうするのか?
・日本は石油を買わなくてはならないという思い込みから、中東には多くの日本人がいる。
・日本もちゃんと警察や自衛隊を含む救出部隊を出すことによって初めて情報収集でき、中国・アメリカ依存から脱出し、自分の力で世界の変化を活用していくことにつながる。それを私たちは考えるべき。



<了>

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