自民党が憲法草案、すなわち下書きを示しました。ということで、下書きに新しく条文を書いたり、消したり、言葉をかえたりしてみましょう！
もし、あるコメントと逆のことを主張する場合、逆のコメントをただ書いてくれたらいいですし、個人の人格を攻撃するのではなく、そのコメントの内容・言葉のダメな理由を書いてくれたらいいなぁ〜と思います。
大日本帝国憲法・日本国憲法・自民党憲法改正草案比較表
http://
もし、あるコメントと逆のことを主張する場合、逆のコメントをただ書いてくれたらいいですし、個人の人格を攻撃するのではなく、そのコメントの内容・言葉のダメな理由を書いてくれたらいいなぁ〜と思います。
大日本帝国憲法・日本国憲法・自民党憲法改正草案比較表
http://
|
|
|
|
コメント(76)
宗教っていうのは広い概念です
天皇は本質的に利己的なカルト教祖とはわけが違う
戦いの当事者だったアメリカのGHQでさえ理解したので
押し付け憲法に天皇制を盛り込むことが認められたのです
宗教宗教ってなんでもかんでもごっちゃにするものではないですよね
カルトも戦時の国家神道も宗教ってカテゴリーかもしれませんが
組織の主導的立場の者たちが利己的かどうかが決定的な違いです
天皇にいちゃもん言うなんて外国人の発想です
日本人の認識とはかけ離れている
日本人でも外国カルトなどに洗脳されてたらどうかわかりませんけどね
手紙を手渡して日本国民からひんしゅくをかってた
困ったことに日本人のなかにそういうのが少なからずいるようです
戦争体験者もどんどんいなくなりますし
このまま外国洗脳カルトが蔓延すると
日本が破壊されてしまいますね
困ったことですよ
宗教の自由
思想信条の自由
でもその前に日本人としての自覚がいるでしょう
世界がひとつになるのは理想で目指すところですが
日本がアメリカ合衆国の対等な一州となるようなことではない
白人支配のもとにおかれる属国です
天皇は本質的に利己的なカルト教祖とはわけが違う
戦いの当事者だったアメリカのGHQでさえ理解したので
押し付け憲法に天皇制を盛り込むことが認められたのです
宗教宗教ってなんでもかんでもごっちゃにするものではないですよね
カルトも戦時の国家神道も宗教ってカテゴリーかもしれませんが
組織の主導的立場の者たちが利己的かどうかが決定的な違いです
天皇にいちゃもん言うなんて外国人の発想です
日本人の認識とはかけ離れている
日本人でも外国カルトなどに洗脳されてたらどうかわかりませんけどね
手紙を手渡して日本国民からひんしゅくをかってた
困ったことに日本人のなかにそういうのが少なからずいるようです
戦争体験者もどんどんいなくなりますし
このまま外国洗脳カルトが蔓延すると
日本が破壊されてしまいますね
困ったことですよ
宗教の自由
思想信条の自由
でもその前に日本人としての自覚がいるでしょう
世界がひとつになるのは理想で目指すところですが
日本がアメリカ合衆国の対等な一州となるようなことではない
白人支配のもとにおかれる属国です
>>[49]
民族神話は、どこの民族も大体似たようなストーリーです。「パクった」という表現よりは、同じ神話がそれぞれの民族に分化して、それぞれの固有の神話となったと言ったほうが適切かと思います。
また、単なる天皇の権威付けならば、全く皇室に都合の良い話となるはずですが、そうではない。また、ストーリーに必ずしも一貫性がなく、唐突に因幡の白兎の話が出てきたり、色々な神様の話が出てきます。
おそらく、もともとあった民話を統合してできたものと考えるべきでしょう。
＞天皇陛下万歳も、冷静に見ればカルト信者とも見られるわけですから、熱くなっても仕方が無いことですよ。
天皇制に限らず、全てのイデオロギーはそうです。
民主主義・自由主義も「リベラリズム」というイデオロギーに基づいています。
もちろん、イデオロギーだから悪いと言っているのでありません。
民族神話は、どこの民族も大体似たようなストーリーです。「パクった」という表現よりは、同じ神話がそれぞれの民族に分化して、それぞれの固有の神話となったと言ったほうが適切かと思います。
また、単なる天皇の権威付けならば、全く皇室に都合の良い話となるはずですが、そうではない。また、ストーリーに必ずしも一貫性がなく、唐突に因幡の白兎の話が出てきたり、色々な神様の話が出てきます。
おそらく、もともとあった民話を統合してできたものと考えるべきでしょう。
＞天皇陛下万歳も、冷静に見ればカルト信者とも見られるわけですから、熱くなっても仕方が無いことですよ。
天皇制に限らず、全てのイデオロギーはそうです。
民主主義・自由主義も「リベラリズム」というイデオロギーに基づいています。
もちろん、イデオロギーだから悪いと言っているのでありません。
>>[45]
日本は、「無条件降伏」です。
確かに、敗戦（降伏）の条件として、
「玉体の維持」が最大テーマになっていたのは事実。
戦後史のかけらも知らないようだけど、
そのために日本は、敗戦後の当初「条件付き降伏」をしたように言っていた。
が、実際「ポツダム宣言受諾」という条件は、
「無条件である（条件付き降伏を認めない）」ことになるため、
途中から、「無条件降伏をした」と態度を変えている。
ただし、戦後のDHQ政策は「ポツダム宣言」に背いて、
多くの条件下に「つまり日本との交渉を持って」占領政策を行った。
天皇制があのような形で残ったのは、
戦後のGHQ（アメリカ）の占領政策によるものであり、
日本が降伏時につけた条件によったものではない。
日本は、「無条件降伏」です。
確かに、敗戦（降伏）の条件として、
「玉体の維持」が最大テーマになっていたのは事実。
戦後史のかけらも知らないようだけど、
そのために日本は、敗戦後の当初「条件付き降伏」をしたように言っていた。
が、実際「ポツダム宣言受諾」という条件は、
「無条件である（条件付き降伏を認めない）」ことになるため、
途中から、「無条件降伏をした」と態度を変えている。
ただし、戦後のDHQ政策は「ポツダム宣言」に背いて、
多くの条件下に「つまり日本との交渉を持って」占領政策を行った。
天皇制があのような形で残ったのは、
戦後のGHQ（アメリカ）の占領政策によるものであり、
日本が降伏時につけた条件によったものではない。
>>[58]
万世一系というとき、多くの場合それは一つの血統が存続していたことを意味しているわけでしょう。「一系ではなく二系であった」から万世一系ではない、というのは、一つの血統が存続していることを否定していないから重要な問題ではない。
＞継体天皇でもいいよ。
あの人連れてきて、一系といえるわけ？
神武からどれほどの世代を離れた？
万世一系とは、男系で神武天皇に繋がることを指します。世代が離れていても、繋がっていれば万世一系は万世一系です。
誤解なきようにしていただきたいが、私は「万世一系だから天皇制は価値が有る」と言ってるのではありません。「価値があるかないかはともかく万世一系には違いがない」と言っているだけです。
万世一系というとき、多くの場合それは一つの血統が存続していたことを意味しているわけでしょう。「一系ではなく二系であった」から万世一系ではない、というのは、一つの血統が存続していることを否定していないから重要な問題ではない。
＞継体天皇でもいいよ。
あの人連れてきて、一系といえるわけ？
神武からどれほどの世代を離れた？
万世一系とは、男系で神武天皇に繋がることを指します。世代が離れていても、繋がっていれば万世一系は万世一系です。
誤解なきようにしていただきたいが、私は「万世一系だから天皇制は価値が有る」と言ってるのではありません。「価値があるかないかはともかく万世一系には違いがない」と言っているだけです。
>>[61]
具体例を挙げますと、� 峺�共の福祉」の解釈ですね。
芦部説では、「公共の福祉」は「人権相互の矛盾衝突を調整する実質的公平の原理」と定義されており、これは一元的内在的制約説と呼ばれ、外在的な「公益」とは異なるものであるとされています。
しかし、今日では、「公共の福祉」とは端的に「社会全体の利益」ないし「公益」であると解する説が多数説です。
高橋和之・長谷部恭男・宍戸常寿・木村草太といった芦部門下の学者は、揃って上記芦部説を批判しています。（高橋『立憲主義と日本国憲法』、長谷部『憲法』、宍戸『憲法解釈論の応用と展開』、木村『憲法の急所』参照）
こちらで永田秀樹教授がわかりやすく解説しています。→ http://nota.jp/group/kenpo/?20070620191213.html
以上のことを考えると、自民党案が「公共の福祉」を「公益」に変えたことはむしろ学説の潮流に沿ったものであって、問題がない。
�◆峺朕佑梁砂邸廚硫鮗瓩砲弔い�
芦部教科書では、「個人の尊重」が憲法の至上原理とされていますが、戦後の各国で「個人の尊重」が規定された憲法は日本国憲法以外にありません。（http://kamome.lib.ynu.ac.jp/dspace/bitstream/10131/555/1/KJ00000160552.pdf 青柳幸一論文９頁）
自民党案が「個人」を「人」に修正したのは、このような世界の潮流に乗ったものですが、芦部教科書だけを読んでいる人にはこれが理解できません。
（もっとも、芦部信喜自身は、基本的人権を尊重しなければいけないという意味で「個人の尊重」を重要視したに過ぎず、「個人」を「人」に変えることに否定的だとは考えられない。）
具体例を挙げますと、� 峺�共の福祉」の解釈ですね。
芦部説では、「公共の福祉」は「人権相互の矛盾衝突を調整する実質的公平の原理」と定義されており、これは一元的内在的制約説と呼ばれ、外在的な「公益」とは異なるものであるとされています。
しかし、今日では、「公共の福祉」とは端的に「社会全体の利益」ないし「公益」であると解する説が多数説です。
高橋和之・長谷部恭男・宍戸常寿・木村草太といった芦部門下の学者は、揃って上記芦部説を批判しています。（高橋『立憲主義と日本国憲法』、長谷部『憲法』、宍戸『憲法解釈論の応用と展開』、木村『憲法の急所』参照）
こちらで永田秀樹教授がわかりやすく解説しています。→ http://nota.jp/group/kenpo/?20070620191213.html
以上のことを考えると、自民党案が「公共の福祉」を「公益」に変えたことはむしろ学説の潮流に沿ったものであって、問題がない。
�◆峺朕佑梁砂邸廚硫鮗瓩砲弔い�
芦部教科書では、「個人の尊重」が憲法の至上原理とされていますが、戦後の各国で「個人の尊重」が規定された憲法は日本国憲法以外にありません。（http://kamome.lib.ynu.ac.jp/dspace/bitstream/10131/555/1/KJ00000160552.pdf 青柳幸一論文９頁）
自民党案が「個人」を「人」に修正したのは、このような世界の潮流に乗ったものですが、芦部教科書だけを読んでいる人にはこれが理解できません。
（もっとも、芦部信喜自身は、基本的人権を尊重しなければいけないという意味で「個人の尊重」を重要視したに過ぎず、「個人」を「人」に変えることに否定的だとは考えられない。）
>>[66]
＞芦部説は今でも通説ですし、芦部門下も批判はしていませんよ（笑）
＞また公益ともしていません（笑）
＞「人権相互の矛盾衝突を調整する実質的公平の原理」に限定しないと言った方が正解でしょうね。
上記発言には明らかな誤りが含まれています。
�‖茖韻法◆岼寡�説は今でも通説」である点
曽我部真裕・京大教授は、「このような表現は、その後、芦部信喜教授を始めとする通説に、少なくとも一般論的には受容されたため、今日でも流布しているのである。しかし、今日では、公共の福祉を「人権相互の矛盾・衝突」の調整原理としてのみ狭く捉える見解はむしろ少数派であって、何らかの意味で公共の利益も「公共の福祉」の内容として認める見解が一般的であり、それは妥当なことであると思われる。」
（曽我部・赤坂・新井・尾形『憲法論点教室』70頁）としており、芦部説が今日では少数説であるとしています。
もっとも、一般的には芦部説が通説と流布されている点、通説かどうかは相対的なもので明確な基準がない点からすれば、芦部説が未だに通説であると言っても明らかな誤りとまでは言えないでしょう。
��第２に、「芦部門下も批判はしていない」という点
これは明らかな誤りです。
長谷部恭男教授は、「人権を制約する根拠となるのは、かならず他の人権でなければならないとの前提は、『人権』という概念をよほど拡張的な意味で用いない限り理解が困難である。たとえば表現の自由を規制する根拠として持ち出される街の美観や静穏、性道徳の維持、電波の混信の防止などは、いずれも個々人の権利には還元されえないものであり、社会全体の利益としてしか観念しえない。（長谷部恭男『憲法（４版）』109頁）としており、一元的内在制約説を批判しています。
�Ｂ真�説が「人権相互の矛盾衝突を調整する実質的公平の原理」に限定しない、という理解は正しいです。ですが、これは明らかに一元的内在制約説の破綻を意味します。
なぜなら、人権相互の矛盾衝突を調整する原理（=内在制約）のみが公共の福祉だとする説が「一元的内在制約説」の核心であり、そうであるがゆえに外在的制約である「公益」は許されないはずだからです。
公共の福祉を内在制約に限定しない以上、外在的制約を認めることになり、そうであれば内在制約説は破綻することになります。
�ぁ笋泙晋�益ともしていません（笑）
これも明らかな誤りです。
芦部の孫弟子である木村草太准教授によれば、「公益は、社会全体の利益を意味し、憲法の規定では「公共の福祉」という言葉で表現されている。」（木村『憲法の急所』12頁）としています。
ちなみに、木村説と高橋和之説は若干の違いがあります。
木村説は「公共の福祉=公益=社会全体の利益」とするのに対し、高橋説は「公共の福祉=公益≠社会全体の利益」としており、公共の福祉が拡張されるとしてもそれは「全体の利益」ではないとしています。（『立憲主義と日本国憲法』参照）
しかしながら、いずれにしても両者は「公益」を認めていることに変わりはありません。
＞芦部説は今でも通説ですし、芦部門下も批判はしていませんよ（笑）
＞また公益ともしていません（笑）
＞「人権相互の矛盾衝突を調整する実質的公平の原理」に限定しないと言った方が正解でしょうね。
上記発言には明らかな誤りが含まれています。
�‖茖韻法◆岼寡�説は今でも通説」である点
曽我部真裕・京大教授は、「このような表現は、その後、芦部信喜教授を始めとする通説に、少なくとも一般論的には受容されたため、今日でも流布しているのである。しかし、今日では、公共の福祉を「人権相互の矛盾・衝突」の調整原理としてのみ狭く捉える見解はむしろ少数派であって、何らかの意味で公共の利益も「公共の福祉」の内容として認める見解が一般的であり、それは妥当なことであると思われる。」
（曽我部・赤坂・新井・尾形『憲法論点教室』70頁）としており、芦部説が今日では少数説であるとしています。
もっとも、一般的には芦部説が通説と流布されている点、通説かどうかは相対的なもので明確な基準がない点からすれば、芦部説が未だに通説であると言っても明らかな誤りとまでは言えないでしょう。
��第２に、「芦部門下も批判はしていない」という点
これは明らかな誤りです。
長谷部恭男教授は、「人権を制約する根拠となるのは、かならず他の人権でなければならないとの前提は、『人権』という概念をよほど拡張的な意味で用いない限り理解が困難である。たとえば表現の自由を規制する根拠として持ち出される街の美観や静穏、性道徳の維持、電波の混信の防止などは、いずれも個々人の権利には還元されえないものであり、社会全体の利益としてしか観念しえない。（長谷部恭男『憲法（４版）』109頁）としており、一元的内在制約説を批判しています。
�Ｂ真�説が「人権相互の矛盾衝突を調整する実質的公平の原理」に限定しない、という理解は正しいです。ですが、これは明らかに一元的内在制約説の破綻を意味します。
なぜなら、人権相互の矛盾衝突を調整する原理（=内在制約）のみが公共の福祉だとする説が「一元的内在制約説」の核心であり、そうであるがゆえに外在的制約である「公益」は許されないはずだからです。
公共の福祉を内在制約に限定しない以上、外在的制約を認めることになり、そうであれば内在制約説は破綻することになります。
�ぁ笋泙晋�益ともしていません（笑）
これも明らかな誤りです。
芦部の孫弟子である木村草太准教授によれば、「公益は、社会全体の利益を意味し、憲法の規定では「公共の福祉」という言葉で表現されている。」（木村『憲法の急所』12頁）としています。
ちなみに、木村説と高橋和之説は若干の違いがあります。
木村説は「公共の福祉=公益=社会全体の利益」とするのに対し、高橋説は「公共の福祉=公益≠社会全体の利益」としており、公共の福祉が拡張されるとしてもそれは「全体の利益」ではないとしています。（『立憲主義と日本国憲法』参照）
しかしながら、いずれにしても両者は「公益」を認めていることに変わりはありません。
>>[66]
＞アイデンティティを重視する立憲主義の趣旨からすれば、『個人』が適切な表現ですよ。
各国でも人権で尊重すべき人権はアイデンティティであるのは明らかで、人間内部の個性・個人であるのは分かりますよね？
＞人というただの器を尊重するのとでは、根本的に違うと考えられます。
これは逆だと思います。
「個人」が理性的な抽象的人格を意味するのに対し、「人間」は具体的に実在する人間を指します。
ドイツ連邦共和国基本法１条は、
(1) Die Würde des Menschen ist unantastbar.（人間の尊厳は不可侵である）
としていますが、なぜIndividuum（個人）ではなくMenschen（人間）としたのかは争いがあります。
我妻栄によれば、「個人の尊重」は自由権的基本権を意味し、「人間の尊厳」は生存権的基本権を保障するという意味であるとしています（『民法研究�次〃�法と私法』）。すなわち、「個人」とは啓蒙思想で想起されたような強い理性的な個人を指すのに対し、「人間」は弱くて社会的救済の必要がある実際の人間を指す。
したがって、我妻の見解からすれば、「個人」はただの器であるのに対し、「人間」はより具体的な人間を意味するとも考えられる。
もっとも、ドイツの議論がただちに日本に適用できるかどうかはまた別の話と考えることもできるし、「個人」よりも「人間」のほうが人権制約が可能になるという学説があることも事実です。
しかしながら、少なくとも、これまで支配的であった我妻説あるいはドイツの議論を踏まえずに議論するということはありえません。
また、少なくとも、
＞アイデンティティを重視する立憲主義の趣旨からすれば、『個人』が適切な表現
と短絡的には言えないことは確かです。
＞アイデンティティを重視する立憲主義の趣旨からすれば、『個人』が適切な表現ですよ。
各国でも人権で尊重すべき人権はアイデンティティであるのは明らかで、人間内部の個性・個人であるのは分かりますよね？
＞人というただの器を尊重するのとでは、根本的に違うと考えられます。
これは逆だと思います。
「個人」が理性的な抽象的人格を意味するのに対し、「人間」は具体的に実在する人間を指します。
ドイツ連邦共和国基本法１条は、
(1) Die Würde des Menschen ist unantastbar.（人間の尊厳は不可侵である）
としていますが、なぜIndividuum（個人）ではなくMenschen（人間）としたのかは争いがあります。
我妻栄によれば、「個人の尊重」は自由権的基本権を意味し、「人間の尊厳」は生存権的基本権を保障するという意味であるとしています（『民法研究�次〃�法と私法』）。すなわち、「個人」とは啓蒙思想で想起されたような強い理性的な個人を指すのに対し、「人間」は弱くて社会的救済の必要がある実際の人間を指す。
したがって、我妻の見解からすれば、「個人」はただの器であるのに対し、「人間」はより具体的な人間を意味するとも考えられる。
もっとも、ドイツの議論がただちに日本に適用できるかどうかはまた別の話と考えることもできるし、「個人」よりも「人間」のほうが人権制約が可能になるという学説があることも事実です。
しかしながら、少なくとも、これまで支配的であった我妻説あるいはドイツの議論を踏まえずに議論するということはありえません。
また、少なくとも、
＞アイデンティティを重視する立憲主義の趣旨からすれば、『個人』が適切な表現
と短絡的には言えないことは確かです。
- mixiユーザー
- ログインしてコメントしよう！
|
|
|
|
九条改正の会／自主憲法制定の会 更新情報
-
最新のアンケート
