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天然記念物コミュのウシウマの骨格

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 鹿児島県鹿児島市城山町1−1 鹿児島県立博物館

 1963年06月17日、鹿児島県が天然記念物に指定。

 脊椎動物門哺乳綱奇蹄目ウマ科  Equus caballus
 ウシウマは、種子島等で飼育されていた日本在来馬の一品種で、小型の家畜馬だったが、既に絶滅している。全身の毛に上毛を、鬣(タテガミ)や尾に長毛を欠き、細く縮れた下毛のみが生えていたが、夏にはほとんど無毛となった。
 慶長3(1598)年、慶長の役で明軍が使役していたものを島津義弘が朝鮮半島から持ち帰ったのが始まりとされる。同様の貧毛型の馬は、アジア中部からヨーロッパ南部にかけて飼育されている馬の中にしばしば見出される。
 義弘は持ち帰ったウシウマを鹿児島城内の厩舎で飼養したが繁殖は上手く運ばず、天和3(1683)年に島津光久が種子島久時に5頭を与え、より気候が温暖な種子島での繁殖が試みられた。久時は島内の安城村に芦野牧を開設、専任の奉行職も創設され、藩事業としての繁殖が始まる。この試みは功を奏し、明治を迎える頃には繁用頭数は80頭まで増加した。
 しかし明治2(1869)年、芦野牧が廃止されると、以後は島内住民の繁殖に対する関心が急速に薄れて頭数が急減、これを憂えた安城村の士族田之七之助が島内で自由繁殖を試みて頭数確保に尽力し、上野動物園への寄贈や、鳴尾競馬場での単走競馬などを行って人々の関心喚起を図った。
 こうした活動を経て昭和6(1931)年に国の天然記念物に指定されたが、大東亜戦争(1941〜45)による食糧難により、残った個体も食用に供されるなどし、昭和21(1946)年6月頃、西之表で飼育の最後の個体が死んで絶滅してしまった。天然記念物の指定は昭和31(1956)年に解除されている。
 鹿児島県立博物館に全身骨格標本が保管されている。

コメント(1)

2月17日に鹿児島県立博物館に行って来ました。

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