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■Spin it Out計画■潜在戦力コミュの【疑問投稿】

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男の性欲がなくなれば全ての女から美は消え去るであろう。

ショーペンハウアー(ドイツ)






これって正しいと思う?

間違ってると思う?

コメント(25)

広義の性欲なら正にその通り
狭義の性欲なら全く違う

・・・と思う
続きですみません・・・
「性欲」の定義を自分でして良いのなら、ボクは正しいと思います
前述の「広義の性欲」がボクの中での「性欲」の定義なので
関連疑問

なぜ、誰のために女は化粧するのだろうか?

またなんで男は逆に化粧しないのだろうか?
間違ってるに一票派です。男性の性欲のために美を追求するのではないから。

確かに異性に魅力的に思われたいとか、もてたいとか、容姿は関係ないという人がいるとしても美を備えてるほうが得であるのに違いないから、男性のために、男性の性欲のために〜は一理あると思います。

しかし、仮に世の中に男性が存在しなかったら女性は美を追求しないのか?となると必ずしもYESとは言い切れないと思います。

自分と人とを比較してしまうし(これは容姿、能力ほかすべてにおいて)、女性は特に「美」に関して他人と比較しコンプレックスを抱くから。そのコンプレックスを緩和・補う・超えるために「美」を求めるから。

こうさんの「なぜ、誰のために女は化粧するのだろうか?」は、私の主観的判断ですが「自分のため」がまず第一にあると思います。自分自身に自信を持つため、よりよく自分を魅せたいためが根本にあるのではないかと。男性が化粧をしないのは化粧をする習慣がないからかもしれません。きっと昔は女性にも化粧をするという概念はなかったですしね^^

男性がおしゃれをするのも、自分のため・人からよく見られたいためでしょう。化粧もおしゃれも、そんな余裕がでてるのは日本が豊かになったからでしょうけど。食さえままならない人もいるのに。。

雪国っこ。の広義の性欲、狭義の性欲の違いがわからないのでそれ次第で意見もかわるかもですが。

自分以外誰も存在しなかったらと聞かれたら??ですが。汗
あたしもayakaサン同様間違ってるに1票かな。
自分自身の為にするから。
相手によく思ってもらいたいって言うのも
化粧をする理由にあげられると思うし
一種自己満足の部分もあるんちゃうかな??

んーうまいこと言えなくてゴメンナサイ。
んでもってあたしもayakaサンと一緒で
性欲の狭義・広義がわかんない(爆)

ayakaサン>はじめまして☆
いきなり賛同してゴメンナサイ(ぁ
美羽さん>こんばんわ☆からんでもらえて嬉しいですwこのお題は男女で意見が分かれそうですね。そして女性には狭義と広義の性欲の意味がわからん仕組みなのかも!?ぇ
自分と人とを比較してしまうし(これは容姿、能力ほかすべてにおいて)、女性は特に「美」に関して他人と比較しコンプレックスを抱くから。そのコンプレックスを緩和・補う・超えるために「美」を求めるから。

>「自分のため」がまず第一にあると思います。


なるほど!!それは要するに外因というよりも女性特有の性質や本能的習性に近いということですね。
それではなぜ女性は「特に」男性よりもコンプレックスを持ちやすいのでしょうか?生まれつきといってしまえばそれで終りですがそう思った根拠とか考えられる歴史的背景とかなにか思いつきますか??
美羽チャン

>一種自己満足

つまり女性は自己の美への追及心が強いということだね。自分が美しいことで満足が得られる。
これは宿命なんだろうか。

>雪ちゃん
それでは疑問となっている、広義、狭義の性欲について具体的な定義をお願いします。
>all

「性欲」と聞いて皆さんはどんな欲を思い浮かべますか?
人それぞれだと思います
その違いが狭義、広義の違いです

ボクの言う狭義の性欲っていうのは
「性行為によって満たされるもの」もしくは「性行為をしたいと思う気持ち」

広義は「男性欲」「女性欲」
つまり「異性を求める気持ち」
もちろんそれは性行為に限りません

先のボクの主張は
女性の美の探究は男性の「性行為をしたい」という気持ちに応えるためのものではなく
男性の「女性を求める気持ち」に応えるものであるように思ったからです

でも、皆の話を聞いて少し違うとも思いました
狭義の性欲は広義の性欲の部分集合であるから
本質的なものは実はかわらない

性行為欲は異性を求める欲に帰属するもの

そこでの違いはないのかもしれないと思いました

考え方が多様化している現代では
この論題が人によって意見が分かれるのは当然です

しかし、歴史的な背景
特に化粧の歴史などを顧みれば
この命題は真であることは実証できるのかもしれません

化粧の始まりは
やはり「男性のため」という要素
つまり、「男性の気を引く」といった要素が大きかったのではないかという気がします
研究していないので空論でしかありませんが

大事なのは
「男の性欲がなくなる」ことと「全ての女から美は消え去る」ことは必要十分条件ではないということ
逆は成り立たないということです
全ての女性から美が消え去ったとしても、男性の性欲(広義、狭義ともに)はなくならないということです

これは人類、ひいては生物の歴史を顧みれば真だということが容易に証明されます

そもそも美という概念自体が人類特有のものであるので

結局何が言いたいのかというと
この命題に対する答えは人それぞれ

でも、この論題を実証しようと思ったときに
個人の主観が入ってしまってはいけないということです

歴史的観点、風俗・民族学的な観点から考えないと証明はされません

でも、このトピックの趣旨は
個人間での考え方、捕らえ方の違いから議論をし、
命題に対する答えを導き出そうということだと思うので
上のような姿勢で論を展開することはここでの意図に反しますね

つらつらと書きなぐってしまいましたが、話を元に戻しましょう

では、ボクの考える広義、狭義の性欲の定義に当てはめてこの命題について考えるとしたら
それぞれの場合でこの命題の成否は変わってきますか?
狭義、広義の性欲の定義についてよくわかりました。ありがとう!



>全ての女性から美が消え去ったとしても、男性の性欲(広義、狭義ともに)はなくならないということです

コレは確かに直感的に理解できるなぁ。しかし、じゃあ今回の議題の中でこの事実がどのように論理に組み込まれてくるのだろうか。美が必ずしも性欲の原因となってこないのなら女性は美を追求する必要はないのでは?
そうすると、ayakaちゃんや美羽ちゃんの意見よりになっては来ないだろうか?

>そもそも美という概念自体が人類特有のものであるので

これも同じだね。


>個人間での考え方、捕らえ方の違いから議論をし、
命題に対する答えを導き出そうということだと思うので

さすがよく見抜いているね^^


それではちょっと化粧の歴史について調べてきます!
私は正しいに一票。
ただ、すぐにそうなるとは思いません。
長いヒトという生物の変化(危機的な)ということを考えてです。
男性の性欲がなくなれば、交尾はしない。
ヒトは子孫を残そうという本能を取り戻さない限り、減り続けます。

女性は自己満足や、コンプレックス解消のために化粧を施していますが、ヒトが減ればそれどころではないのではないでしょうか。
性欲がなくなることによって引き起こされるヒトの危機は、化粧というものを無駄なことにしてしまうほど大きな問題だということです。

しかし、男性の性欲を取り戻せる可能性があるとするならば、女性は本能で自分を美しく施すでしょうね。
>トピーサン
初めまして☆
>男性が性欲を〜の最後の一文
あたしもその通りだと思います。
てゆか思わずうなずきました。

このコミュやっぱいいね。かなり刺激になるし
考えが深まるよ。
>こうちゃん

申し訳ない
今読んでも話があっちこっち飛んじゃってわかりづらい文章だよね


>大事なのは
>「男の性欲がなくなる」ことと「全ての女から美は消え去る」ことは必要十分条件ではないということ
>逆は成り立たないということです
>全ての女性から美が消え去ったとしても、男性の性欲(広義、狭義ともに)はなくならないということです

ここの真意は
証明のために命題の「逆」もしくは「裏」を考えて
その「逆」「裏」が証明されたら元の命題も真だという証明手法は使えないということを言いたかったんだ

この命題の場合
「逆」を考えると「元」の命題とレイヤーが異なってしまうから

だから、今回のような
「○○ならば□□である」という命題は
「□□ならば○○である」という順序で考えてはいけない
あくまでも○○という仮定において□□が成り立つのか否かを考えなくてはいけないんだ
ということを言いたかったんだ

要するにこの議論の本質から全く外れたところで一人相撲をしていただけ

ホントごめん

なのでこの議論をする際、あの話は全く無視してください
皆様へのお願いです

あ、あと今のように全く知識のない状態での意見は何の説得力も持たないので
しっかりと理論武装しなければいけないと思いました

化粧のリサーチの結果を
こうちゃん自身の命題に対する成否の主張を交えずこの場で一回シェアしてもらえると議論の焦点がより絞られそうな気がします
皆の土俵がまだばらばらな印象を受けますので
>トピさん
そうなんですよね

>長いヒトという生物の変化(危機的な)ということを考えてです。
>男性の性欲がなくなれば、交尾はしない。
>ヒトは子孫を残そうという本能を取り戻さない限り、減り続けます。

こういう視点で考えると正しいということが十分に言えますよね
非常にロジックが立っているお考えだと思います

女性が「美」というものに関心を持ち、こだわりを持ち始めた背景にはトピさんの言うような理性ではない本能の部分が大きく関係しているという考えがあって当然だと思います

でもどうでしょう

女性の美=化粧をすることだけではないんだと思うんですね
化粧は女性の美の一要素です

確かに男性の性欲がなくなり、子孫繁栄がストップしてしまうことと女性が化粧をすることを比べたら
その重要度は明らかに前者の方が大きい

ただ、もう少し広い意味で女性の美を考えてみたら・・・

その重要度は子孫繁栄に匹敵するほど大きなものなってはこないでしょうか?

どちらも人間の本能部分に帰属する欲求です


>美羽
そうだね
ホントいい思考トレーニングになるよね


>こうちゃん
こういう司会者的な役割はボクはやらない方がいいかな?
一人の論者として議論にした方がいい?
せっかく雪国っこ。さんがキレイにしめてくれたのに申し訳ないのですが、最後に言わせてください。

この疑問みたいにみんなで考える機会は大切だと思います。
私もみなさんの意見を聞いて、自分で考えて上の答えを書いたんです。
考えることって、それが間違った答えだとしても絶対にプラスになることだと思うし、考えることをやめてしまえば、未来への可能性は0に近いと思うんです。

「論点とずれるかも」とかいろんな私たちの未熟な部分はこうやって議論していく中で養っていけないのでしょうか?

みなさんの意見や、これからみんなで考えていく事で刺激して、自分を少しでも変えていければ、ここにいる意味があると思います。

なんか生意気いっちゃって、ごめんなさい!!
>雪チャン

>化粧のリサーチの結果を
こうちゃん自身の命題に対する成否の主張を交えずこの場で一回シェアしてもらえると議論の焦点がより絞られそうな気がします


了解!実は皆も気づいていると思うけどオレはまだ自分の意見は一言もいっていないんだ。あえて中立にたって、議論が曲がっていかないようにモニター役をしているつもり。

>こういう司会者的な役割はボクはやらない方がいいかな?
一人の論者として議論にした方がいい?

特にスタイルについて規制しないよ。でも今のところ論者としていてくれたほうが盛り上がるかもね。


少し議論をまとめると

化粧というのは外因というよりも女性特有の性質や本能的習性については4人とも相違はないのかな?

その理由をアヤカちゃんと美羽は「美に対する自己欲求」(自己満足や、コンプレックス解消含む)だとした。

ユキチャンはそれはその美は男性の広義の性欲に応えるためだとした。

トピー工業さんは、アヤカちゃんと美羽ちゃんのいっている「美に対する自己欲求」は実は人類存続のための本能だとした。


ということで間違いないかな?


雪ちゃんの最後のレスもそうだけど、今議題となっているのは「理性」と「本能」の部分だとおもう。それはもちろん両方が正しいと思う。

ただ、ボクが聞いているところの本質は「やはり社会は女性が主体的に美を(男性に対して)売り込むこと」は定説であるのか?そして、それはなぜ女性からなのか?ということなんだ。ショーペンハウアーもその定説を皮肉っているのではないかとボクは推察するんだけど・・・。
ボクが化粧の例を出したのも、女性だけが主体的に・・ってことの例として出したんです。

そのへんはみんなどう思う?

>トピー工業さん

>せっかく雪国っこ。さんがキレイにしめてくれたのに申し訳>ないのですが、最後に言わせてください。

まだしめてないとおもうよ。

>「論点とずれるかも」とかいろんな私たちの未熟な部分はこうやって議論していく中で養っていけないのでしょうか?
>みなさんの意見や、これからみんなで考えていく事で刺激して、自分を少しでも変えていければ、ここにいる意味があると思います。

正しいね!
みんなは性欲っていう言葉から人間の本能的な部分について議論してるみたいだね。

俺は社会的な側面から考えてみようと思った。

現在の人間社会の男女関係の構図から考えると
答えは Yes! ショーペンハウアーは正しい。


理由:

例外的な事象はあえてここでは考えずに、一般論で説明したいと思います。
あと子孫を残す(性欲)ということを社会的に“結婚”ということに結び付けて考えます。

ボーヴォワールによると

「女は、女に生まれるのではなく、女になるのだ」

これは“こう”の疑問である

なぜ女性は男性よりも美に対してコンプレックスを持ちやすいのか?という疑問に対する答えのヒントであると思う。


あともう一つ

「結婚とは顔と金の交換である」

これが、過去から現在まで続く社会的な男女の関係のメインストリーム。


>>社会は女性が主体的に美を(男性に対して)売り込むこと」
は定説であるのか?


この二つの言葉から考えると女性が男性に美を売り込むように社会が強制していると考えられるだろう。


社会的な側面から捉えると
男性は女性に対して美を求めている。
そして女性は男性に対して経済力を求めている。


だから女性は化粧をし、男性は化粧をしない。
仕事ができない、金を持っていない男性はモテない。
(結婚の対象となりにくい)


もし、社会の構図が今と反対であれば男性が美を追求する
こともあるんじゃないかな?アフリカのボロロ族は男性が化粧をする民族らしいよ。


つまり社会的な強制から女性は知らず知らずのうちに男性のために女性として美を追求し始める。


俺はショーペンハウアーはそんな社会の男女の構図を
皮肉ったんじゃないかな?って思うなぁ。
>化粧というのは外因というよりも女性特有の性質や本能的習性については4人とも相違はないのかな?

その理由をアヤカちゃんと美羽は「美に対する自己欲求」(自己満足や、コンプレックス解消含む)だとした。

その通りです。

トピー工業さんの、「美に対する自己欲求」→人類存続のための本能 

にもなるほどと考えさせられました。


議論とはそれますが、ショーペンハウアーがどのような人か気になって少し調べました。彼の立場・時代背景をシミュレーションしながら議論を考えてみようと。ショーペンハウアー、難しい人でした。奥が深いです。

こうさんの意見が聞きたいです。
ちょっと忙しくしているのレスが遅れています。申し訳ない。

ayakaちゃんが紹介してくれた、ニーチェ『道徳の系譜』を読んでいます。みなさんも少し読んでみたら面白いと思いますよ。

http://www8.ocn.ne.jp/~eating/gm-3.htm


それではしばしお待ちを! 
こうさん>あれ全部読んでさらに消化するのは時間かかりますね↓しばしお待ちしてます★
1、化粧は肌を守るため!?

http://www.tsuuhan.co.jp/trivia/archives/2005/02/post_53.html
第62回 お化粧の歴史
 大人になると、女性のお化粧はもはや常識や礼儀のように考えられがちですが、さて、この化粧という習慣は、いつごろどこではじまったのでしょうか。今回は、お化粧の歴史にせまってみましょう。

 もっとも古い「化粧」の例は、古代エジプトに見られます。現代の「見ばえをよくする」という化粧のイメージとは異なり、古代の「化粧」は、もっと生活に密着した「必要にせまられて」のものでした。
 たとえば、古代エジプトの神殿の壁画などに描かれた女性の顔には、アイシャドウやアイラインが濃くひかれていますが、これは「体の穴から悪霊が入る」という考え方があり、それを防ぐ「魔よけ」として、耳飾りや鼻飾りなどとともに考案されて普及したといいます。砂漠地方の強い太陽光線から眼を守るという意味もあったようです。
 現代でも、エスキモーの人達や南アメリカの寒冷地インディオ、チベット高原の一部では、肌を寒冷と乾燥、紫外線から守るために、動物性の脂を顔や全身に塗る習慣があります。
 もっとも、古代ギリシャでは、今日に通じる「美白」化粧品がでまわり、すでに化粧焼けして肌があれるという症状があったといいます。また、隆盛をきわめた古代ローマでも皮膚の健康に気をつかった調合の化粧品が多く発明され、それが中世が過ぎたあたりからヨーロッパに伝わり、今日の化粧品の元祖になったといいますから、ローマ文化は近代の化粧品のご先祖さまといえるかもしれません。




2、化粧は男もしていた!?
http://www3.ocn.ne.jp/~suteki/honnoarukurashi.okesyou.htm
化粧って女性のするものと思っていませんか?
でもこの本によると、歴史的にみるとむしろ男性のためのもの
だったようなのです。
最近ニュースなどで男性もお化粧をするようになったと、化粧水をつける
サラリーマンの話や眉毛を手入れをする人の話が出てくるようになりましたが
そんなのまだまだ序の口です。

今では女性のするようなフルメイクは元々男性がするものだったのです。

第二章の「お化粧の歴史を探ってみよう!」には、男性のお化粧の例が
わんさか出てきます。
例えば、江戸時代に、結婚した女の人が黒いものを歯に塗るお歯黒。お歯黒はもともと戦国時代の武将が一生ついて行きますという忠誠を誓うために塗ったもの。
色素が落ちない成分のようで一度塗ったら、ずっと歯は、黒いままです。
それで、主君が戦死したりして、新たな武将に仕えるときなど、2度目だなとわかるしくみだそうです。しかも戦国武将は出陣のときに口紅を塗り、白いおしろいを塗り、まるでおてもやんのような姿で闘っていたというのですから驚きです。
遠く離れた国、フランスでも化粧は男性のためのものでした。
フランス革命の一因は、貴族にかつらがはやり、かつらに白い色をつけるため小麦をたくさん使い、パリの町でパンを作る小麦粉が足りなくなったためと言われてさえいます。
そういえば、モーツアルトやバッハなどの肖像画でも髪は白かったように記憶しています。しかも見るからにお化粧をしていますよね。しかもタイツを履いたりしています。ハイヒールまで元々男性の履くものだったというのだから驚きっぱなしです。
こんなエピソードが盛りだくさんのお化粧大研究。
お化粧の世界観がひっくり返ること間違いなしです。
著者の髪を洗うことも顔を洗うこともお化粧と捉える考え方など、ここでは書ききれないくらいたくさんのものが詰まった本です。
児童書なので、字も大きく読みやすいところもいいです。




3、やはり、女性だけのものではなかった

http://nikonf5.hp.infoseek.co.jp/csm/history.htm

化粧品の歴史(世界編)
人類の歴史に『化粧』の感覚が発露されるのは約5万年前ぐらいから。現在でも宗教的儀式等で特別な意味合いを持つ化粧が施される事が有りますが、確認されている一番初めのものはそれに似たような意味合いを持つもので全身をくまなく赤く染めるというものでした。

古代エジプトやメソボタミアといった当時の先進地域では、紀元前 4000 年頃にぐっと現在の感覚に近い化粧の記録が残されていて、水浴びの時に軟膏状の香油を塗り、赤い染料を唇や爪に塗ったり、黒や緑のアイシャドーが既に登場している事に驚かされます。アイシャドーに関してはエジブトの強い日差しから目を守ったり魔除けの意味合いもあったようですが、これは 4000 年後に登場するクレオパトラの時代にも引き継がれたようですね。紀元前 3000 年頃のものであろうとされているシュメール文明遺跡の粘土板には石鹸の製造法が記されていました。

紀元前7世紀の中国の書『詩経』と紀元前3世紀の『礼記』に蛾眉、という表現が登場。奈良時代に日本でも流行する眉のファッションのルーツはここにあります。

中世ヨーロッパではベネチアに端を発して付けぼくろが大流行。白粉や香水、口紅が男女の区別無く貴族を中心とした層に用いられるようになりました。

ファンデーションが発売された1955年頃、世界共通の化粧方法が生まれはじめます。各国の化粧品メーカーが科学技術品としての化粧品に腕を競うように成りました。

化粧品の歴史(日本編)
縄文時代の土偶や弥生時代の埴輪の顔面に赤い顔料が塗られていることから、顔に赤土を塗ることが当時の風習であり日本の化粧のルーツであるとされています。

6世紀の後半から遣随使により中国から紅や白粉が輸入されるようになりました。同じ時期に日本からは椿が輸出されています。この時代の美的感覚は正倉院の『鳥下立女屏風』や薬師寺の『吉祥天女蔵』で確認されるように当時の先進国、中国でのトレンドを意識したものが主流で、唇を濃い赤で染めあげ額と口元には鮮緑色の花鈿(かでん)靨鈿(ようでん)を付けるスタイルが宮廷を中心にして流行しました。

692年に沙門勧成が国産初の鉛で出来た白粉を完成し、続いて713年には水銀で出来た白粉も登場します。

7〜8世紀のトレンドを確認する手段は高松塚古墳の壁画に描かれた美人画にあります。本来の眉毛を抜いて細〜く長〜く眉墨で描いた眉が印象的ですね。

平安時代になると宮廷の女性たちが鳳仙花を使って『爪紅』をするようになります。現在のマニキュアのルーツでしょう。

遣唐使の廃止と前後して中国のコピーではなく衣冠束帯や十二単といった日本独自の習慣や風習が芽生えます。髪を結い上げていた時代から長髪をそのまま下ろすスタイルへ。白くメークアップした顔に眉墨で描いた眉とちょこっと唇に紅を差す感じ。当時の貴族の『通い婚』の風習は香りに対する文化も生み出します。さらに平安末期になると男も女性と同じような化粧をするようになり、お歯黒文化も復活しています。

武士でありながら宮廷文化に憧れ、白塗りの顔に置き眉、口紅を塗りお歯黒もするといった貴族の習慣を取り入れた平家を破った源氏は反動からか質実剛健を旨とし、平安貴族風の化粧は女性だけのものに戻りました。

実力のある男が、派手派手なファッションを身にまとい、時には傍若無人な行動を取る。後に登場する織田信長、前田慶次、伊達正宗らにも共通するこんな風習はこの時代では『バサラ』と呼ばれていて奇抜な化粧も生まれています。

応仁の乱を機に時代は戦国時代へと移ります。相次ぐ戦いのさなか武士の間では首を取られたときに恥ずかしくないように、という意識が化粧に結びつきます。宮廷の生活用式を好んだ戦国武将であった今川義元が桶狭間の戦いで討たれたとき、お歯黒をしていたことを御存知の方も多いでしょうネ。

江戸時代には化粧をする層の裾野が広がりますが、そのトレンドを引っ張っていたのが歌舞伎役者や遊女達でした。当時の白粉はまだまだ鉛や水銀製のモノが多かったのですが、反復使用するうちに慢性毒が体内に蓄積され一種の職業病として幾多の悲劇が生まれています。一方、紅花は最高級の口紅用材料として珍重されていましたが非常に高価なためまだまだ庶民に手に入るような物ではなかったようです。

明治時代、文明開化と共に欧米の人工科学化粧品も輸入されるようになり、日本の既存の化粧品メーカーも対抗上、大きく転換を余儀なくされることになりました。現在も主要メーカーの製品はこの方向性の延長線上に有ることは御存知の通りです。
上記のように歴史的にみると、化粧は「美の追求」のためだけに行われていたわけではないようだ。

男も習慣的に化粧を(世界的に)行っていたという事実はみんなも驚いたのでは?


この結果からボクは、女性が化粧するのは、トピー工業さんがいう人類存続のための本能でもなく、アヤカちゃんと美羽ちゃんのいっている「美に対する自己欲求」でもなく、「広義の男性の性欲に答える」(雪ちゃん)という「社会的な強制」(Ryo)によるものだとまとめた。

つまり、近年の風潮が女性だけに化粧をさせている。また言い換えると女性に美を追求させていると考える。
それではもういちど

「男の性欲がなくなれば全ての女から美は消え去るであろう。」に立ち返ってみる。

答えは否である。

今化粧を仮に美と定義する。

この美は直接的に男性の性欲の影響を受けているというよりは、社会(それは男性・女性がともに形成する)の習慣や風潮がが影響を与えている。
もし、男性の性欲がなくなったとしても、その風潮がなくならなければ女性は化粧をしなければならないし、美を追求する。


最後それを例で示す。

あなたは30歳の女性だとする。ある日ある男たちと合コンすることになった。しかし、その男たちはとーーても冴えないことがわかっている。しかし、どうしても友達の誘いで断れない。
そして、あなたは行くことになってしまった。一緒に行く女性陣相手のことを知ってか知らずかバッチリ化粧をしていくと言っている。

そこであなたはどうする??

きっと化粧をしていくのではないだろうか。男たちの風潮に答えるためではなくて、30歳という年齢(化粧は習慣)、同僚たちの風潮に強制されて・・・。



てな感じでーすヾ(゚ω゚)ノ゛

どうでしょうか??
それではもういちど

「男の性欲がなくなれば全ての女から美は消え去るであろう。」に立ち返ってみる。


この例の部分、社会的な習慣や風潮の点の説明にはなってるけど
肝心なその例にでてくる男性には性欲があるんじゃないの?



と、言ってみるテスト。
そこは問題なのだろうか。

男の性欲と化粧は従属ではなく独立なのだと思う。

もちろん完全にではないが。

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