大耳ネットワークコミュの第１７期　名島表現塾　第２回レポート（２０２２年１月２２日、記録：みやい）

第１７期　名島表現塾　第２回レポート
（２０２２年１月２２日、記録：みやい）

参加者：ちょこ・寺本・安永・かずっち・みやい

★雑談
参加者それぞれのこの日の心身の状態や近況などを皆でフムフムと聞く

★掃除
手分けして下松宅１階部分全体を、雑巾で拭き掃除

★体操・柔軟・筋トレ・脱力
２～３人ずつに分かれ、組んでやる。自身の状態に合わせて自己判断しながら無理なく、皆で一緒にちまちまやる。
脱力の時、珍しくかっとさんから呼吸について（呼気・吸気・密息など）の話が軽くされた

★目の体操・発声（長音３種・短音３種・五十音）・ホーミー
長音の発声が皆、概ね少しずつ伸びている。ちなみにかっとさんが平均１分半と誰よりも長い（のですごい）
舞台上での呼吸についての話も併せて少し
ホーミー時、距離を置き離れてやったらその間に立つひとにはどう聞こえるか？が試みられた

★メロディー回し（３～９拍子）
皆で一緒にアクセント付きの手拍子をしながら、１人が４小節分ほど即興で歌う→全員でその歌をマネして歌う→隣の次のひとが即興で歌う→全員でマネして歌う～を続け、一周したら拍子が変わる（３・４・５…と段々増えていく）
基本的には止まらずに、そのまま９拍子が一周するまで一気に続けて行われる
これは「他者に合わせ一定のテンポで正確にリズムを刻む」訓練も兼ねており（この後の楽器練習は最近省略されることが多いため）諸々を含めた音楽的な訓練を「もうこれだけでやってしまおう！」というモノ。

表現塾内で○拍子と言う時は「８分の○」なことも「４分の○」なこともあるが、塾生間では「この拍子の時はこの音価（長さ）で捉え・ここにアクセントを付け手拍子をする」という共通認識がある
手拍子に乗せ歌えて収まるのであれば、歌うメロディの音に関しては何分音符でも構わず、捻った休符等が入っても別にいい
（つまり地味に高度なことやってます）

★休憩と雑談
次のセットモノの準備をしてから休憩、ストーブの前でお茶やお菓子を囲み座る。
（限定的な思い込みの意での）クセの話…
例えば音楽でもロックでも・芝居でも演技でも何でもいいが「こうだ！と自分では思ってきた概念的な『これ』って、これでいいのか？」と疑いながらやる態度や、「これでいい・これはこういうもんだ」と思わずに新しいモノを知ろうとすることが必要
所謂 How to ばかりで「如何にラクするか」「コスパや時短」等に世の情報や志向が偏重しすぎているのではないか？など
（ここには書けないような話も色々してます）

★踊りと演奏のセット
今回は２・２・１人の３班に分かれ、スタッフ仕事も込みで１セットずつ交代しながら役割を回していく

①
踊り：かずっち・ちょこ
演奏：安永・寺本
照明：みやい／ビデオ：かっと

内容はよかった、スロースターターだけど集中力があった踊り、ラストに纏まりがあった演奏。休憩の後だからか全体的にスロースタートだった
ちょこ深い、わるい時はわるいなりの踊り、よくない状態を逆に魅せる方向へ持っていった？みせるつもりありません、踊るだけですから～という感じ
ちょこ「みせるとかはあまり意識したくないかな…」
かずっち仕掛けていく方向性でそれが後半活きていた、魅せていた
かずっち「ゆっくりだけど集中できた」
演奏、纏まりないけどよくて「ヒトはバラバラなものですよ～」という良い意味でのまとまりのなさ、祭り囃子や神楽のような部分もありつ

色んな表現の有り様があっていい、見せ物としては地味だけど内容のあるセットだった
本来の有り様、見せ物じゃない表現、己を掘り下げていくことで（例えば）神に近づいていくような…言うなれば（所謂）エンタメの逆で、それがよかった

②
踊り：安永・寺本
演奏：みやい
照明：かずっち／ビデオ：ちょこ

面白いけど、2人が取っ組み合うと撮影的にはまったく画（え）にならない。。
暴れ（写真が）ブレたり、丸く縮こまり顔が隠れたりの多かった安永、そんな安永に付き合い画にならない、けどそれがよかった寺本
単調なメロディで、内容も情景描写そのままなつまらんみやいボイス。。だったが、上手くはないけど面白い演奏、音程が不安定なボイスと楽器２～３つを組み合わせてやるのが面白かった
みやい「普段と違い自分１人が演奏担当だったからこそ出てきたモノかもしれません？

照明すごくよかった、色使いがよかったし、演奏のリズムに合わせ点け消ししてたシーンがよかった
リズムや楽器等の基礎訓練をやってるから寄り添える、スタッフ仕事にも活きている
ちゃんとしたダンスモノを期待して見れば最低だが、踊りのそういうパフォーマンスとして観れば面白い
かっと「踊りが面白かったので、いいんじゃないですかね…
銭は取れんけど面白い、稽古はそれでいい

③
踊り：みやい
演奏：かずっち・ちょこ
照明：寺本／ビデオ：安永

演奏面白かった、終わりが息ピッタリで、踊り手にも伝わり綺麗に終われた
２人「アイコンタクトして合わせました～
２人のボイスのメロディの合ってる部分に感心した、何故即興でそこまで合わせられるのか…？
全体が中弛みし停滞した感じがあった、出だしと終わりがよかった

このセットに限らず、皆、演奏時にそこまで音量を出さなくなったのでは？
割と小さめで繊細な音を出すようになった、それはそれでいいがドン！というのもたまにあっていいのかも
以前は（大音量でバーン！みたいなのが）あったので、良識が出てきたのかな、この場に於いてはあまりいい傾向ではないが…
質は上がってるので文句ないが「この先どうなるか分かりません！」ともっと壊れるシーンがあってもいい
（ともあれ演奏の出来自体はよかった）

以前よりは下半身が安定した踊り、でもこれももっと壊れるところがあっていい
みやい「疲れるのがイヤで…
練習は疲れるモノ、欲を言えば息できなくなるくらいハードにやってほしい、ラクしない、ラクにやろうとしない！
というのも舞台ではそういう無茶をする・壊れざるを得ない場面というのが必ず出てくるため、本番でやれるように練習で（ある種）壊れるやり方をやっておく方がいい、安心して戻って来れるように
その辺はやり散らかす（こともある）安永を見習うといい
照明も手を変え品を変えやっていた（のでよかった？）

（セットモノ全体の）「終わりの
（最後のセットの）終わり」がよかったのでいいのかな、という感じ

★片付け・今後の話し合い
大耳ネットワークや表現塾的なイベントの年間計画をざっくり立てるなど

（自分のからだが）思いどおりに動かない！という葛藤が大事、身体表現を主としたイベントを大事にしたい、
オルタネイティブ演劇祭を３回やったから出来れば４回目もやった方がいい（３回で終わってしまうモノが多い）
「これぐらいでいいや」と思わず「もっともっと！」とやる方がいい、
自分のやれる限界があって、そこから（自分で把握できないところまで）一歩踏み出すことをやってほしい、そこは把握できない、自分の預かり知らぬところなので
わからないからこそ楽しく、その一歩分ずつ幅が広がっていく、新しい自分を発見していくことになる。
といった話も併せて

★みんなでごはん
宿題のおかずはそれぞれ
ちょこ：大根と白菜と厚揚げのみそ汁、ごはん（白米）
安永：ミルフィーユ鍋（豚肉と白菜）
寺本：じゃがいもオムレツ～お好みでケチャップをかけて～
かずっち：にんじんシリシリ
みやい：豚キムチ大根の辛味噌炒め
でした。
どれも美味しかったです

今回の塾はここまで。

次回の表現塾は
【２０２３年２月５日（日）１４時から】です。
ぜひ予約連絡の上、どなたでも参加してみてください。
体験参加費は１回２０００円です。

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新たな表現を模索している方、初めて表現に触れたい方、ぜひお越し下さい！
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初心者大歓迎です。

★宿題
おかず１品

★体験参加費
１回２０００円（１回のみのお試し参加もOK！）

新塾生も募集しています！（ひと月２回参加・応相談）
塾生の塾費は、ひと月３０００円と少しお得です。

★時間は１４時～２１時位まで
★場所は名島神社の下、下松邸
★途中帰宅も可（要相談）

●詳細は下記をご覧ください。
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