Artist Photograph＆Booksコミュの■Marcel Duchamp

【Marcel Duchamp（マルセル・デュシャン）】
1887年フランス、ノルマンディ生まれ
1968年パリ、ヌイイーで死去

Artist Photograph＆Booksのoriginator。
“ReadyMade”を始め現代美術における殆ど全てのコンセプトの立案者にして、アーティストの最大最強のトラウマ「Marcel Duchamp」。

写真の記録しか残されていないにも関わらず、1917年にNYで開催されたアンデバンタン展出品され、当時の保守的なNYのアート界にスキャンダルを巻き起こした作品「泉（“R.mutt”と署名された便器）」。この事件を引き合いに出す以前に、彼の作品制作に於いて“Artist Photograph”が有効な手段であった事は議論を鋏む余地は無い。
彼が残した多くのArtist Photograph＆Booksはオリジナルと同じ価値を持ち入手困難ではあるが、比較的流通している作品もある。
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●mixi「マルセル・デュシャン」コミュ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=74233
●Making Sense of Marcel Duchamp
※サイト上のフラッシュアニメが秀逸。中でも大ガラスのアニメは必見！
http://www.understandingduchamp.com/
●MarcelDuchamp.org
http://www.marcelduchamp.org/index.html
●東京大学総合研究博物館「真贋のはざま」
-デュシャンにおけるコピーの問題――レディ・メイドを中心に-
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/publish_db/2001Hazama/03/3200.html

コメント(2)

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[1] mixiユーザー 05月17日 10:08

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■Title：E'TANT DONNE'S
■発行：1987年　フィラデルフィア美術館
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大ガラス以降、作品制作を停止ていたはずのデュシャンが死後に発表した“遺作「(1)落ちる水(2)照明用ガス、が与えられたとせよ」”の再構築マニュアルを忠実に再現したArtist Book。
本来、作品の外観とドアに開けられた2つの穴からしか覗く事が出来ないインスタレーションを内部の構造やエロティックなオブジェのディテールを堪能出来ます。
なにも知らない人が見たら、殺人現場の検証写真のファイルと見間違えてもおかしくない内容ですが、デュシャンマニア必読のArtist Bookです。

[2] mixiユーザー 05月19日 09:41

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■Title：MARCEL DUCHAMP NOTE
■発行：1980年　ポンピドーセンター
■編集：Paul Matisse
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現代美術のコンセプトに於いて多様なバリエーションを生み出したデュシャン。生前、作品制作やコンセプトの思考過程から発生した「メモ」を、写真複写により忠実に再現し、様々な形で発表している。

・『1914年のボックス』
・『彼女の独身者達によって裸にされた花嫁、さえも　（通称グリーンボックス）』：1934年
・『不定法で（通称ホワイトボックス）』：1967年

本書は、彼の死後ポンピドーセンターで開催された大規模な回顧展をきっかけとして3年後の、1980年にデュシャンの重要なデザインコンセプトが記載されている「メモ」を再編集し、発行されたArtist Bookです。
1.「inframince(アンフラマンス/極薄)」
2.大ガラス
3.プロジェクト
4.言葉遊び
以上4項目に整理され、仏文・英訳が掲載されています。このメモの中で特に「inframince(アンフラマンス/極薄)」の思考は、デュシャンの生前のコメントでは殆ど発表されていないにも関わらず重要な概念として当時話題を集めました。「ユリイカ1983年10月号　特集マルセル・デュシャン」に、この経緯が詳しく記載されています。
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【関連文献】
・「デュシャン」宇佐美圭司著　岩波書店発行　Ｐ229/アンフラマンス
・「マルセル・デュシャン「遺作論」以降」東野芳明著　美術出版社発行　P282/アンフラマンス解読-〔多木浩二と対談〕

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