ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ど素人小説コミュの5

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

5

コンビニでビールを1ケース購入して美幸のマンションへと再びむかった。
この辺り一帯は新しく埋め立てられた土地で新興住宅が立ち並んでいる。
美幸のマンションもその一つで海沿いの一角に建っている。
最近は普通に建設しただけでは住人の募集が集まらないらしく色彩や造形にこだわったデザイナーズマンションがふえてきている。
美幸のマンションも海付近らしくアジアンテイスト漂うこだわった造りが十分にひきだされていた。
車を駐車場にとめて二人は裏口から鍵をあけて入った。
エレベーターに乗り5Fを押すと孝は耐え切れずに美幸の唇を自分の唇でふさいだ。
「んん...ん」
突然で彼女はびっくりした表情を見せたが舌を彼女の奥へと侵入させた時には彼女自身も自ら舌を出し絡み合わせていた。
美幸の手は孝の首へとまわされ、孝の両腕は腰からお尻へと移動させ鷲掴みにまさぐった。
交差し絡み合う舌と舌の粘膜は二人の気持ちまで融合させた。
今日のデートとは言いがたいが、逢瀬に孝は美幸をとても愛おしく感じた。
それは孝の心境を変えるのに十分だった。
つい先程までは自分が婚約者である保華と結婚することが幸せであると当然のように思っていた。
しかし、俺にはここまで自分を想ってくれる優しいやつがいる。
なのに俺は何で結婚しようとしているんだろう。
保華とは衝撃的に惹かれあったのは事実である。
だが、知り合って間もないし、お互いの深い部分を知らない。
そんな事は全て省いての結婚。
それは彼女のお腹に生命が宿ったから。
ただそれだけなのでは?
俺には必要なのは保華ではなく美幸だ。
そんな想いから孝は自然と言葉が出た。
「美幸に今日会えてよかった。」
「私もよ」
「愛してる、本当に愛してる。」
自分に言い聞かせるように孝は美幸に言った。
そんな懸命な姿に美幸は孝のおでこをなで再びくちづけを交わした。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ど素人小説 更新情報

ど素人小説のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング