リーニエ（Ｌｉｎｉｅ）コミュの尾形光琳

NHK教育テレビ（20:00～：8/1/10）の解説を聞いた。

・光琳の絵は好きである。見ていると何か浄土にでも引きこまれるような感すら覚える。余分なものは何もない。簡素なオブジェに、流れとリズムがある。心の響きと、一刀両断の冴えと鋭さがある。

・解説にあったキーワードを拾うと、
　鳥や花など数少ないモチーフ、3つのモチーフを綿密に構成
　色もモチーフも使い果たし、デザインに徹した技巧
　形のない水をモチーフに
　間や、形の僅かの差に、快いリズム
　明確な色彩、具象をデザイン化して削ぎ落しイメージにする、形は邪魔
　写実と抽象
　真中に鋭角的なフォーム（当時は中抜きが流行り）
　必要なところを抽出するのがデザイン、強く印象が入っていて永遠な美

・中央に曲がりくねった大きな川。左に古木で曲がった枝を突きだした白梅、僅かにつける花。右の紅梅は若々しい木で沢山の小枝が上に伸び、多くの花をつける。

・3枚の葉の緑に映える紫のかきつばた、左は山型に、右は波型に並べ、バックは金一色。