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心の中の樹を抱く、花を愛ずるコミュの心の詩人 八木重吉さんの詩を鑑賞しよう

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1898年から1927年のわずか30年の生涯の間、光を見て、愛を見た詩人
八木重吉さんの詩を紹介、鑑賞しませんか?


森はひとつのしずけさをもつ
いちどそのしずけさにうたれたものは
よく森の近くをさまようている

コメント(27)

不思議

こころが美しくなると
そこいらが
明るく かるげになってくる
どんな不思議がうまれても
おどろかないとおもえてくる
はやく
不思議がうまれればいいなあとおもえてくる
しずかな朝 より

髪のごとくゆるしたい
ひとが投ぐるにくしみをむねにあたため
花のようになったらば神のまえにささげたい


しずかな朝 より
森はひとつのしずけさをもつ
いちどそのしずけさにうたれたものは
よく森のちかくをさまようている



菊には品がある
一本のやさしく雄勁な幹に
鉄色の葉がならんで
いただきに黄いろい花をつけている
なくてはならぬものだけを残した姿だ
秋 より

明日

(最後の6行)

ほんとうに
自分の心に
いつも大きな花をもっていたいものだ
その花は他人を憎まなければ蝕まれはしない
他人を憎めば自ずとそこだけ腐れてゆく
この花を抱いて皆ねむりにつこう
すごいな・・・私も八木重吉が好きですが、この写真全部dolceさんが撮ったんですよね。

その詩にあわせて、綺麗な写真だ。繊細な人なんだなあ。dolceさんは。
ありがとうございます。写真から私の感性にあうものと合わせて出さしていただいています。
お好きなのですか?八木重吉さんが。
私はこの3年間に急に好きになりました。
花はなぜうつくしいか
ひとすじの気持ちで咲いているからだ
人と人とのあいだを
美しくみよう
わたしと人のあいだをうつくしくみよう
疲れてはならない

八木重吉さん、大っ好きです!!
もっともっとたくさんご紹介下さい♪
このひとの詩は、このひとの魂の純真さと清らかさそのもの
だと思います。
「社会の中で、ひと固まりの雪のようなひと」、だったかな
うろおぼえであれなんですが、どなたかが重吉さんを評して
言ってました。ピッタリな表現だと思います。


秋が くると いふのか
なにものとも しれないけど
すこしずつ そして わづかにいろづいてゆく
わたしのこころが
それよりも もつと ひろいもののなかへ
くづれて ゆくのか



日がひかりはじめるとき
森のなかをみていたらば
森の中に祭りのやうに人をすひよせるものをかんじた
さるすべりをみたらば
たくさんに
いい花がさきみだれていた
紅くて
そっとわたしの肩をたたくやうなきがした
蟲が鳴いてる
いま ないておかなければ
もう駄目だというふうに鳴いてる
しぜんと
涙をさそわれる
やさしさ
謙虚な心
すなほな信仰
それは浅くても尊い
今日

瞳を輝かし
今日一日をありがたいとおもって暮らそう
自らを怒り
他人を怒り
また
他人を 怒っては
みずからを 怒る
かくて
わたしは 作る日無く
寂しい
何はともあれ
私は死ぬる瞬間まで
生きる!という努力を捨てない
ほんとうに
自分の心に
いつも大きな花をもっていたいものだ
その花は他人を憎まなければ蝕まれはしない
他人を憎めば自ずとそこだけ腐れていく
その花を抱いて皆眠りにつこう




雨の音が聞こえる
雨が降っていたのだ

あの音のようにそっと
世のために働いていよう

雨が上がるように
静かに死んでゆこう


男声合唱組曲「雨」より
? 雨

作詩:八木重吉/作曲:多田武彦
でも有名な名曲です。


雨がすきか
わたしはすきだ
うたを うたおう
悲しみ

かなしみと
わたしと
足をからませて
たどたどとゆく
秋の日の こころ

花が咲いた
秋の日の
こころのなかに 花がさいた
空を指す梢

そらを 指す
木は かなし

そが ほそき
こずえの 傷さ(いたさ)


雨は土をうるおしてゆく
雨というもののそばにしゃがみこんで
雨のすることをみていたい

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