地中海の島が好きコミュのパロス島

この島には、学生時代ヨーロッパを旅行した際に友人と思い切って
立ち寄りました。

古代ギリシャやローマ時代が好きな私にとって、「地中海」と言う言葉の響きが
たまらないのです。
この島は、ギリシャVSペルシャ戦争でも歴史に登場します。
映画「３００」の時代ですね・・・

ミコノス島とサントリーニ島のほぼ中間に位置して、
当時（四半世紀以上前・・汗）はミコノス島が一番人気でしたが、
何にでも反抗していた学生時代で、「誰も行かないとこの方がいいや・・」と
今から思えば変な意地を張りこの島にしたのでした。

ピレウス港からミコノス島経由で船は地中海の上を滑るようにすすみ、
パロス島に入港します。
「誰も行かない・・」どころかかなりの人が降りました・・・（苦笑）

この島の見所として港の案内板に「Valley of Butterfly」と出ていました。
「蝶の谷」とは・・・何やら魅力的な・・・鳩山弟ならずとも惹かれます。

点在する白壁の家々が、青い空に映えて、想像通りの風景でした。

港では、おばさんが手招き・・・言葉は分らなくてもその顔には
「空室あり」と書いてありました・・・

そのおばさんの民宿に泊まり、翌日「蝶の谷」へ・・・

荒れた山道を、言うことをきかないロバの背に一時間ほど揺られ、
「蝶の谷」に着きました。案内のおじさんが指差す方向を見ると、
谷間に木が生い茂っていて、身振りで「あそこに石を投げてみろ」と
言っているようです。

友人と投げてみると、一斉に茶色いものが飛び立ちます。
よく見ると蝶ではなく蛾でした。かなりの数ですが・・・
ただ、そう何度も見るようなものではなく、２ー３度投げて、
「帰ろうか・・・」ってなことになりました・・・

ただ、帰り道のロバの背中で見た地中海の夕陽・・・絶景でした・・・