民工製品運動コミュのパナソニック：ピエドラ

ピエドラ（Piedra）とはスペイン語で石を意味する。
なぜそのネーミングになったのか、、、、
ってことで、妄想劇場スタート。

このテレビを開発に至った背景には、ブラウン管余りという状況があった。Action８というパーソナルテレビをパナソニックが発売したが、これの売れ行きが悪かったらしく、ずいぶんとブラウン管が余ってしまったとか。

そこで、開発者は、そのブラウン管のモックアップを自宅へ持ち帰り、新しいデザインのテレビを思案した。

８インチのサイズだと、そのテレビは手の届くところに置かれる。そこで、ボタン類は緩やかなカーブを描くように配置され、指がかかりやすいようにくぼみを付けた。
また、側面のカーブは小脇に抱えた時に心地よく体にフィットして落下を防いでいるのかもしれない。

また、このテレビには、カラールーミング機能なるものがあり、マゼンタ、ブルー、グリーンの照明代わりになったりする。おそらく、第２期まではリモコンがなかったこと、そしてあのデザインから想像するに、就寝時に手元に置くだろうと予想したのではないだろうか。だからこそ、照明代わりになる機能を備えているのではないか。

部屋のあちこちに持ち歩くだろうということは、オプションの品揃えを見ても分かる。伸縮式のアンテナが付属し、５メートルのアンテナコードを内蔵した電源ケーブルも発売されていたのだ。

そして、ピエドラというネーミング。

おそらく「どこにでもある（転がっている）」ような存在にまで、テレビのあり方を日常化したかったのだろう。

８インチは都合４期まで製造された。
１～２期は、リモコンなしタイプ。カラーは全部６色。
３期は流線型ボディにとってつき。スピーカー付きのリモコンが付属する。カラーは３色。
４期は１～２期の形を想起させつつ、とってが収納されたり、イヤホンジャック付きのリモコンが付属する。カラーは４色で、うち２色はフラッシュカラー仕様でパナレーサー（ロードタイプの自転車）に似たカラーリング。