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マルセル・モースコミュの論集『人というカテゴリー』−モースの自己、人格概念をめぐって−

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マイケル・カリザスらの論集『人というカテゴリー』は、モースの自己、人格、パーソン、セルフなどなどのカテゴリーの共時的な曖昧さをめぐって繰り広げられている論集で、最初にモースの半ば進化論的な人格論の論文が載せられ、それを巡って色んな分野の人が批判的議論を展開しているという形式をとっています。

モースの自己概念は・・・それぞれ「自己」という言葉で表してはいませんでしたが、この本で重要な糧になることの一つは、人間の「自己」にまつわる様々な言葉、思想家のだけでなく地域的な言葉も含めて、それらの概念は互いに微妙にズレていて、どれが真の正しい概念とも言いがたい、だから英語だけでなく日本語に翻訳するにしても、むやみに訳さず現地の言葉の発音のまま訳す方がいいだろう、という翻訳の問題にまつわるものです。とはいえ、こう踏まえた上で、まずフラットに分かりやすくモースの論旨を要約しますと・・・上に書いた「モースの進化論的な人格論」というのは、「関係の中で初めて意味を持つ未開人的自己から、それ自体として本質的・先天的に意味を内在させる自律的・個人主義的自己へ」という考え方です。ですからモースもここで「自己」ではなく、パーソン、ペルソナ、ペルソナージュなど色んな言葉を使ってたと記憶してますが、今思い出せる限りで約すとこんな感じになると思います。

私自身はモース自身というより、この論集に寄稿している他の著者に読むべき人がいるのでついでで読む感じなのですが、まぁ「モース以後」という感じで、モースのあと何人か個人的に引き抜いて要約していこうと思います。

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