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なまこ壁コミュの緊急:「旧南豆製氷所」に解体の危機

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緊急の出来事なのでトピを立てさせていただきます。(重複しないようにしながらマルチポストさせてもいただきます)

静岡県下田市にある「旧南豆製氷所」が解体の危機にあります。1923年に立てられた石造建築(地元産の伊豆石)です。全国に文化財は数多くありますが、石を積んで作られた建物(井戸とか埠頭とかはあります)は多分これだけではないかと思います。

2007年に国指定の文化財となりましたが、所有者(個人)が文化財登録の取消を下田市に求めました。解体して更地にするか、更地にすることを前提とした転売目的のようです。

「旧南豆製氷所」は建物として貴重なだけではありません。製氷と言う「富国強兵」とは無縁の産業遺産であり、大正期に地元資本だけで設立され2003年まで一貫して製氷所として機能してきました。「遠洋漁業」特に、鰹漁はこの製氷所がってこそ今日の隆盛を築いたとも言えます。

文化財保護法第56条の二の三の第2項には「文部科学大臣は、登録有形文化財についてその保存及び活用のための 特別の措置を講ずる必要がなくなった場合その他の特殊の事由があると きは、その登録を抹消することができる。」とあります。つまり、文部科学大臣が南豆製氷の登録を抹消するという ことは、「南豆製氷が保存及び活用のための特別の措置を講ずる必要が なくなった=残しても意味がない建物になった」ことを国が認定することを意味します。この逆のお墨付きはかなり決定的です。

文部科学大臣は、基本的に県からの申請を受けて決定する形を取り、県 は市からの申請を受けて国へ上申するという形を取ると思います。だか ら、現時点では市に対して<市民等の多く>が<切実に>「登録抹消を しないでほしい」とう意志を示す必要がある思います。はがき作戦は有効だと思います。

市も県も国も一度登録した文化財の抹消を望まないはずですが、建物の劣化が激しく自分では維持管理が出来ないなどの理由で所有者が強く登録抹消を希望する場合には、それを認めざるを得ないのではないかと思います。しかし、それを市民等が強く反対している場合は、登録抹消の手続きを進めにくいはずです(そもそも登録抹消を国が簡単に認めてしまうようであれば、文化財登録制度そのものが成立しなくなってしまいます。市民等の声は力を持つと思います。)。

止められる可能性がどれくらいあるのか分かりませんが、今は皆がやれる形で「登録抹消をしないでほしい」という声を広げるしかないと思います。

とりあえず、この情報を心ある方にお伝えください。できれば、下田市、静岡県、文化庁などに登録取消に反対し、保存を求めるハガキを送って下さい。

「大正十二年(一九二三年)雑忠家が創業したと伝えられている。当時は伊豆製氷冷蔵株式会社でしたが、昭和三十一年より南豆製氷株式会社となりました。建物は対象の面影を残し、地元産の伊豆石をふんだんに使い造られました。一部木造二階建てで延べ面積六百六十平方メートルあり市内では、伊豆石を使った最大の建物でです。内部は製氷室と冷凍室からなっており製造した氷の保存を考慮した断熱構造となっています。八十年間に渡り下田の漁業を支えてきた歴史的な価値が高く、長い間、下田市民はもとより来街する観光客等に対し、下田のイメージを示す重要な存在として認識されてきた貴重な建物です。」


南豆製氷+INFO&EXCHANGE
 http://nanzu.exblog.jp

南豆製氷応援団 活動記録ARCHIVE
 http://www.geocities.jp/yuebing99
下田まち遺産連携会議サイト
 http://smrk.exblog.jp
なんずねっと
 http://groups.yahoo.co.jp/group/nanznet/

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