moving （movies and musicals）コミュのゴヤの名画と優しい泥棒

THE DUKE

ロジャー・ミッシェル

ジム・ブロードベント/ケンプトン・バントン
ヘレン・ミレン/ドロシー・バントン
フィオン・ホワイトヘッド/ジャッキー・バントン
アンナ・マックスウェル・マーティン/グロウリング夫人
マシュー・グード/ジェレミー・ハッチンソン
ジャック・バンデイラ
エイミー・ケリー
シャーロット・スペンサー

　1961年にイギリス中を巻き込む大騒動となった、ゴヤの名画“ウェリントン公爵”盗難事件の驚きの顛末をジム・ブロードベント主演、ヘレン・ミレン、フィオン・ホワイトヘッド、マシュー・グード共演で映画化した実話コメディ。正義感にあふれた名もなき元タクシー運転手によって引き起こされた前代未聞の大事件をめぐる優しき真相を、ペーソスとユーモアを織り交ぜ軽妙な筆致で綴る。
(by Allcinema)

ゴヤの名画と優しい泥棒　

まさかの実話。理想主義で社会人としてはアレな夫（J.ブロードベンド）と
厳格で口煩い妻（Ｈ.ミレン）、最初はウザかったのに、いつの間にか好感度アップ！　
息子さんのおかげ

　省エネ的確弁護のＭ.グードも良き。

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ネタバレ

面白かった。
ほんとに、優しい泥棒だった。

絵画を盗んだ真犯人は息子さんだったんだね。
母親への告白は嘘かと思ったら、本当だった。

確かに、盗んでいる場面でチラッと見える
ズボンの裾に違和感を覚えたし、
長い梯子を登る運動神経にも、
身軽過ぎてびっくりしたけれども。

なるほど、そういう仕掛けだったのか。
父親に協力的な、よく出来た息子だと思ったら、
父親の方が協力者だったのか。

ジム・ブロートベントとヘレン・ミレンが演じた夫婦、
両者とも、かなり癖のある人物なんだけど、
息子が犯人と分かった辺りから、しっかり好感度アップですよ。

最初は、口煩い感じとか、
理想だけ高くて社会人失格のところとか、
うざかったのに。

そして、家族に影を落とすマリアンの存在。
自転車事故で若くして亡くなった娘の存在。

リビングに飾られた写真。　
しこりとなった過去。

･･･『許された』ってことだよね。

裁判は、陪審員制度ならではの？粋な判決で、
額縁のみ有罪で3か月の服役。
あとは無罪v

そして、70歳以上は無料なBBCも粋ではないですか。
日本は…?

仲裁で、国連がやってくるとか、
色々な皮肉もラブリーでした。