moving （movies and musicals）コミュのフェリーニに恋して

In Search of Fellini

タロン・レクストン

クセニア・ソロ
メアリー・リン・ライスカブ
エンリコ・オエティケル
パオロ・ベルナルディーニ
マリア・ベロ

イタリアを代表する映画監督フェデリコ・フェリーニの作品に魅了された少女が、憧れのフェリーニを探してイタリアを旅することで成長していくさまを、フェリーニ作品へのオマージュや、ローマ、ベネチアなどイタリアの美しい都市の風景とともにファンタジックに描いたドラマ。
(by eiga.com)

＜フェリーニに恋して＞
映画の中に迷い込んだような気分になれる作品☆
絵葉書みたいなイタリア観光地の風景や、
「わたしはロランス」のようなカラフルなパーティー場面に、
フェリーニ作品にデジャヴする人々。
映画鑑賞してるルーシーの表情に共感！

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フェリーニのことは、フェラーリと見間違えるくらいよく知らなかったので、
とりあえずWikipediaにてささっと予習。

そしたら、「道」というタイトルは知ってたけど、原語だと「ストラーダ」なのかとか、
「ドルチェ」は、デザートという意味かと思っていたが「甘い」という意味でもあるのかとか、
色々と知ってる単語のまめ知識まで手に入れられて楽かった。
ちなみに、主人公のルーシーは、イタリア語だとルチアで光という意味でした。

ということで、とりあえずイタリア語のお勉強終了（あれ？）。

で、この作品、予想を越えて気に入ってしまいました。

ルーシーは、フェニーリを探しにイタリアへ行くんだけど、
フェリーニは、この作品の設定では存命していないのだろうと思いつつ観てました。
調べたら、フェリーニの没年は1993年なので、存命設定だったのかな？

それはともかく、彼女の訪れる場所そのものが彼女の好きな映画の中のような雰囲気で
「も、本人に会えなくてもかまわないんじゃない？」という充実感（笑）。

そうそう、映画をのめり込むように観ているルーシーの姿も良かったんだなぁ。
うんうん、映画っていいよねーって感じで。
自分も、こんな風に映画を観てるかもしれないなーって。

幻想と現実が入り混じる、ありえない展開も成立する不思議な世界。
その場所を知っていれば、逃げ出したい現実にだって立ち向かえる。

うん、そんな気分になれました。