moving （movies and musicals）コミュのDearダニー君へのうた

DANNY COLLINS

ダン・フォーゲルマン

アル・パチーノ/ダニー・コリンズ
アネット・ベニング/ メアリー・シンクレア
ジェニファー・ガーナー /サマンサ・リー・ドネリー
ボビー・カナヴェイル /トム・ドネリー
ジョシュ・ペック /ニッキー・アーンスト
メリッサ・ブノワ/ ジェイミー
クリストファー・プラマー /フランク・グラブマン
カタリーナ・キャス
ブライアン・トーマス・スミス
スコット・ローレンス
マイケル・パトリック・マッギル
ニック・オファーマン
ジゼル・アイゼンバーグ
キフ・ヴァンデンヒューヴェル

アル・パチーノがジョン・レノンからの手紙を受け取ったことで
自らの人生を見つめ直すベテラン大物ロック・ミュージシャンを演じるヒューマン・ドラマ。
「カーズ」「ラブ・アゲイン」の脚本家ダン・フォーゲルマンが、ジョン・レノンが
新人ミュージシャン宛てに書いた励ましの手紙が、数十年後に本人に届いたという実話を
ヒントに脚本を書き上げ、監督デビューも飾った。（by allcinema）

ちょいねたばれ

凄く良かった！
なんだろ、みーんなカッコイイんだな。

主人公ダニーは、惰性でロックスターをやってる感じかと思ったけど、
カリスマ性があるのは確かだし、現役で有名スター。

トークが軽妙で、財布の紐が緩いところも魅力的。
学生バイトのドアマンへのチップが100ドルとか、
100ドル札がなかったので車あげちゃうとか、
孫に学校をプレゼントするとか、
トイザラスのおみやげ買占めとか、まーいろいろ。

マネージャーとのアルコール絡みのエピソードで、
ちょっと変わり者だけど、とっても善い人なんだなー、と分かる。

そうなると、ちゃらちゃら部分が、減点じゃなくて加点対象になるんだな。

そんな彼が心の片隅で気にしていたことが、
ジョン・レノンからの手紙を手にしたことでミッションに変わってしまった感じ？

新曲を書くのと、息子に会うのが、同じくらい重要というのが面白い。

プライベートなコンサートで新曲を披露しようとしてたけど
結局、やめてしまった場面は、怖気づいたというのもあるだろうけど、
人を喜ばせようという彼の性質が、あーいう反応になったのかなとも。

自分の主張を通すより、他人の望むものを与える姿勢、みたいな。

彼がロックスターとして成功してるのは、
なんだかんだ、彼がいい人だからなのかなーって気がした。
そういうのがパフォーマンスに出てるという感じ？

彼の周囲の人々もそれぞれ魅力的。

ヒルトンホテルのマネージャー、アネット・ベニングは、
ビジネスモードとプライベイトモード使い分けが、
ほんとにスマートで、憧れちゃう♪
バイトの若者達も可愛かったし。
ま、あの時点では、有能ではなかったけど。

ジョン・レノンの歌がたくさん使われてたな。
全体的に、優しい雰囲気。

ところで主人公の名前は、
ダニー・エルフマンとフィル・コリンズを合わせたような名前だな、
（でも、彼らとは何も関係なかったような気がする。）