moving （movies and musicals）コミュの８月の家族たち

AUGUST: OSAGE COUNTY

ジョン・ウェルズ

メリル・ストリープ/ バイオレット
ジュリア・ロバーツ/ バーバラ
ユアン・マクレガー/ ビル
クリス・クーパー/ チャールズ
アビゲイル・ブレスリン/ ジーン
ベネディクト・カンバーバッチ/ リトル・チャールズ
ジュリエット・ルイス /カレン
マーゴ・マーティンデイル/ マティ・フェイ
ダーモット・マローニー/ スティーブ
ジュリアンヌ・ニコルソン/ アイビー
サム・シェパード/ ベバリー
ミスティ・アッパム/ ジョナ

　トレイシー・レッツによるピューリッツァー賞＆トニー賞Ｗ受賞の傑作舞台を、
実力派豪華キャストの競演で映画化した群像コメディ・ドラマ。父親の突然の失踪をきっかけに、
オクラホマの実家で久々に顔を揃えた母親と三姉妹が、互いに衝突しながら繰り広げる濃密な
愛憎の行方を描く。（by allcinema）

重大なネタバレあり

うわわ。これって舞台の映画化なんだよね。
これは、内容そのものよりキャストの演技合戦を
楽しむタイプの作品ではなかろーか。
キャストは素晴らしく、そういう意味では満足。

でも、これでもか！ってくらいの言い争い。
途中で胃が痛くなりました。。

声を荒立てなかったのは一人しかいなかったような。
ま、その一人も、がんばって声を張り上げたことはあったけど。

それが、ベネさん演じるリトル・チャールズ。
実は、主人公の母親の姉妹と旦那の不倫の子供。
もちろんそれはトップシークレット。
ただ、口にださなかっただけで、当事者はお互い認識してたっぽいけどさ。

リトル・チャールズ、この作品のオアシスでしたよ。
ピアノを弾きつつ歌ったり、テレビを見てたりの姿に癒されました。

彼が自分の出生の秘密を知ってるっぽい雰囲気はなかったな。
ぼーってしてたし、従姉妹と付き合ってたし。

最初は、両親に複雑な子供と言われてたし、
実は実の父親の葬式に、目覚ましをかけ損ねて遅刻してたな。

ぼさぼさ頭でバスから降りてきて、父親に櫛を渡され髪をセット。
失敗した息子を励ます父親に、『あいらぶゆー』を返す息子、
なんて仲の良い親子なんだー、無理あるぜ～とほのぼのしてたら、
実は血が繋がってなかった２人ってオチか。
その距離感が過剰な愛情を生み出していたのか。

叔父さんの死を嘆いている様子や、ちょっと知恵遅れぽい雰囲気も、
実は伏線だったのかもね。

なんか複雑ー。

でね。

控えめな次女と彼がニューヨークに行くことを世界を宣言しようとしたら、
そこで母親が暴露。
知ってたってことと、自分の元に残って欲しいからだろうね。

でも、次女は結局ショックで出ていっってしまい、
長女も、その後の父親に関する暴露話で家を出ていってしまう。

最後の長女の微笑みは、母親のがめつさに対るすあっぱれな賞賛って
ことなんだろうか・・・。

とにかく、鑑賞後の疲労感はパンパなかったです。