ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

フルート・クライスコミュの[音作り・基礎練習] 相談室

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「音作り」は最大の難関、関心事ですね!
だって、音が自由になればどんな難曲もどんどん来い!ですから。

悩みでも、思うことでも、何でも気軽に投稿下さい。
皆さんで語らいましょう。

難しいと感じる問題には私が相談にのりますよ。

コメント(19)

メッセージに甘えて質問させていただきます。
まだ笛を吹き始めて1年の初心者なのですが、
音色について質問させてください。

フルートのアルバムでは、ゴールウェイさんに代表される
倍音を豊富に含む賑やかな音(?)を良く聞きます。
賑やかな音の出し方は最近少し分かりかけてきたのですが、
オーケストラで良く聞く澄んだ透明な音の出し方が良く判りません。
どうやっても賑やかな音かホケーと締まりの無い音になってしまいます。

どうすれば澄んだ透明な音が出せるのでしょうか?
それとも、オケの中で聞くから澄んだ音に聞こえるのでしょうか?
初心者の脈絡のない質問ですがよろしくお願いします。
メッセージありがとうございます。

ベルリンフィル在団中も、ゴールウェイはあの音で吹いていましたよ。もちろん、ソロの時のような吹き方と違う事もありますが、ゴールウェイなりにその時の音楽に最適と思われる音色と、「良く溶ける音楽的な音程」で演奏できていたため、オケの中でも美しい透明感のある響きを実現していました。

オーケストラのような合奏の中での演奏は、音量などのバランス、主たる旋律や全体の響きとの音程が大事になります。この時の音程とは、チューナーで合っているかどうかとはちょっと違います。響きの中で、チューナーで計った音程よりもほんの僅かに高めだったり低めだったりした方が美しく響く音程というものがあります。これは、それぞれの調によって違うので、同じ音でも役割が違ってくるため曲によって音程が違ってきます。調の理解、そして、僅かな音程の差を聞き分けられる「耳」を養成しなくてはなりません。

ですから、ゴールウェイのような派手な音色の持ち主でも、カラヤン=ベルリンフィルという、世界の頂点のような職場でも立派に務まっていたわけです。

また逆に、ゴールウェイの前の世代のツェラーのように、五線の中(低音から中音にかけて)の音程が悪くとも、カラヤンの下絶大な信用を築いた笛吹きもいます。彼の独特の音色感では、少々音程が悪くとも音楽的だったのでしょう。合奏の中の奏法は奥が深いですね。
てんし様

透明な音に聞こえるのは音程と音量が周りとバランスしているからなのですね。
音楽を奏でるには勉強が必要だというだということ勉強になりました。

私はイシュテバン ケルテス指揮の楽器が目一杯歌っているように感じる
シンフォニーが好きで60年代のオケを良く聞くのですが。
この頃のフルートの音色がやはり今とは少し違うように思えます。
ひょっとすると、歴史的に何か違いがあるのでしょうか?
キラクさん、

録音の場合は、その録音状態の違いが大きいので、単純な比較は出来ませんが、楽器そのものの設計思想や材質の違いも大きいと思います。

楽器演奏は、概ね、明るく大きく、という方向で発展してきています。20世紀初頭の、特に弦楽器などのポルタメント多用の甘い演奏から、20世紀後半では(その反省?反動?)非常にメリハリのある硬質の音色(特にピアノ)の演奏が多く見受けられました。世相を反映していると言えると思いますが、歴史といえば歴史ですね。

フルートの奏法そのものは、その時々で正しいとすることに多少の違いはありますが、大きな流れとしてはあまり違わないと思っています。
はじめまして。

私も質問でございますがよろしくお願いいたします。

あまり練習できているとはいえない者ですが、アンプシャーについてでございます。

吹いていてどおしても息穴に吹き込む息が広がってしまいます。アパチャーを狭くするワンポイントをどうかご教示していただけると幸いでございます。冬場などでは頭部管につく蒸気で息穴から真ん中下に向かってが理想的でしょうが、私の場合、両外にもれてしまいます。口が閉まりきっていないみたいです。

いろんなやりかたを試してみたのですが(たとえば、モィーズ先生みたいに左にずらしてみたりとか・・これは極端ですけど。頭部管を内向きとか、外向きにしてみたりとか・・・・・。)、どうも要領をえません。

よろしくお願いいたします。
パゲさん、こんばんは、初めまして!

思うような音が得られないとき、目で見える物に原因や解決を求めてしまいますね、気持ちは良く分かります。しかし、今回のご質問のように、息の曇りの形を確認し矯正しようとしても上手くいきません。それは、人間は自分の体を細かく意のままにはコントロールできない生き物だからです。大雑把にしかコントロールできないのです。また、表面的な事象を変えようと思っても、その原因や根源に迫らなくては欠点を変えることが出来ないのです。

ご質問には、息の曇りの観察から息が広がってしまうという事ですが、実際に特に何にお困りでしょうか。それが分かればより具体的な解決方法が見つかることでしょう。

さて、古くからあるテキストの記述には、息は歌口よりも細く、エッジから細長い三角形状に曇りが出来れば息は概ね正しい、と書かれています。しかし、その形を追い求めても上手くいかないのは上に書きました。そして、曇りの形とは「結果論」なのですよ。ある人が鍛錬し研鑽を積んで良い音を得られたら「そのようになっていた」、訳です。重要なのは、息の形を追い求めたわけではなく、他の事柄に注意していたら曇りが細長い三角形になっていた、のです。

フルートは息のスピードと向きを変えて音を作る楽器です。特に、息のスピードは切実です。速い息を獲得したい。その為の方法はたった一つ、唇の息穴とフルートエッジとの距離を縮める、これしかありません。これは、同じ息でもエッジが近ければ「相対的に息のスピードは上がる」と言うことで、言い方を変えれば、距離が近付けば軽くリラックスして吹いてもスピードの速い息が得られる、と言うことであり、理想型なのです。

その為には、下唇と顎との間の窪みにフィットするように当てる・・・ほとんどの人の大抵の場合、低すぎる位置だ、と感じる・・・下唇を押しつぶし薄く使う工夫をする、が求められます。下唇では歌口がどこにあるのか分かりません。分からなくていいのです。下唇で歌口の手前を探り、当てると、リッププレートは唇の上に乗り過ぎコントロール性を損なってしまいます。そして、距離が遠くなりスピードを維持できません。高い音など息のスピードを要求される音では、唇をすぼめて息穴を細くし息のスピードを上げる、こう習ったはずです。しかしそれは、大抵の状況で誤りです。なぜなら、息を細くしてしまっては音色が変わってしまうからです。同じ音量で、同じ音色で、どの音域でも、自由に、思う音で、演奏できなければ意味がありません。従って、唇を締めて息を細くする奏法は、最後の最後の手段と言うことになります。

アンブシュアに関することは、フルートの奏法の全てに関わってきて範囲がとても広いです。より具体的な内容がありましたらまたご質問下さい。「なんでも質問箱」にも同様な質問がたくさんありますから是非検索してみてください。
http://fl-qa.flutekreis.com/

てんし先生。

ご返事遅れてしまいました無礼千万何卒お許しください。

なぜ遅れてしまいましたかと申しますと決して忘れていたわけでもなく、ご返答に窮したからにございます。正直申しますと自分にとって納得できる解答ができなかったからにございます。このような事由でございますので経過報告として書かせていただきますること何卒ご容赦ください。

>古くからあるテキストの記述には、息は歌口よりも細く、エッジから細長い三角形状に曇りが出来れば息は概ね正しい、と書かれています。しかし、その形を追い求めても上手くいかないのは上に書きました。そして、曇りの形とは「結果論」なのですよ。

結果論とは申せ、幾分か先生のお教えにより改善できました。(アパチャー狭くの件ですが)以前のアンプシャーは両横にひっぱりすぎていたみたいです。

>その為の方法はたった一つ、唇の息穴とフルートエッジとの距離を縮める、これしかありません。これは、同じ息でもエッジが近ければ「相対的に息のスピードは上がる」と言うことで、・・・・

頭部管を以前よりさらに内向きにすることにより変わったと思います。(あるいは、変わったと思ったのは自分の思い込みでしょうか?)

なぜ、疑問に思いアンプシャーを変えなければと思いましたのは、某楽器屋でゴールウェイさんの著書(抜粋らしく、題名は忘れましたが奏法だけを集めた本みたいでした。)を立ち読みしたのがきっかけです。そこに、今回の問題が書かれていたからにございます。

しかしです。やればやるほどわからなくなってきましたのも事実です。

具体的に、悩み、問題点を羅列していきますとたくさんでてはきます。今の自分がだしている音に納得ができなかったからにほかありません。

ちなみに、私の好きなフルートの音色は、ゴールウェイ、ニコレさんのような音です。あまり、楽器をさわれる時間がございませんが、ほんの1ミリでも似た音をだせたらとか悩むうちにご返事が遅れ、なおかつわからなくなってしまったのでございます。

何を報告したかったかわからないような拙い文面になりました。私のまだかたまっていない思いを報告させていただきましたこと何卒、何回も書いてしまいまいたがお許しください。
もうひとつのご報告を書き損じました。

先生のホームページの掲示板すべて目を通させていただきました。

じつは以前から、存じてはおりましたが、開き方がわからず(今はわかりましたが・・)ここにて、書かせていただいた次第でございます。
パゲ さん、

悩みはたくさんあるのが普通ですね。でも、それらの問題を一つ一つ確認していくと根源は同じ事柄であることが理解できていきます。文字だけの説明は難解ですが、大切なのは、正しいことを意識する・注意する、と言う思考です。見た目の形は分かりやすいのですが、人間は不器用なので大雑把な事しか出来ず、アンブシュアのような微細で細かいことは意のままに動かせません。

唇を横に引きすぎるのは力みにつながりますので注意が必要ですが、私が日頃言っている「距離を縮めるために下唇と顎を突き出す」を意識すると、同時に少しは唇も横に引かれます。重要なのは、横に引くという意識が皆無、という点です。それなのに唇が横に引かれてしまうのは音を出すために必要だからです。必要最小限のことは体が勝手にやってくれます。その上で、正しい「意識」が重要になってくるのですね。

ゴールウェイの記述も(具体的にどれのことかは分かりませんが)、最初からその形や吹き方を目指していたわけではなく、具体的で理想的な音のみに向かっていったはずです。その音に向かうため試行錯誤していくうちに現在の奏法に辿り着いた、と言うことでしょう。それを防備録のように生徒に伝えるわけですが、目指す側の生徒としては、練習方法や考え方に注意が必要になってくるわけです。

例えば、この音からこの音への跳躍でが上手くいかない、等、部分的な事柄でも良いですから、今後は出した音の具体例を教えていただけると分かりやすいかも知れません。

どうぞ気軽にお付き合い下さい。
お気を使いすぎませんようお願いします。
てんし先生。

お教えまことにありがとうございました。今、現時点におきまして私は多くは書きません。ただ、

>唇を横に引きすぎるのは力みにつながりますので注意が必要ですが、私が日頃言っている「距離を縮めるために下唇と顎を突き出す」を意識すると、同時に少しは唇も横に引かれます。

以上のお教え、誠に私にとって響きました。当面は、と申しますか今後このお教えを守り音作りに励ませていただきたく存じます。
てんし先生、お久しぶりです。

実は、東京のイベントが終わってから2週くらい経った後、教えて頂いた当て方がわからなくなっていました。くぼみに当てると思いながらも、今までに近い位置で当てていたのです。そんな時、ちょっとした遊び心で思い切って「音が出そうもないほど下に」リッププレートを当ててみると、あら不思議。意外にもとても良い音が出たのです。そこから試行錯誤を重ねると、内側に向きすぎていた歌口が、ほぼ真上の状態で楽に演奏できるようになりました。それに、音色が明るくなり、音の立ち上がりも軽く粒立ちが良くなりました。ご指導頂き、本当にありがとうございました。

また、先日、中学生にフルートを教える機会がありました。その際、「くぼみに当て、下唇を薄く使う」アンブッシュアを教えたところ、特に、唇が厚い生徒さんには効果的でした。音が楽に響くようになり、今までとは明らかに音色、音量が違いました。その生徒さんだけでなく、その場にいた全員も目を丸くしていました。人に教えることは、理論を確認するという意味でも大変勉強になりますね。

と、このように、イベントが終わってから色々と悩んだりしましたが、結果的には自分の音も良くなったし、人の役に立つことができました。更に、フルートを吹くのがとても楽しくなりました。てんし先生、またイベントに参加したいと思いますので、その時はよろしくお願い致します。

長文失礼しました。。。。
Lovely♪さん、

イベントへお越し下さいましてありがとうございました。
"例の当て方"は、仰るとおり、勇気を出して(笑)思いっきり下に当てないと上手くいかないんですよ、でも、良好な結果が得られて、おまけに指導にも役立てて貰えて光栄です。

分からなくなったら質問コーナーでお待ちしていますよ。
来週ハイキングがありますけど、ご一緒しませんか?(笑)。
>てんし先生
お誘いありがとうございます。

しかし、その日は無理そうです。暇と時間さえあれば、絶対に参加するのですが…。片道四時間は、ちょっとキツイたらーっ(汗)

昨年の顔ぶれからすると、今年もまた楽しくマニアックな会になりそうですね。またクライスの方とご一緒させてくださいねるんるん

あ〜残念ですドクロ
デジママさん、こんにちは!

調の意識は、吹いているときにどういう思考になっているかが重要なんですよ。譜面を、ドレミファ、と思っているのか、譜面面を見て運指を探しているのか。。。

もちろん!ドレミファ、と読んでいなければなりません。頭の中で文字化し手いつ必要があります。往々にして、知らず知らずのうちに譜面という"絵"を見て運指を探しています。

何調であろうと、調号がどうであろうと、ドレミファだったら「ドレミファ」です。その音のどこに、シャープなのか、フラットなのか、が、いくつ付くのか、と考えるわけです。

このように正しく認識できれば、長調も短調も難しさに差がありません。短調を難しいと感じる理由は、単に長調の方が慣れているということ、短調の仕組みがまだ不明瞭である、この2点だけです。

例えばgis-moll。
ファドソレラ、の5つの音に#が付く調です。主音はgisですから、導音は「ファ」です。何が付こうと、【ファ】です。

gis-mollの「ファ」にはそもそも#が付いていますから、導音にするために臨時に半音上げなくてはならない。この場合、ファのシャープが基本ですから、ファのシャープに臨時に#を付けなければならない。つまり、ファのダブルシャープです。この時、「あ、ソと同じか」と思った時点で調判断は不可能になります。ソでは無く、「ファ」だからです。音の読み替えは、著しく読譜力の低下を誘います。

あとは、基本・前提ですが、30の全ての調を丸暗記することです。丸暗記ですから理論はありません。調が分かってれば譜読みにかかる時間を半分以下に短縮することが出来ます。

イベントで配布した資料の、16ページ以降をご覧下さい。
rin さん、おはようございます。

矯正をしながらフルートを吹いている人はたくさんいらっしゃいますよ。もちろん、器具がこすれたり、口内炎との格闘も覚悟しなければならないと思いますが、全く吹けないということはないようです。普段通りの音を出せている人もいます。

矯正は2〜3年と時間がかかりますが、終えてしまえばあっという間、との感想を持っている人もいます。矯正して素直な奏法になるのなら、3年の時間も価値があるのではないでしょうか。因みに某フルート楽器店の店員さんも矯正をしていますね、大丈夫そうですよ。

ログインすると、残り4件のコメントが見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

フルート・クライス 更新情報

フルート・クライスのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング